にゃー🐈 ニャロです。
鰹、好き?
磯野家の長男に命名するくらい、日本人にとって大事なお魚「カツオ」。
鰹節無しに和食のお出汁は語れないし、ワイルドな暴力的旨さといえば「カツオタタキ」じゃんね。
鰹の水揚げ量日本一なのは静岡県なんだって。遠洋漁業の巨大基地沼津港とかあるしね。冷凍解凍技術が発達した21世紀だし、それはそれでいいじゃんね。
でもでも、「生」が食べたい瞬間って、あるじゃんね。インチキダサい「生食パン」とか「生発泡酒」とかじゃなくって、「獲れたて水揚げホカホカ捌きたて生本ガツオの本場高知でタタキ」、食べたいじゃんね。
今、季節は皐月、つまり初鰹の季節じゃん。
そんな時、ヒトは土佐国の久礼漁港に向かうわけ。
高知市から南西に50km、中土佐町なるイカした田舎の港町 久礼(くれ)に来れば、安心なわけ。当たり前じゃんね。
すぐ目の前に黒潮が流れる土佐国は、捕鯨が重大な産業だったんだって。なんせ、巨大な刀持ったオッサンが鯨に跳び乗ってトドメ刺したりするのが土佐藩じゃ当たり前だったってんだから、まぁ気合入った地域なのは間違いないんだけど。
そんな土佐国=高知県でも鰹漁港といえば、
この久礼。あの名作「土佐の一本釣り」の舞台なんだし、
「美味しんぼ」の高知県対決でも登場した「黒潮本陣」なる料理宿もあるし、
高知市内で鰹が届くの待つなんて消極的じゃない?やっぱ事件は現場で起きてんだから、レインボーブリッジ… じゃなくって久礼漁港に行かないと。
久礼漁港に面した「久礼八幡宮」で、まずは美味しい生鰹タタキに出逢えるよう、お賽銭ドッカーンとはずんで祈願しないと。100円も投げちゃった。
シブい佇まいの久礼八幡宮。
本殿には、
鰹!
タタキ!!!
そして、土佐国民も四国人も観光客もウジャウジャ集まってるのが、「久礼大正町市場」で王様的に集客しちゃってる、
あ、なんか、大正天皇ってあまり歴史に登場しないから、
レアな小話じゃんね。で、王様的なお魚屋さん、かつ販売したお魚を食べさせてもらえる店舗も備えてるのが、
『田中鮮魚店』なのであります!
やだー、開店時間10時前の9:45amなのに、もう並んでるし。ってか、イートインのほうの予約帳もう二週目の一番最後… ゴールデンウィークの日曜日だもんね。
この田中鮮魚店、冷凍カツオは絶対的に出さないんだって。そりゃそうだ、久礼の鮮魚店だし。
まずイートインのほうに名前書いて、それから鮮魚店でお魚を買うわけなんだけど。
カツオタタキ以外にも、とれとれのヒラマサ、トビウオ、イサキ、アオリイカとかお刺し身やウツボタタキがあるんだけど、目的はカツオだし。カツオタタキだし。
流石は本場、カツオタタキも「背」「腹」があって、今回はそれぞれ一本ずつお買い上げ。一本千円しないくらい。
ご飯味噌汁セットが300円、これに鮮魚店で買ったカツオタタキのサクが追加料金無しで食べられるんだって。ほへー。
カツオのヘソ(心臓)なんて、新鮮じゃないと食べらんないじゃんね。興味あるぅ~。
さ、2回転目、10:30に呼ばれて、イートインに着席。回転は早いじゃんね。
さ、「背」と「腹」それぞれ一サクのカツオタタキ…
ウヒョーーーーーー!
ワイルドじゃん!焼き目いれて、ラップして氷の上で冷やしたタイプタタキじゃんね
「背」はサッパリ、「腹」は軽く脂が乗ってる感じ。僕は「腹」が好きだけど、どっちも美味しいわぁ。
瞬殺。カツオを求めて中土佐町の港町 久礼に来て、良かった〜。
もう一軒、高知市内で、
『十刻』なる居酒屋さん。大変魅力的メニューだし、日本酒も「南」置いてるし。
やっぱ、お酒と一緒にカツオタタキ愉しみたいじゃん。
ここはカウンターだと目の前で焼きを入れてくれるから、全体的に仄かに温かいタイプのカツオタタキ。しかも「塩たたき」なんだけど。
… 絶句。旨え、旨えよ〜お母ちゃん〜!って感じ。この焼き立て塩たたきは絶品ね。日本酒「南」の特別純米 別誂ともバッチグーだし。今回は冷酒だったけど、この焼き立てカツオタタキにはぬる燗がもっと合いそう。
ってわけで、目的達成。カツオタタキ食べるなら…
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