にゃー🐈 ニャロです。
『アオリイカ』、高級食材で、イカ好きなら堪らん旨さ、しかも釣り味も良くて、大物だとジェット噴射で一気に30mぶっ飛んでくパワーが魅力。
僕はアオリイカは副業なもんで、専門家ではないんだけど、昨日の「アオリイカ大漁」の記事に「どうやったら釣れるの?」と幾つか反響があったもんで、
一番簡単に一匹釣るやりかた、こっそり書いちゃうね。釣りライヴァルには内緒にしてよね。
まず、敵を知らねば。『アオリイカ(障泥烏賊)』って、「ヤリイカ科アオリイカ属」なんだって。北海道から沖縄まで日本全国にいるんだって。しかも春と秋は浅場にいるから、おかっぱりで釣れる、ナイスターゲットなの。
マダコは「海があるところ、マダコあり」って格言があるけど、アオリイカも近いわね。汽水域や、餌になる小魚・海老がいない場所を除けば、季節だったら、どこにでもいるのよね。
肉食獣で、魚も海老も食べちゃうの。触手(足)で絡みついて、お口でムシャムシャ。ちょっと怖いわよね…
夜行性で、目がデカいでしょ、
真っ暗でも見えてるから、蛍光カラーのエギなんて要らないから。でも、昼間でも釣れちゃう。一番釣れるのは、朝の日の出前後と夕方の日の入り前後ね。初心者だったら、普通に日の出あととか、3時過ぎの夕方がいいんじゃないかしら。
あと、重要情報として、寿命は一年間。初春に卵が浅場の海藻に産み付けられて、夏~秋に浅場で爆食、海水温が14度以下になったら深いとこに移動しちゃって釣れなくなるんだけど、春に水温上がって14度越えると浅場に産卵しにきて、成仏。
でっかくなると、脚を除いた胴体だけで50cm以上、重量6kgまで育っちゃうんだって! 関東周辺でも、数キロってのは釣れるし、江ノ島裏磯だとニキロ超えは何回もみたわよ。
だから、とにかく暴飲暴食する、それがアオリイカ。なんか、釣りやすそうでしょ?
江ノ島だと、初春の3月中旬くらい、稚鮎が回り始めたころに、産卵の大物アオリイカがポツポツ釣れて、それが6月末まで。で、9月末くらいから「コロッケサイズ」って子供が釣れ始めて、12月に水温がグッと下がると、釣りシーズンがおしまい。
今、10月頭は、ちょうどコロッケサイズ卒業して、ハンバーグサイズ以上になって、釣りやすいし食べても柔らかくて最高なのよ。うふふ。
必要な道具は、一匹釣るだけなら、あるもの活用できるわよ。一番簡単なのが、「エギング」っていうルアー釣り。『餌木(エギ)』って、元々は日本の漁師さんが開発した、イカ釣り漁の秘密兵器なのよ、すごいぜ漁師さん。
生きてる真鰺を餌にした釣り方もあるけど、一番簡単で、楽しく釣れちゃうのが、「エギング」なのよん。
釣竿 : バスロッドでもオッケー。投げる「エギ」の3.5号サイズが、重さ20g前後だから、五円玉 5~6枚を投げられる竿ならオッケー。10 ~ 15m エギを投げれれば釣れるから。あと、「エギ」を動かしたり、何回も投げて巻くから、軽い竿もほうが良いわよ。「エギングロッド」って専用の竿もあるけど、まずは手持ちの竿で大丈夫
リールと糸 : リールはスピニングリール。小さめ軽めがいいけど、大きくて重くてもゴリラ釣り師なら大丈夫。できれば「PE」って糸がいいんだけど、ナイロンでも一匹釣るだけなら大丈夫。「PE」だったら、0.6号~1.0号がやりやすいわよ
エギ : 3.5号がいいわ。コロッケサイズから2kg超えまで、みんな抱きしめてくるから。「タックルベリー」で売ってる100円エギでも釣れるけど、可能なら「Yozu-ri」か「Yamashita」ブランドのがオススメよ。「タックルベリー」なら中古も売ってるし、中古で全然オッケー。
道具、以上終わり。秋イカは大きくても500gだし、一旦水面から持ち上げれば暴れないから、網とかギャフとか不要だし、ビニール袋あれば持って帰れるし、お手軽でしょ?
しかも、エギと竿の間に糸しかないから、当たりも引きもダイレクト。楽しいわよ、ふふふ。
釣り方 :
① できれば、誰かが釣ってるのを目撃した場所、もしくは堤防や磯に墨の吐き痕跡がある場所を見つける。
アオリイカはどこにでもいるけど、居着きやすい場所(餌を採りやすかったり、潮の流れが心地よかったり、すんでしょうね)があるから
② エギを投げます。その場所の深さを、なんとなく想像して、例えば5mだったら半分強の3mの水深まで、エギを沈めます。お風呂とかで、自分のエギが、一秒に何センチ沈むか確認すると、深さをコントロールできるようになるからね
③ 狙った深さまでエギが沈んだら、糸ふけを巻き取って、しゃくります。しゃくり方は『ユーチューブ』で勉強するのがいいけど、「ビュンビュビュンビューンビュン」みたいなのは不要。コツは三回、リズムよく、エギが30cmくらいピョンって引っ張られる動きを繰り返すの。リズムは、一秒に一回でオッケーだから、丁寧にね。
エギって、うまくできてて、竿をしゃくると、エギは左右交互にピョンピョンするの。一回目に右にピョン(ダートする、って言うみたい)したら、二回目は逆の左にピョン、三回目はまた右に。この左右へのピョンピョンが、アオリイカの食欲スイッチに火を点けるみたいなの。海老の動きみたいだからかなぁ。
で、この「三回ピョンピョン」やったら、3~5秒間エギを沈めるの。秋イカは底から中層にいるから、たまに表層にもいるけど、打率が高くて根掛かりしない中層を攻めるのが最初はいいわよ。
はい、この繰り返し。アオリイカは、回遊もするし、居着いたりもするから、空いてる釣り場だったら数回投げたらチョコチョコとポイントを変えてみてもいいし、同じ場所で回待つのもいいし、釣れなかったらジグに切り替えて青物狙ってもいいわよね。
しゃくりで「ズン」って重くなって、グングン(もしくはクンクン)引いたら、おめでとう🎉 それは、アオリイカです。グングン引いてる間は竿で受け止めて、止まったらゆっくり巻いてね。
アオリイカの「引き」って、漏斗からの海水噴射だから、すぐ疲れて引き止まるから、安心してね。500g超えるサイズだと、かなり引くから、びっくりしちゃうわよ。リールのドラグは少し緩めておいてね。
ってわけで、興味があったら、まず「エギ」を一個買ってみてね。秋イカは、そこにいれば一発で載ってくるから、試してみる価値、ありじゃないかしら。
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