にゃー🐈 ニャロです。
新年だし、どこもかしこも マスクマンだらけだけど、初詣の神社もスキー場も飲み屋も凄い人の出じゃんね。
こうなると、長らく封印されてる「海外旅行」なんて行きたくなっちゃうけど、欧州は「病床逼迫」らしくって、ドイツのミュンヘンに住んでるクラフトビール仲間から「なんで日本は… 納豆とか、何か秘密あるなら教えろ」って言ってくるくらいだから、まだあと一年は欧州旅行は無理、かなぁ。
とはいっても、まだ30歳くらいのヤングサラリーマンは、まだサラリーマン人生が定年70歳まで40年残ってるわけで、今後あと1~2年は出張規制とか続きそうだけど、そのうち解除されるっしょ。
そしたらさぁ、『旅』を愛するサラリーマンとしては、早速にも「出張」って名前の『サラリーマン旅』に行きたいわよね、ウンウン。
分厚い辞書、『広辞苑』で調べるとね、「旅」って「住む土地を離れて、一時他の土地に行くこと」、なんだって。ウンウン、だから出張も「旅」だよね。
毎日、オフィスに向かって通勤して、自分の椅子に座って、パチパチとパソコン叩いたり、会議室でウトウトしたり、社食でカレー食べたり、これぞ、まさにサラリーマンの「日常」よね。
30歳から定年70歳まで、出張無しで会社に通い続けたら、40年間×225日/年(有給15日くらい毎年取得前提)=9000日の「サラリーマン日常」が繰り返されるわけよね。無理、無理、僕には無理~❗
1年9か月(約600日)刑務所に入ったホリエモンさんが、あんなに痩せて出所したんだもん。9000日って、その15倍。オーマイガー…
僕は、案外サラリーマンって仕事は嫌いじゃなくって。色んな人と会話できるし、知らないこと沢山勉強できるし、楽に稼げるし。
これからは、確実にAI(人口知能)とかロボットとか受託業者にどんどんサラリーマンの仕事は奪われていくけど、人間じゃなきゃできないサラリーマン仕事って結構多いから。
特に、人間臭くって問題解決力や取引先とのコネクション、「ヒューミント」的な情報収集力が重要な「購買」や「営業」(どっちも、出荷処理とかの事務作業員じゃなくって、発注戦略作ったり、受注とか結果に責任を負う職務の仕事ね)は、手に職付けて経験値上げれば、AIとかに仕事奪われないし、転職も容易だからさ。
そうなのよ、「購買」も「営業」も、取引先の考えや競合他社の状況を予測したり情報収集したりっていう、国家間のスパイ活動に類似してる面があって、面白いのよ。
で、そういう「ヒューミント」活動には、メールや電話やWEB会議だけじゃ不足なわけよね。スパイ活動なんだから、証拠の残らない形じゃないと情報提供をしてもらえなかったり、するわけじゃん。
だから、「購買」も「営業」も、「なかなか電話やネット会議じゃ、取引先の本音の本音が聞き出せないので、直接会って情報取ってきまっす!」ってのが、会社のお金で『旅』をする「出張」のお題目というか、理由なわけよね。真面目過ぎて自分が怖いわ…
だからさー、そーゆービジネスの機微がわかってない残念な上司が「ネット会議で充分だろ」「予算が無いからダメ」「コロナなんだから不要不急な出張は無し」なんてバカなこと口にしたら、秒でリターンエース決めないと。
「競合他社の価格情報、電話やネット会議で教えるバカなバイヤーはいないから、出張するんです」「このビジネスを逃したら売上100億円逃すんですけど、出張経費の20万円を惜しんで失注したら役員にどう説明しましょうかね」「コロナだからこそ、競合他社は出張してないので、差をつけるチャンスです」「実際に製造ラインを見れば、見積りに盛ってある上乗せ分を発見できるので、5000万円くらいの値下げの可能性がありそうなんですけど」等々。
それでも出張を許可しないアホ上司は、悪い結果(KPI未達成、失注など)がでたら、上司の上司にさりげなく「あのとき、自分が出張行ってれば真の情報取れて、上手く結果だせたと思うんですけど、20万円の予算を浮かすほうが上司には大事だったみたいで… しょうがないですよね」とか、期末のKPI評価の結果申告は所属部署の役員まで行くから、それに書いちゃうとか。上司の出張承認取るのもサラリーマンの重要スキル。しょっちゅう出張してる先輩とか同僚に頭下げて秘訣を教えてもらうってのもアリよね。
僕は、真面目だったから、相当 『出張、って名前の旅』をしたわね。ANAの生涯マイレージが70万マイルだかんね。日本⇔北米とか南米が無くって、大半がフランクフルト⇔ヘルシンキとかコペンハーゲンって近場だから、搭乗回数は半端無かったわよ。
『旅』が嫌いなら、お出かけが少ない経理部門とか総務部門とかもあるけど、僕は大学で「旅行研究会 会長」まで務めた、『旅』大好き人間だかんね。しかも真面目だし。
サラリーマンなりたての1999年だったかしら、電子部品メーカーの台湾・韓国担当の海外営業って、最高に面白かったわね。毎週交互に韓国と台湾に三泊くらいで出張。
『台湾』、当時は羽田じゃなくって成田空港から飛んでたなぁ、台北まで4時間のフライト。ちょうど映画一本観て、昼間したら常夏の台湾到着。
出張だから、ホテルはシェラトンホテル。僕はおんぼろホテルでいいんだけど、最初の頃に一緒に出張してくれた『塾長』ことT岡部長が「ここにしろ」って。自腹旅じゃ民宿ばっかりだったから、「サラリーマンって、気楽な稼業ねぇ」って思ったの覚えてるわ。
現地での仕事は、代理店がアポイントとってくれて、お迎えの車に乗って、パソコンのAcerとか台湾松下なんかにご挨拶にいったりしてたけど、現地代理店営業さんにいっつも「今日も打ち合わせ早く終わらせようね」「今日は地元で名物のビーフン食べようよ、いいお店探してね」なーんて煩く言い続けて。へんな営業が担当になったなぁ、って思われてたっぽいけど、きっちり『旅』してたなぁ。
遅くまで打ち合わせが長引いても大丈夫。台北の夜長いんだから。車窓からキョロキョロと異国の街並み眺めるのも楽しいしねー。
足裏マッサージ屋さん、最高だし、遅い店は深夜27時までやってるし。
庶民的な小籠包やら、カエルの炒め物やら、
代理店営業だったから、たまには高級中華料理で接待してもらったり、
二次会三次会も、その頃はお断りしないで対応してたから。人生勉強ってやつ。台北には、日本人駐在員をターゲットにした夜の街があって、
日本でいう「クラブ」みたいなお店でサイコロイッキ飲みゲームで呑まされ過ぎてトイレ寝ちゃったり、
やっぱり、現地の人に教えてもらう飲食店は、面白いし驚きがいっぱいだし、何回行っても台湾は飽きなかったわね。
僕は、女性がいるお店は苦手で、サイコロイッキ飲みゲームは辛いし、毎回クラブのトイレの便器に横たわりながら掴まって「もうのめまれ~ん…」だったから、そのうち「飲み屋は不要だから、マッサージ連れてって」って。
そしたら、また高級っぽいマッサージ店に連れてってくれんだけど。自腹でいく、やっすいマッサージ屋さんのほうが落ち着いて好きだったなぁ。
毎回、名残惜しく台北を去るんだけど、必ずお客さんや代理店と「次回の約束」をしてから帰るのがポイント。
帰りの飛行機で出張報告を速やかに作成して上司に報告するんだけど、結論のところに「結論 : 10億円の受注確率50%。確率を70%までアップさせるためには、二週間以内に見直し価格案を作成して、再度現地にて再提案打ち合わせが必須」って明記することが味噌なのよねん。
台湾人はマジで親日だし、お年寄りだけじゃなくヤングも日本語勉強してたり。英語は普通に通じるし、はっきりいって台湾担当営業なんて、この世の天国だかんね。某ゴーンさんの自動車メーカーで購買やってたとき、ちょっと台湾駐在に心惹かれたもんなぁ…
結論 : 仕事旅だろうと、遊び旅でも、台湾旅は著しくワクワクしちゃう危険度大。あと、小籠包で上顎火傷しても労災下りないかんね!
コメント