にゃー🐈 ニャロです。
年末に京都に一ヶ月住んだじゃん。最高だったじゃん。あれって、「直階」っていう神社でお手伝いするのに必須の神職資格をゲットするためだったのよね。
でもさぁ、ドラクエ3と一緒で。「遊び人」から「賢者」にジョブチェンジしたからって即戦力にはならないじゃん。むしろ足手まとい。
つまり、経験値稼ぎが必要ってことよね。うーん、僕って異常に賢いかも。
神社の経験値を上げるには… そんなの決まってんじゃん。神様の総本山に直接出向いて、お賽銭きっちり+ガッツリ拝礼すれば、一気にレベル50くらいまで上げてもらえるっしょ。「地獄の沙汰も金次第」って、ナムコの名作『源平討魔伝』で婆が言ってたし。
なんかね、組織としての神社庁っていうナニのアレだと、神社界のトップに君臨するのは三重県の伊勢神宮らしいんだけど、
まだ駆け出しの「賢者」、じゃなくって「神職」には、伊勢神宮はちと大物過ぎる雰囲気じゃんね。しかも、期限切れ間近のANAマイレージ使うには近すぎるし。伊勢だったら夜行バスで名古屋まで、そっから近鉄の快速で貧乏旅すればいいし。
そうなったら、あそこっきゃないっしょ。
12月を「師走(しわす)」とか、5月を「皐月(さつき)」とかって言うじゃん。言うのよ、マジで。
で、11月は「神無月(かんなづき)」っていうんだけど、なぜか出雲の国だけは「神在月(かみありづき)」っていうんだって。ええええ〜!衝撃じゃない?
「全国の八百萬(ヤオヨロズ)の神々が出雲に集まる」… なんで〜?気になる〜!多分、凄く良い温泉があったり、凄い旨い魚介や酒があったり、するからじゃないかしら?
ってわけで、今回は出雲の国に行くわよ。出雲の国≠島根県だって、知ってた?僕は知らなかったわ。
ただでさえ「島根県ってドコ?」「鳥取県と違うの?」ってマイナー県だからアレなんだけど、⬇の通り出雲大社や宍道湖や松江がある右側半分弱が「出雲の国」、残りは「石見の国」。石見銀山の石見ね。
隠岐の島エリアは別途「隠岐国」だったんだって。なんか偉そうじゃんね。
邇摩(にま)郡ってのがあるじゃん⬆、噂によると、これが明治以降に邇摩町になって、僕のひいおじいさまは町長だったらしいのよ。へーへーへー。
そんな遠い縁もある島根県に今回は5日間旅をするわけ。いつも通り、僕の旅のコンセプトは「感動のある美味しい食べ物・お酒」「源泉掛け流しの最高の温泉」「とにかくセコく、カルロス・ゴーン式コストカット」。飛行機はマイレージだから油税?720円だけ。ナイス。
レンタカーは4日間で20000円。コロちゃんスペシャル期間が終わっちゃって、価格が元に戻っちゃったわね。
小型車でレンタカーだと、最高なのはマツダの「デミオ」、欧州市場向けのステアリング・サスペンション・ブレーキそのままなんじゃないかってカチカチな感じがナイスなの。次点でホンダの「フィット」。まあ最安値=選べない、からいいんだけど。
で、羽田を離陸したANAが向かうのは、萩・石見空港。島根県の西の端っこで辛うじて生き残ってる零細空港。
「なんで出雲の国=出雲空港とか、鳥取県の西端の米子空港にしないんじゃ?!」ってツッコミをいただきそうですが、ちゃんと理由があるの。
そう、「萩・石見空港」のある益田市には、あの居酒屋さんがあるからなの。
居酒屋で呑んだくれるプロの太田さんが、「泊まりで行くべき日本一の居酒屋」ってご評価されてる、『田吾作』って居酒屋さんが益田にあるの。
さあさあ、飛行機に乗っちゃおう!
流石に1月末は旅行閑散期。一日2便しかない石見空港行きの機内搭乗率は50%弱… そりゃビジネス客も少ない路線だし。
いつも通り、道の駅お土産満載で帰りたいから、預けたゴロゴロを待ってたら、
うーむ、石見といえば石見銀山。石見銀山といえばヤマタノオロチ。
へっぽこレンタカーは、幸いスタッドレスタイヤ。なんか寒波が乾杯みたいなニュースが凄かったから、これが超ラッキーだったんだけど。
空港から20分かからず、目的地『田吾作』に到着。僻地だわ…
今日は旅程の都合でお昼ご飯なの。最終日にもう一回来る予約してるし、「お昼でも夜のメニューなんでも出せますよ」って電話で確認済だかんね。
まさに食のワンダーランドの予感。
結構、個室がいくつもあるみたいだけど、お一人様の僕は板長の真ん前カウンター。
お手頃なランチメニューもあるのね。地元のランチ客が予約無しでホイホイ来るし。
僕は、まず「お刺身定食2800円」。様子見て、アラカルトの追加行くからね。
板長のお仕事を眺めながら待つこと15分。お隣のお一人様は活きイカの造りでグイグイ日本酒呑んでて、僕はお茶。アチャー…
むむむ、お刺身の切り口がビンビンにおっ立ってて、すでに旨そう。根菜の煮物も美味しそうだし、自家製豆腐とおからの煮物、漬物も美味しそう。
じゃ、お刺身から。
うま、旨〜い!日本海のお魚さんたち、すっげー!
鯵にはうるさい僕ですが、こんな鯵を毎日食べれるなら人生鯵だけでいいわぁ。
寒ブリは迫力のお味。脂が少ない背側かしら、もの凄い筋肉。江ノ島あたりの暖水でぬくぬく泳いでるワラサとは比較ならない獰猛な食感。
スーパーびっくりなのが栄螺。栄螺のお刺身って、こんなに香りがいいの?今まで食べたのとは桁違いに旨いわ。
うーん、ご飯も味噌汁も美味しいし、煮物も豆腐も瞬殺。お腹満腹度30%。
追加は… 「揚げ出し」「栄螺のつぼ焼き」「ぶりアラ煮」。3品で勝負!
「活きイカ刺身」は最終日に食べるし、「かれい煮付」は悩んだけど、あの寒ブリのアラ煮だったら食べないと。
ふむふむ、だしに浸かったタイプじゃなくって、あの自家製豆腐を揚げたのね。あんなふわふわな豆腐をどうやって揚げるんだろ?ってか、酒の肴やん!
うほー、お料理屋さんで栄螺のつぼ焼き食べるのって、めっちゃ久しぶりかも。
本当に美味しい栄螺だわ。ワタも素晴らしく美味しいし。50個食べたい。
で、主役登場。
頭じゃん。一番好きなアラだわ。煮汁は甘めのあっさり目。目の周りとか、ゼラチンが上質で、完璧にほじり尽くして、煮汁は3杯目のご飯にぶっかけてやったわ。うはははは〜!
いやー、お酒飲まないとご飯が進むわ。お腹いっぱい、ドルチェが欲しいから、益田駅前のフルーツ屋さんへ。
美都って島根のいちごのパフェで締め。
さ、次は益田周辺の神社に行くわよ。
コメント