鹿児島のインポーター『recife』さんが扱う 自然な「ポルトガルのワイン」を12種類 お勉強する会 @『SO SAN 祖餐(鎌倉)』

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ぐるめ
mde

にゃー🐈 ニャロです。

3/18。寒い。ちょっと待ってよ、先週の、あの真夏のような夕陽は嘘だったの?

ママチャリ号をビーチ停めて、うっとり眺めた夕陽は…

寒いんですけど。なんなのよ、いきなり気温が5度とか6度とか。やっぱり、「地球温暖化」ってフェイクニュースだったの? 寒いぃ~…

完全に油断して、寝室の床暖房オフにしちゃったもん。完全無防備で冬将軍に奇襲されたら、全滅だわ…

そんな日は、無料暖房施設『湘南T-SITE』に避難して読書しないと。

辻堂のパンの名店『プルクワ』で世界一美味しいホットドック買って、『湘南T-SITE』で丸山珈琲の社長の本を研究したわ。無料で暖かいって、いいわね。

自家フライパン焙煎始める前は、辻堂の『27 COFFEE ROASTERS』で豆買ってたけど、『丸山珈琲』は一つの時代を作った名門なのね

まあ、いいの。今夜は満月。鎌倉がポルトガルに染まるワインのイベントが、『SO SAN 祖餐(鎌倉)』であるんだもん。

満月の日にワインバー。ワインが狼に変身すんのかも

暑いよりは、少し温度が低いくらいのほうが、ワインの香りも味わいもグーちゃんなわけよ。

フェイスブックって便利ね。戦国時代だったら、伝書鳩とか狼煙で伝達でしょ。無理よね

久々の大雨の中、久々に電車搭乗して、いざ鎌倉へ。電車って… 楽チンなのね、座ってるだけで移動しちゃって、いいのかしら?

電車の乗客の皆様、無駄にスマホゲームとかマンガ読んでんだから、「ビアバイク」みたくペダル漕がせりゃいいのにね。電気は石炭や天然ガス燃やして作ってんだから

18:00に『SO SAN 祖餐』到着。なんだか、「ポルトガルワイン、かかってこいや!」的なオーラを発散させたヤバそうなワイン好き好き大人が勢揃い。ヤダー、危ない大人の集まりじゃんね。楽しそう❗

かおりさん、チャキチャキしてカッコいいお姉さん

今回、鹿児島でレストランを営業しつつポルトガルワインのインポーターをやってる『recife』から、かおりさんとリチャードさんが輸入してる小規模でナチュラルな造りのワインを紹介してくれるんだって。

フムフム

実にアカデミックなイベントじゃんね、こういう勉強なら積極的に取り組むんだから。

こうゆうイベント、お勉強のチャンスだから、すぐ満員御礼になっちゃうのよね。粗餐の店主 石井さんの仕切りなら間違いないって信用が半端無いわけよね

ってかさぁ、ポルトガルって、日本人の欧州旅行先としては、マイナーコードじゃない? 行ったこと、ある?

ちょっとマニアックよね、日本からの欧州旅行だと日程も限られるしね…

欧州に8年住んでた僕は、一回しか行ってないし、しかもリゾートホテル缶詰め的な保養旅だけ。印象にあるのは、「イワシの塩焼き、白ワインと合うなぁ!」ってなくらい。

どっぷりデカイ鰯を塩、オリーブオイルで炭焼きして、イタパセをパラリ、以上。それしか記憶に…

ワインのお勉強をソムリエ試験対策で真面目にやると、首都のリスボンだけじゃなくって、ポートワインで有名な「ドウロ川流域」、爽やかな微発泡のイメージの「ヴィーニョ・ヴェルデ」、赤ワインで有名な「Dão(昔はダンって読み方で習ったけど、今回の勉強会ではダオンって。どっち?)」、これに加えて酒精強化ワインの「マデイラ」の記憶があれば、一次試験対策はバッチリ、ってな感じだったんだけど。

教科書でポルトガルは7ページだけだったわ
7ページのうち、3ページが「酒精強化ワイン」、ポートワインとマデイラについて。そういう世界だったのよね、当時は

日本ワインや世界中のワインと同じで、スペインの西隣のポルトガルにも「自然なワインへの移行」があるんだろうしね。楽しみだわ。

そもそも紀元前5世紀にワイン醸造が始まったポルトガルなんだから、なんだか凄いワインが隠れてそうだし。日本ワインの歴史は明治時代から140年。大先輩じゃんね、ポルトガルワイン。

坂の町リスボンしかイメージないんだけど、南北に細長い国土だから、色々と面白いローカルな料理やワインがあるんだろなぁ

なんでも、鹿児島の小規模インポーターの『recife』のお二人。元々はレストランやってて、色々あってインポーターも始めたんだって。パワフルよね、さぁ、お勉強しましょう。

今回、12種類の微泡・白・オレンジ・赤を飲ませてもらったんだけど、どれも素直に「美味しい」ワインだったの。

で、それを「テイスティング」だったり「分析」するのは、とっても困難だったの。だって、どれも穏やかな香りやまろやかな味わいで、葡萄品種は飲んだことない土着品種が多いし、混醸のボトルも多いし、迷宮を歩きながらワイン飲んでる感じ。全体通してユニーク。味の記憶に無い味わいが多いから、「あれに似てるな」って表現ができないの。

全部飲み終わって振り返ってみると、どれも穏やかで特徴が尖ってないから、庶民が指名しにくい、ワイン屋さんや飲食店のオススメや料理との合わせが大事なワインなのね。リチャードさんに、そんな感想をお伝えしたら、「ポルトガルワインは、食事(メジャーコード)に寄り添うマイナーコードだから、猛烈なアピールは無いけど食事と合うワインなのだ」って。フムフム、その通りだと思うわ。

北鎌倉の『秋月』みたいな、ワイン好きなシェフたちが、食事と合わせてお店がワインをグラスで選んで出してくるお店との親和性が高そうだけど、ワイン単独で飲むケースが多いワインバーなんかには難しそうだし、サービス側のお勉強が求められるワインだわ。お安いワインじゃないかんね。

ラベル見覚え… ないでーす!

軽やかなオツマミも頂きながら、さあお勉強開始よ。

藤沢産の生ハム、美味しいわぁ

ってわけで、こっからは僕の備忘録。マニア以外はここでサヨウナラ~

1本目メモ 

造り手 : キンタ ダ ボアビスタ

ブランコ ルフィア 2020

葡萄品種 : エンクルザード等 5種類
規制無視の造り ルフィア=悪い子
香りの特徴 とれない…
微泡、苦味、柔らかい酸味。アフターで舌に苦味が残る。いきなり一本目から難解だわ…

資料を頂けて良かった

2本目メモ

造り手 : トゥーラ

トゥーラ クラフト 2019

葡萄品種 : アリント

ヴィーニョヴェルデ地区のワイン。
軽やか、イメージのヴィーニョヴェルデの延長にある味わい
だけどピチピチはしてない、
クラフト=上級キュベ

ポルトガルの原産地呼称DOのワインも、DO無視の個性派も両方あって、今日のワインたちは難しいわね…

3本目メモ

造り手 : チナド

チナド クルティメンタ 2020

葡萄品種 : ヴィタル、フェルナオンピレス主体のフィールドブレンド

オレンジ=クルチメンタ
茶葉っぽさ、レモングラスのようなハーブっぽさ
穏やかなオレンジワイン。ミネラル感がしっかり感じられる

今までに飲んだオレンジワインの中で、最も主張が穏やか

4本目メモ

造り手 : エスペラ

パリェット 2019

葡萄品種 : ヴィタル、トゥーリガナショナル等赤白混ぜ混ぜ

パリエッテ=赤白混ぜて低アルコール 昔は水がわりでアルコール度数3.5%、現代では度数が上がっ、てこれは11.5% 
ボジョレー・ヌーボーっぽい 皮からの抽出は薄め。かわいらしい味わいで、幅広く料理に合いそう

イタリアの新酒「ノヴェッラ」かと思っちゃった…

5本目メモ

造り手 : ドミノ

コラール ブランコ 2020

葡萄品種 : マルヴァジア
リスボン近郊、海の近く、ビーチに畑があるイメージなんだって。
風が強くって、特殊な枝張りさせてるって写真見せてもらったの。
オレンジピール、グレープフルーツ、酸味、塩気
元シェフのヴィニェロンさんが、「エレガントなワインを作りたい」って思いでワイン造りしてるんだって

とっても綺麗な味わいのワインだわ。イタリアの典型的なマルヴァジアの風味は見つけらんなかったの

6本目メモ

造り手 : アデガ ヴィウヴァ ゴメス

ピラタ ダ ヴィウヴァ マルヴァジア 2019

葡萄品種 : マルヴァジア デ コラレス

複雑なミネラル感、おとなしいけど複雑な味わい、しっかりした重量感があるけどクリーン 今日一番のお気に入り

「ピラタ」=パイレーツ、海賊さんなのね

マルヴァジアって名前だけど、イタリアでメジャーなマルヴァジアとは異なる葡萄みたい。コラレスって地名で、砂地に深く根を生やしたお陰で、フィロキセラに負けなかった葡萄なんだって。確かに砂地だわ…

このワインの造り手さんのインスタグラムに写真あったの

はぁ、これで半分ね。

7本目メモ

造り手 : フムス

フムス ブランコ クルティメンタ 2020

葡萄品種 : トゥーリガナショナル(の果汁を白葡萄の皮でマセラシオン)

オレンジワイン=クルティメンタ
SO2ゼロ、造り手はワインとサーフィン狂なんだって。いい人だわね
香りが取りにくいなぁ、オレンジワインとしては珍しいアタックの柔らかさ。正直、めっちゃ難解なオレンジワイン…

もう三杯飲めば、理解が進むかも。美味しいんだから、ただ分析が難解なの

トゥーリガナショナルって、ポルトガルの赤葡萄のど真ん中みたいね。

それを使ってオレンジワイン… ファンキーなおじさんがポルトガルにも多数いるみたいね。

8本目メモ

造り手 : フムス

フムス ペットナット ロゼ 2020

葡萄品種 : トゥーリガナショナル 70%, カステラオン 30%

黒ブドウだけで造った「ペットナット」= ナチュラルな造りの微発泡ワイン。なんだけど… 発泡してたっけな? スイカ、バラの香り。鉱物、温泉のニュアンス、イチゴの風味。謎めいた不思議で新しい味わいだって思ったわ

色々あるのね…

9本目メモ

造り手 : キンタ ダ ボアビスタ

レロレロ 2020

葡萄品種 : ジャエン 80%、トゥーリガナショナル 20%

パイナップル、フレッシュな皮をかんだようなタンニン
軽いボルドーっぽさ ちゃーみんぐな赤、田舎っぽさ

今日の中では価格的にお手軽で、売れ線だってかおりさんが言ってたなぁ

10本目メモ

造り手 : インディシオ

ガルガンタ フンダ 2018

葡萄品種 : 20種類のフィールドブレンド

ドウロのしっかりしたボディの赤 
ポルトワインルビーの雰囲気
香りに高い糖度を感じる
標高が高い スモーキー、たばこ、甘さのニュアンス
味わいに酸味がしっかりあって軽やか
徐こう無し、青いニュアンス
ポートワインの香りがそのままフレッシュになったような感覚
個人的に好きな、古典的だけど軽やかさが新しい赤

自然なワインが無いビジネスラウンジやホテルのバーで、ポートワインは数少ない「美味しく飲めるワイン類」だったから。きっと懐かしさも好感しちゃうのね

11本目メモ

造り手 : キンタ ヴェルジア ペドラ

ペドラ ティント 2020

葡萄品種 : トゥーリガナショナル 100%

フレッシュに造ってる タンニン、酸味がくっきり
木苺、綺麗な酸 キレイな味

ここまでくると、まぁそれなりに楽しくなっちゃってて

12本目メモ

造り手 : ヴィニョス アパート

モンダ 2020

葡萄品種 : ティンタロリス 35%, カステラオン 30%など
キャンディ、スパイスの香り。細身で味わいに甘味
柔らかいタンニン

踏破したわね、ポルトガル ナチュラルなワイン街道

ふぅ、勉強し過ぎちゃった。次回のイベント何かしらね。

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