にゃー🐈 ニャロです。
遅い、遅すぎる時間の楽しい昼食を終えて、
僕らは西へ、トリエステからヴェネト州に向かうわけ。正確には、1名のドライバーがディーゼルガソリン燃やしてクルマ運転すれば、寝てようがインスタアップしてようが、カラダは5人全員西に向かうわけ。
最高制限速度130km/hつっても、イタリアは東西に短いから。東の端っこのトリエステから、ヴェネツィアとトレヴィーゾの中間地点まで150kmしかないから、90分で到着しちゃうわけ。
どこに到着したのかって、そりゃ今夜の宿に決まってんじゃん。都市部が苦手なドライバーが旅のプランを練ると、こうなるの。今夜の宿は、アグリツーリズモ=農家民宿。しかも、かなりバリバリの農家な民宿みたい。
舗装してない砂利道をガタガタ入ると、
ここじゃん。
『Agriturismo Porcaloca』、トレヴィーゾの南の郊外のアグリツーリズモ。うーん、最高。駐車が楽チン。
「夕食は18:00〜19:00まで」って事前に言われてたから焦ってたんだけど、ぴったし18:00に到着。
おお、なんか、ここで夕食だって。いいねー。
… って、つい2時間前までパオラさんとトリエステで昼食だったじゃん。メインのエイも、パスタも、前菜のブルスケッタや米コロッケも、結構ガッツリ食べたじゃんね。
しかもその前、ニコリーニで結構食べたじゃんね、自家製アンチョビやハムサラミ。
そして、みんなクルマにお座りして2時間。そりゃ、空腹ってことはないじゃんね…
ハッキリ言って、野菜好きには堪らない、マジで美味しい野菜料理が連発。
めっちゃ旨いポテサラ。イタリアンで言うとこの「Insalata Russa」ね。
鶏とレーズンと玉ねぎのアグロドルチェってヤツ。全部自家菜園と自家鶏だと、こんな旨いのねん!
生ハムでマキマキしたいんげん豆、イカす!
自家製ハムサラミ盛り合わせ、ってか自家製ばっかり。だって、農家だもん。
ワインは、近所のワイナリーのノーラベル。結構旨いワインで、こうゆうのって、いいね。
なんつーの?いろんな野菜のパイ包み、みたいな。
僕の胃袋は消化活動バリバリだから、普通に一人前ずつ頂いてるんだけど、ヤワな胃袋なムーミンパパHさんもMOさんも撃沈。
まだ空は明るいし、だって暗くなるの21:00過ぎだし。そして、止まらないお料理たち…
濃厚過ぎる野菜スープ、ってかペースト?
パプリカ、ズッキーニ、ピゼッリたち。マジでどれも旨いのよ。このまま真空パックして日本に空輸してほしい。今(自宅で)食べたい!
ナス、いんげん豆トマトソース… あのー、仮に空腹でも、この量のお野菜料理たち、他のお客さんたち完食する?… ドイツ人なら、完食するかも。
今回の旅、まだ前半戦だけど、オステリアでもポーション小さいのよね。15年ぶりのイタリアは、胃袋が小さくなったのかと思ったけど、イタリア魂は健在じゃんね。
ここでパスタ登場。パッパルデッレみたいな自家製手打ちパスタに鶏ラグービアンコ。しみじみ系の旨さ。僕は完食したけど…
味はね、ホントにどの野菜も鶏も美味しいのよ。ただ、ボリュームは今回の5名(うち1名は9才)で2人前、ってか僕以外の4人に一人前で足りたっぽいわ。僕は一人前希望。
最後のドルチェは三択。僕はティラミス。ティラミス発祥のヴェネト州トレヴィーゾだもん。
なんか、にわかには信じ難いんだけど。
この巨大ティラミス(モチロン一人前)、すっげー基本形だけど旨い!やっぱ、マスカルポーネチーズをケチらず使うのがポイントのドルチェだけど、本場のティラミスは農家民宿でも旨いんだね。これは正直ビックリ、むしゃむしゃ完食。ってか、僕は普通に1.5人前くらい完食。
メインの鶏肉料理も食べてみたかったなぁ…(みんな撃沈してたので、「メイン無し」ってお願いしたの)。
パンナコッタも、やっぱ生クリームが違うのかなぁ。
キャパオーバーで卒倒してるムーミンパパHさん。
なぜか敷地内をうろつく孔雀さん。
鶏とか、養鶏放し飼いエリア、
これって… アヒル?よくわかんないけど、絶対食用の鳥。
羊?
山羊。
ロバ… 農耕用かな。
アンズ?プラム?
ウサギ… 食用なのかわかんない。
お部屋もキレイな作りで、シャワーもアツアツなお湯がでるし。実にいい宿。
朝ごはんは、
自家製クッキーやビスケットと、
自家製ジャム。モチロン自家製フルーツ素材。
桃ジャ厶、旨い〜!
誰も起きてこない。みんな胃袋故障したのかな。
こんな朝食で充分過ぎるし。
苺の原型とどめたジャ厶も旨し。
なんかね、一泊じゃ勿体ないナイスなアグリツーリズモ。腹ペコで来ないとダメよね。
昨夜のえんどう豆の煮込み、めっちゃ旨かったよね。お婆ちゃんが剝いてくれたのね。
なんか、農家のヒトの当たり前って、非農家人類にはスペシャルなのよね。こんな農家民宿、日本にもないかしらね。
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