にゃー🐈 ニャロです。
暑くて最高じゃんね。寒々しい冷夏なんてまっぴらゴメンだもんね。
実に夏らしい夏で、毎日そうめん食べちゃうし、冷凍庫のお徳用「スイカバー」は買った日に全滅するし。
そんな激暑な8月、そろそろ地下労働リーマンたちは「お盆夏休み」じゃんね。
特に自動車地下製造業界は年三回の一週間超の短期休暇だから、色々計画してんだろうけど。
僕は、日本での夏休みは、必ず自宅で夏休みをエンジョイしてたわ。
サーフィンと釣り、ワイキキビーチと同格の鵠沼ビーチがマイ中古ホームからママチャリ号でチョイチョイなんだもん。
羽田からハワイまでだと、直行便で8時間。搭乗手続きやら空港までの移動、待ち時間、お盆休み空港の大混雑、時差が19時間。それを往復してたら、もう夏休みの一週間終わっちゃうじゃん、ハハハハ。
でさ、鵠沼ビーチの波が悪かったり朝寝坊した日は、キンキンに冷やした南イタリアの白ワインとかハンモックで舐めながら、使い途のない夏のボーナスの投資先を、じっくり研究分析するわけじゃんね。
普段は毎晩残業だったり、海外との電話会議や出張だったり、KPI達成のプレッシャーで脳ミソおかしくなってるから、まともな企業分析なんて難しいもんね、ね?
え? 「テレワークの会議中とかめっちゃ暇だから、企業分析や株価チェックできるじゃん」って? やっべーなぁ…
今時の大手企業の人事部と情報システム部がIT企業と連携して、ノートパソコンのWEB閲覧履歴だけじゃなくって、稼働状況や操作頻度、エグいとノートパソコンの搭載カメラでテレワーク勤務状況をモニタリングしてたり… 自分が経営者だったら、そんなことしない? 部下や社員は全員真面目にテレワーク勤務してると信じちゃう? … 嫌なIT時代よね…
まぁまぁ、余程の問題社員じゃなければ、厳重注意か懲戒処分でも一番軽い「警告」くらいで済むかもしんないから、とことんサボってみてもおもろいじゃんね。最悪『ビズリーチ』とかもあるし。
それはいいとして、「企業分析」。僕みたいに、「基本的に損切りはしない、『波待ち』投資」スタイルだと、「企業分析」と「買うタイミング」が最重要なの。
「値上がり必須」とか「今買うべき上昇銘柄特選20」みたいな笑える「馬券予想屋さん」的なのは論外として、僕は「株式投資」=「企業のオーナーになる」ことだって考えてるもんで、企業分析の前提がひっくり返るような大事件(リコール隠しとか品質不正とか粉飾決算)とか、技術革新でフィルムカメラがデジカメになったり、ポケットベルがスマホになったりしない限りは、僕は「損切り」しないわけ。
株主=責任ある企業オーナーなんだもん。アメリカ中央銀行FRBが利上げして、景気悪くなりそうだって程度で自分がオーナーの会社を売ったりしないじゃんね。
僕が得意というか、しっくりくる投資先選びは「企業の実力よりも明らかに株価が3割以上低いと分析した場合」と「その企業のビジネス収益が今後大きく成長する見通しが予測できて、かつ株価にまだ反映されてないと分析した場合」。勿論、配当金も株価同様に経済性見通しを予測する際の最重要パラメーターの一つよね。企業オーナーだもん。
そんな僕の株式購入スタイルと似てるようで全然違うなぁ、って思うのが「株主優待特典目当て株式購入」。
よく、ママチャリ乗ったオジサンが株式投資雑誌とかに登場するじゃんね。
別に、「株主優待目当て」を否定するわけじゃないかんね。「ゴール設定」が違うってだけのことよん。
どっちも中長期な投資じゃんね。そこは似てるんだけどさ。
そもそも、「株主優待」ってなんだか知ってる? ググってみるとね、
ざっくり、「個人株主を増やすためのお歳暮」… まさにエキゾチックジャパンな伝統文化的じゃんね。
でさ、よく売り文句で見るのが、「実質利回り」って言葉。これって、株主配当金に加えて、株主優待の金額換算相当を計算した数値なんだけど。例えば↓の企業って「メガネスーパー」を傘下に持ってるんだって。メガネスーパーの優待券って…
これはドイヒーな事例だけど、全然ダメじゃんね。
じゃあ、元プロ棋士の桐谷オジサンに再登場してもらうわね。
なるほど。現金配当だけの平均利回りは1%ちょい(税引き後0.8%ちょい)だから、お話にならないじゃんね。
株主優待… サッポロビールは良いとして、ロイヤルって… ファミレス行かないし。大庄って、居酒屋行かないし。
東急レクリエーションって、「109シネマズ」経営してて、200株保有で年間9回映画鑑賞できるんだって。へー、こないだの「トップガン」も「ガンダム」も面白かったしなぁ。
ええと、一株5050円×200株=投資金額は1,010,000円ね。
現金配当が年間30円/株×200株=6000円ね。
で、映画鑑賞一回1800円として、9回=16200円/年。現金配当と合わせて年間22200円。
ってことは、「実質?利回り」は、22200÷1010000=約2.2%。税引き後だと、約2.08%… だったら年3%の配当株の株主でいいんじゃない?
シノブフーズ… 海苔要らない。頑張る人は、メルカリで現金化したりすんのかなぁ?
キーコーヒー… 要らないなー。
シャルレ… 下着? いらねー。
松竹… 近くに映画館無いし、いらねー。
カゴメ… ケチャップとか必要なら『オーケー』で買うから要らない。
コロワイド…
かっぱ寿司、牛角、大戸屋。大学生なら行くかも。いらねー。
ってわけで、大御所には魅力的な「株主優待」みたいだけどね。
ってか、元プロ棋士の桐谷オジサン、金融資産4億円保有してんだって。だから、現金配当利回りが税引き後で0.8%/年でも年320万円。普通に正確できちゃうの。でも、僕の場合だと年120万円とかだから、さすがに無理なわけ。
まぁ、「株主優待」が現金化できる、もしくは日常的にイオン使ってるとかなら、アレだけど、
イオンモールのギフトカード、一番お得なのが「100株保有」。499株持ってても100株しか持ってなくても、貰える株主優待は同じ3000円。
この『イオンモール』の今日の1677円、100株だと約17万円。優待の3000円と現金配当の50円/株×100株=5000円、計8000円相当/年だから、年間利回りは約4.7%(税引き後4.1%)。でも、たった17万円の投資額じゃ、1億円を分割して同等の「株主優待銘柄」買うと仮定しても588銘柄… あり得ないじゃんね。
ちなみに、『イオンモール』を約1000万円(約6000株)買うと、現金配当(税引き後)が240000円で株主優待が10000円。つまり利回りは2.4%。
ね、そんなに良い投資手段じゃないのよ、『株主優待』。嬉しいのはわかるけど。
それにさ、僕の「株式投資」の目的は「自分の労働無しで生活費を工面する」のが最低ライン。ゴールは「冒険しないで堅実に金融資産を増やして、年二回くらい欧州バスツアーを主宰して旅行記を書けるくらい、余分に稼ぐ」。だから、僕の場合は、「株主優待」って視点での株式投資は、ちょっと意味無し、ってわけ。もちろん、75歳定年まで地下サラリーマン継続する計画なら、楽しく株主優待銘柄を買いまくるって、楽しい遊びよね。
ただ、以前も書いたけど、株主になるのって、企業のオーナーになるってことだから、その企業の財務だったり決算だったり、市場でのポジションや中長期戦略だったり、そもそもの分析をしないでオーナーにならないじゃんね。
「株主優待」なんて、企業経営の優先順位から言ったら、かなり低いし、いつ無くなってもおかしくない、ってか実際に無くなる企業がジャンジャンあるわけ。
興味があったら、「配当・廃止」でググってみてね。
ってわけで、僕は株式投資は企業の中長期的な成長や市場からの再評価を待つことで、ターゲット売価での売却利益を確保したり、継続的な配当を受け取ったり、増配で喜んだり、したいわけ。
例えば、一眼レフカメラとオフィス器機で稼いで年間配当4.5%くらい継続的に出してた『キヤノン【7751】』が減配を発表して株価が下げ下げした2020年、さすがに痺れたけど、
なんせ1600円/株(買値の3380円から▲53%、半値以下)までコロナ下落で下げたかんね。たしか時価評価額で▲500万円以上。哀しかったけど、「損切り」なんてありえなかったわ。
詳細は、過去の『キヤノン』記事にまとめたけど、一つには3兆円の「利益剰余金」、過去から溜め込んできた利益のプールがあって。それを使って成長事業の「メディカル」「半導体製造装置」とかの事業買収や積極的投資、そして信用できる経営者トップの御手洗爺さんが決算説明会とかの都度、リカバリーと成長戦略を提示してきたのを「信用できる」って自分なりの分析と判断をしたってだけ。
最新の決算説明会資料を見れば、株価が戻ってきた理由は明白だもん。売上も利益もしっかりリカバリーさせて、半減させた配当もしっかり戻しつつあって、かつ自社株買いまで。
ってわけで、もし本気で「株式投資」やるなら、「株主優待」じゃなくって「決算説明会資料」をチェックする、わからないことが書いてあったらググれば答えが見つかるから調べて理解する、のが大事な一歩だかんね。教えたくないけど、特別だかんね…
ちなみに、減配しても利益レベルに応じた配当は出してたし、今年は予定通りなら120円/株って増配だから、今日の株価で計算すると配当利回りは3.58%/年(税引き後2.86%)。早く160円まで復配してほしいなぁ。あ、「株主優待」無いかんね、全部現金配当だかんね。
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