にゃー🐈 ニャロです。
日本全国の農民が、種まきとか土耕したり苗植える春、日本の中央銀行の新総裁が就任したじゃんね。
っていっても、日銀は財務省の子分、財務省の親分は政権与党＝自民党と公明党。ってことは、単純に「財政赤字がいくら膨らもうが、あまり投票にも行かないしストライキも一揆も起こさない労働者庶民たちが困ろうが、大事な票田の年金生活爺婆とか企業が満足してくれる状況を維持」する方針に決まってるじゃんね。
何回見ても、僕にはウルトラ怪獣のラゴンにしか見えないラゴン植田さんだけど、
身長・体重のデータも、ウルトラ怪獣図鑑のデータとほぼ一致するし…
ってのはいいとして、「物価安定」って、例えば貯金ゼロ円の新卒サラリーマンには嬉しいと思う？全然嬉しくないはずよね。
だって、インフレで物価が上がれば企業の売上も収益も値上げによって向上するんだから、翌年くらいにはソコソコは労働者給料は上がるんだから、実は大して困んないし、ガツンと昇給したけりゃ勉強するなり結果だして昇格したり転職して給料アップすりゃいいんだから。
じゃあ「物価安定」しないと困るのは誰かって？そりゃ、まずは年金生活者の爺婆だったり、貯金で暮らしてる資産家だったり、つまり「既得権益持ってる爺婆」なわけ。そして、猛烈に自民党とか公明党とか政権与党を応援するわけ。当たり前よね。だって、心地よいデフレな世の中を変革されたら、今更就職とかできない爺婆は困るんだもん。
それに、「物価上昇」＝インフレが加速すると、貧乏な残念財務企業は困るわけよね。営業利益率が5%以下なのに銀行からの借り入れ金利が今のアメリカみたいに5%超えたら赤字になっちゃうし、「有利子負債」がウン兆円もある企業はキャッシュフローが激ヤバになって心臓停止しちゃうかも、だし。銀行だって潰れる企業に貸し出したくないし。
例えば、6.7兆円の有利子負債を背負った企業が、金利5%/年で銀行から借りたら、毎年の金利負担だけでいくらなると思う？電卓があればわかるじゃんね、小学生でも。
6.7兆円✕5%/年＝3700億円/年の利払い。モチロン、元金も返さないとアレなのに… とても従業員のベースアップとかボーナスとか払ってる場合じゃない財務の数字だと思うのって、僕だけ？
僕がオーナーの『キヤノン』みたいに、利益剰余金(企業が溜め込んだ銭)が有利子負債を大きく上回ってる企業なら、むしろインフレで金利が上がったほうが競争力があがるじゃんね。投資もできるし企業買収もできるし、優秀な人材確保もできるし。それが経済ってものじゃないのかしら？僕は文学部出身だからわかんないけど。
ヒトによるけどさ、考え方もやりかたも。結果として儲かって生き残れば株式投資は勝ちだし、損して大負けすればアレだし。
要はさ、日本の政治の仕組み的に、当たり前のことをやってるだけなのよね。政府も財務省も日銀も。投票したり献金してくれる応援団を怒らせるわけにはいかないわけよね。
そして、なにより心強いのは、金利が上がってもインフレ加速しても相対的に困らない労働者庶民が、まったく怒らないしストライキしないし一揆もテロも起こさない、ってのが、政権与党も政府も財務省も日銀も、年金生活爺婆も財務ガタガタの企業経営者も株主も、大喜びよね。ほんと、人類の弱肉強食って、精神的なものなんじゃないかって思っちゃった…
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