2022年 讃岐うどん研修旅行 by 「湘南ズルズル団」③ 高松の超絶ハイセンス温泉『仏生山温泉』、そして高松の夜はうどんと共に… 『悦凱陣と自然ワイン トリコ』

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ぐるめ

にゃー🐈 ニャロです。

超絶過酷な讃岐合宿も二日目後半。すでに二日間で7軒のうどん屋さんで16玉の讃岐うどんの勉強をしてきたわけだけど、それはまだ序章なんだからね。当たり前よね。

四国って4つの県があるじゃん。湘南あたりに住んでる人類も、それくらいは知ってるけど、実際に徳島県がどんな形で大きさかって、全くわかんないでしょ?

こんな感じなのよ、結構広い徳島県、めっちゃ小さいうどん県(香川県)。Natan葡萄酒醸造所は、徳島県の西の果て、高松うどん空港からの方が徳島阿波空港からより近いわけ

びっくりするくらい徳島県って広いのね。そして、良い意味で「うどんしかない うどん県」と比べて、有名無名の素晴らしい伝統的食べ物が盛り沢山な徳島県なのよ。

『Natan葡萄酒醸造所』に向かう途中で「製造直売」って看板見つけて立ち寄った「半田素麺」とか、

引退したお爺とお爺団員が、お茶話に盛り上がっちゃって。半田素麺の製造って、朝3時から仕込み開始なんだって。生地を練る工程だけで二日かかるとか、お勉強になったわ
へー、へー

みんな知ってる「阿波踊り」の阿波、徳島県は昔は「阿波国」って名前だったわけ。

「踊る阿呆に見る阿呆、同じ阿呆なら踊らにゃソンソン」、そんな阿呆だらけの徳島県、愉快な県じゃんね

徳島県で二番目にでっかい企業 某『日亜化学』って白色LEDで有名な非上場企業に何回か訪問したことがあるんだけど、

この裁判で有名になった企業じゃんね

徳島県民族の皆さん、阿波踊りの話になるとエキサイトするのよ。面白いから、身近に徳島県民族を発見したら仕掛けてみてね。

で、「阿波」といえば「和三盆」。和菓子に不可欠な伝統的食材よね。

和三盆って、名前もノスタルジーじゃんね
ミネラリーだから、ワインのお勉強で「ミネラルって何?」って思ったら舐めてみたらいいかも

そして謎の発酵茶「阿波番茶」。こんな食文化が潜んでる徳島県、阿呆だらけってわけじゃ無さそうね。

飲まなきゃわかんない甘いお茶
当然、道の駅とかでお土産ゲットだかんね

ってわけで、一旦宿泊地の高松中心部に向かうけど、また明日 鳴門の渦潮見学に徳島県に戻ってくるかんね。

徳島県の『Natan葡萄酒醸造所』から向かったのは、うどん県高松市にある『仏生山温泉』。途中で、『丸亀製麺』の壁に張ってある讃岐富士が見えるじゃんね。不思議な山ね。

漢字の「山」そのものの形なんだもん、作り物みたい
ビュート… 初めて聞いたけど、そういう成り立ちなのね
うどん県は小さいから、お隣の徳島県三好市から高松市まで下道で一時間ちょい

今朝の湘南からの移動で朝早かったし、前日まで大忙しだった団員たちは、当然グーグーガンモ状態。

いいのいいの、僕は優秀な旅ガイド 兼 運転手 兼 整体師だから、安全運転で団員たちを連れ回すのが役割なのよ

さ、1日のうどん汗を流しましょ。

この『仏生山温泉』は高松中心部から車で20分。可愛い琴電琴平線で30分って好立地なんだけどね。

うどん旅に車は必需品だから今回は乗らなかったけど、可愛い琴電琴平線
まさに『仏生山温泉』に通うための電車なのね

寝こけた団員たちを叩き起こして、いざ入湯よ。酷使した胃袋を癒してあげないとね。

あららー、かっちょいい建物じゃんね
中も贅沢な造りだわ。気持ちいい空気に満ちてるわねー
すげぇセンスのポスターじゃんね… 
風呂場エリアも贅沢な空間使いなのよ
室内のお風呂もしっとりナイス
これは30度くらいの冷た目のぬる湯、これが最高なの
こっちは42度くらいの熱めなお湯と、38度くらいのぬる目のお湯

あのね、四国には、なんと「冷泉」しか無いの。知ってた?

火山が無い四国。災害に強いってんで、データセンターとか誘致してるもんね
なるほど、「冷鉱泉」っていうのね

だから、有名な愛媛県の「道後温泉」も含めて、温泉は「冷鉱泉」を温めてるってわけ。

これが良いのよ。何が良いかって、温度低めな「ぬる湯」が四国の温泉には多いってこと。昨日宿泊湯治した愛媛県の『湯之谷温泉』には源泉そのままの掛け流し水風呂があったし、ここ『仏生山温泉』の30度のぬる湯は熱いお湯で火照った体で浸かると…

熱いお湯には長く浸かれないじゃん

最高に脱力して、体も心もリラックス界の頂点に移送されちゃうわけ。ここのぬる湯は冷たいのに仄かな硫黄臭もあってウットリだし、泉質はヌルヌルで気持ちいいし。

露天だし、掛け流しだから塩素臭ゼロだし、ここは日帰り温泉で世界一かもしんないわね。

ただし、キャパが小さいから、混んでる場合は残念ね。空いてる平日の早い時間がいいんじゃないかしら。

あと、アルカリ泉質が強いみたいで、レディ団員の肌には合わなかったみたい。相性もあるからね。

そして、小畳の広々した小上がりがまた、風が吹き抜けて最高なんだけど、そこで疲れきった団員に弥栄整体を少しだけ施術してあげたの。日頃の激務と過酷なうどん研修で疲労した肩甲骨、腰、頭を攻めてあげたわよ。

深田先生に真面目に教わったんだもん
僕はRomy先輩の後輩、鎌倉4期卒業なんだからね
こんな感じで、ぐぅーーーーーーっとね

全く、溜まった疲れと食過ぎと温泉癒しもあって、団員はあっさりと…

1ラウンド1分15秒TKO。猛烈なイビキで、通りすがりの高松市民はドン引きだったけど、本人上機嫌だったわよ

さ、癒しは完了。高松市繁華街に至近の『アパホテル高松瓦町』にチェックインだかんね。

社長のサイケなファッション以外は文句無しの一流ビジネスホテルなの。4000円ちょっとの素泊まりはお得ね

で、夕飯に向かったのは事前に予約しておいた『悦凱陣と自然ワイン トリコ』。名前からして、お酒にも期待できちゃうけど、経営が隣接する鮨屋さんってんでお刺身とかお魚料理にも期待しちゃう、グリコのキャラメルみたいなお店なの、ワクワク。

これがお隣のお鮨屋さん『中川』、次回チャンスがあったら行ってみたいわ
明記されてるもん、「一粒で…」

ホテルから徒歩8分、高松中心部のアーケード街は飲み屋さんが連立して、お客さんも結構入ってて。2月のコロナ騒ぎ中の熊本市内とは大違い。高松民族呑み歩くの大好き民族みたいね。

この時間になると、いつもはヘロヘロの団員たちの足取りは軽くって。讃岐うどんパワーなのか、仏生山温泉癒し効果なのか…
香川県が誇る無濾過原酒のキング「悦凱陣」を知ってるなら、入ってみたいお店じゃない?
シブい手書きのお品書き
こんだけ「凱陣」が揃ってるお店、関東には無いわよ
僕はお刺身盛り合わせを見据えて、酒米オオセトを使ったスタンダードな純米を常温で
団員たちはワインから。数本見せてもらったら、なかなかムフフなボトルたち

なんか、想定外に素敵なワインを揃えてるのね。一見さんの我々「湘南ズルズル団」三名に、この4本。

北海道 Kondoヴィンヤード T-blanc 2020をボトルで戴いたんだけど、まさに今日お伺いしたNatanのボトルも。

山形県の買い葡萄デラウェアで造ったPILOTA

ワガママお願いして、グラスで二杯。今日のNatanの井上さんのお話を畑で伺ったら、そりゃ呑みたくなるじゃんね。

高松で飲むT-BLANCも良いわねぇ。団員は「前菜盛り合わせの豚の小皿と合うなぁ!」って三回くらい連呼してたわ
「朝〆おこぜポン酢」、肝も皮も胃袋も全パーツ揃い踏み。お隣のお鮨屋さん調理の凄みね。そして悦凱陣との相性がまた…
こちらもお隣のお鮨屋さん謹製のお刺身盛り合わせ。かなりハイレベル、サヨリがプリコリしてて旨し。そして、赤身マグロがふわふわで、これは鮨屋の大将にお話聞きに行きたいじゃんね
これはぬる燗でしょ。悦凱陣の黒澤亀の尾 純米吟醸。もちろん無濾過よ
「えびとシソの練り天」、三つに分けて出してくださったかんね
前菜盛り合わせ。どれもしみじみ美味しい味付けで、なんだかとっても良いお店じゃん
『Natan葡萄酒醸造所』で売り切れてた山ソーヴィニヨンが在庫あるってんで…
ワガママ第二段、グラスで一杯だけいただいたの。うーれーしーいー! 品種:天城乃雫(長野県産)だって

さらに、お店の方が「これは是非呑んで欲しい」って一杯グラス出ししてくださったのが、「カルマ」ってデラウェアの醸しワイン。

香川県多度津産デラウエアを使ったオレンジワイン、これは特に美味しいだけじゃなくって魅力的なワインじゃんね

まったく、美味しいものだらけだし、そこにローカルなナチュラルな日本ワインがあるって、幸せな旅の夕御飯よね。いつもは寝落ち打率9割以上の団員も、しっかり最後まで起きてたもん。

いつもは、これが標準スタイルなのに@天草

珍しい…

嬉しそうにホテルへ帰る団員たち。明日も早朝からうどんだかんね

で、僕はあと二軒、夜の高松を強行偵察しないと。なんせ、高松はうどん県の県庁所在地だかんね。

やたら飲み屋も風俗店も乱立してて、イカしたスーツホストさんやキャバレー的お嬢様も多数歩行してる高松繁華街。

シャッター商店街じゃ全然無いのよ。高松すっげー!

で、単身乗り込んだのは、事前に調べておいた讃岐つけうどんのお店『讃岐つけ麺 寒川』。なんでも、うどん県民は、飲んだ後の〆は「つけ麺」ならぬ「つけうどん」もしくは「カレーうどん」らしいのよ。

『寒川』外観。怖い感じじゃないし、飲み屋利用のお客さんも数組入ってんね
お昼もやってるんだ! で、25:00まで? うっひゃー
職人っぽいマスターね
居酒屋利用もできちゃうお店なのね
これは… 色々ありすぎて…

うどんだけでいいんだけど、マスターにオススメ聞いたら「断然、京鴨とネギのつけ麺」だって。素直に従って注文。注文受けてから茹でると、うどんは15分くらいかかるから、スダチ酒とハモ天ぷらも注文したの。

スダチ酒ロック
ハモ天ぷら、コロモがダイナマイト! ちょっとボリュームありすぎじゃない?

目の前で、茹で上がったうどんを水洗いして、丁寧に水切りしてるマスターの様子、なんとも丁寧なのよ。

む、むむむ、この麺の…
うわぁ、麺の角がキレキレ、でもしなやかでツルツル、優しくシコシコ、ふわふわ、噛むとぷっつり。凄い麺…

うーむ、単純に麺のクオリティだけ比較したら、ここの麺は桁違いに凄い麺だわね。異常なうどん愛が無いと、こんなキレキレで艶かしい麺は打てないし茹で上がらないわ。

はぁ、恐ろしいうどん県 県庁所在地 高松。そして、もう24時を過ぎたけど、まだ繁華街の灯りは煌々と。

普通の小さな個人営業っぽい居酒屋の営業時間、普通に3:00 (27:00)までって…

そして、深夜営業のうどん屋さんも… 『トリコ』のお姉さんから情報入手した地元の飲んべえたちが〆にズルズルするうどん屋さん『鶴丸』。カレーうどんがお決まりらしいのよ。マジ?

日頃、「愛」に溢れた営業に全力投球してる団員たちと違って、団長たる僕は無職だかんね。ここで頑張らないで、いつ頑張るの?

今じゃんね

さあ、讃岐うどん研修二日目の最終うどん、行くわよ❗

うわぁ、店内満席、お待ちの列は5人。あのー、水曜日の24:00なんですけど…
かけうどん500円。フム、なるほど

高松ナイトの〆は、当然カレーうどんに決まってんじゃんね。郷に入れば郷ひろみ なんだから。

深夜24:00過ぎに巨釜はグツグツと
深夜24:00過ぎに、うどんをのす若い職人さん。これがうどん県の県庁所在地だかんね

お待ちの列は途絶えないし、うどん生地を叩き伸ばす手も茹でる手も止まらない、水曜日24:00の高松ナイト。

これが…
だしがしっかり効いたカレー粉的な昭和風カレーうどん。麺のクオリティ高いし、うどんに溢れた僕の胃袋が吸い込んでいくのよ

はい、完食。カレー汁にご飯ぶち込むのは勘弁してあげるし、コンビニアイスも無しにしてあげる。感謝しなさいよね。明日は朝6:00から朝うどんなんだからね…

3日目の朝ご飯は、朝うどんなんだかんね

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