にゃー🐈 ニャロです。
アオリイカって、いいわよね。なんたって、美味しいし、秋イカは簡単で数釣れるし、春イカは強烈なジェット噴射な引きに痺れるし。
子供の頃、自宅からチャリンコで45分くらいかしら、大井ふ頭っていう大井競馬場あたりで、ハゼ釣りしたり、
スズキの幼魚釣ったり、勿論 餌はゴカイさん。
この餌が、面倒なのよ。
東大出身者が官僚になるように、ヘラブナ釣り出身の釣り師はウキ釣り、メジナとか黒鯛とか、海老餌を針につけて、コマセっていう寄せ餌も海に撒くわけ。つまり、釣り場まで餌を運ぶのも、釣具やさんで買うのも、手間だし面倒なわけ。僕にとってはね。
それに比べて、江ノ島 裏磯 ローカル釣法「ジグサビキ」も、
タコ釣りの「タコテンヤ」も、
アオリイカ釣りの「エギング」も、
どれも餌不要。必要なのは「疑似餌」のみ。
だから、釣り場に移動するのも身軽だし、そもそも深夜に江ノ島で釣りすんのに活き餌なんて売ってないし。だから「疑似餌」が江ノ島 裏磯釣りの主流なのは、必然なわけ。
でも、「疑似餌だかルアーだかエギだかしんないけど、偽物の餌よりリアルな餌のほうが釣れるんじゃないの?」って、思ってる20世紀成年が多いんじゃないかしら。僕も以前はそうだったもん。
ふふふ…
江ノ島周辺に限っては、リアル生餌より、疑似餌の方が釣果が良いのよ。特別に理由を教えてあげるから、友達には内緒にしておいてね。
それはね、江ノ島周辺がしらすの回遊エリアだってことと、江ノ島周囲の岩場が伊勢海老やアワビやサザエの棲みかだってことが理由なの。
しらすって、最高のご馳走なの。カタクチイワシやウルメイワシみたいな小魚から、ソーダガツオや40cmくらいのイナダまで、しらすを追っかけてムシャムシャ食べてんのよ。
しらすを、活き餌にして、仕掛けを投げるなんて無理だし、投げれても死んじゃうし。でも、「ジグサビキ」のサビキだったり、「弓角」なんかは、魚たちの目にはリアルなしらす以上にしらす見えちゃうみたい。だって、釣れるし。
実際、釣れるから。だから、僕は「疑似餌」に何の疑いも持ってないし、めっちゃ楽しいしね。
で、今朝はエギングをしたわけ。海老に似せた疑似餌を投げて、海中でぴょんぴょんと伊勢海老跳ねて沈むみたいな動きをさせると、アオリイカが飛び付いてくる、って釣りかた。
この↑記事に、アオリイカの釣り季情報も書いたけど、だいたい3月末の稚鮎の季節から7月頭が産卵シーズン、でかい獲物狙い。で、8月末から小イカシーズン。アオリイカさんの寿命は一年間だけど、バカ食いするからデカくなるのが速いのよね。
で、まだ今年は春アオリイカ釣ってないから、今朝は狙ってみたの。
なんせ、天気も波風もグッドコンディション。潮は中潮だけど、気温あがってきて落ち着いてきたし、経験上チャンスかなって思って。
土曜日早朝だから、ちょっと混むかも、で早めに出撃したわよ。
さ、勝手しったる裏磯だから、そそくさとエギング準備して、釣り開始。みえる範囲で10人くらい釣り師がいたけど、場所は空いてたわね。
実績のある釣り座にキャスト。海水温が上がってきて、ワカメが溶けてきたから、根掛かりは減ったけど、ちょいちょいワカメがかかるわね。ちょい深いエリアを攻めようかしら。
釣り雑誌とかたまにみると、「春イカ攻略! シャクリはソフトに」とか、逆に「春アオリイカは食事しないから、むしろハードにシャクって怒らせてアタックさせる」とか、まるで株式評論家みたいな世界になってんだけど、僕は↑の記事に書いたシャクリを年間通してんの。だって、一番安定して釣果があがるし、疲れないし。ビュンビュンひゅんひゅやってる人って、釣れてるところ見ないのよね… 多分、みてない瞬間大漁なんだろけど。
で、5回目のキャストで、いつも通りのシャクリをしてたら、かなり遠目で「ズドン❗」
これは一年ぶりの強烈な引き。緩めに調整しておいたスピニングリールのドラグが「じいいいいぃぃぃーーーー」って一気に10mくらい引き出されて。ドラグをカチカチにしてたら、エギの針を曲げられてロストしてたわ。やっぱベテランは違うわよね、へへへ。とりあえず、最初のジェット噴射はしのいだわ。
重い、ジェット噴射してなくても、デカいアオリイカって、耳みたいなヒレの推進力も結構あるから、ゆっくりゆっくり巻いてくるわけ。
時間はまだ真っ暗なAM3:50。ちょっと根の近くでヒットしたから嫌な予感はしたんだけど… 根掛かりだ! うそ、これ取り込みミスったら、もう哀しくて号泣しちゃうかも。
そっとテンションを緩めて、数十秒待ったけど、動きなし。うーん、どうすっかなー。
あんまりウダウダしててもしょうがないから、少し強引に引っ張ったら、外れた! 根のワカメの残骸に針がかかったみたい。そして、アオリイカはまだ付いてる‼️ 超ラッキーじゃん!
懐中電灯を口に加えて、ランディング。ほほぉ、いいサイズ。磯にずり上げて、手でエギを掴んで、そおっと持ち上げて捕獲成功。うっはー。
ひゃー、幸せ。大満足。エギング終了、二杯はクーラーに入んないし。ドキドキしたし、興奮したもんね、生きてて良かったじゃんね。ふふ。
なんかね、この日は珍しく、カタクチイワシの反応が皆無。ってか、ちび鯖もちびムツも無反応。へんなのー。しらす乱獲の影響なのか、黒潮大蛇行の影響なのか、悲しいわ。
少しタコもやってみたけど、不発。
眠い。終了。これから出社とかだったら、駅のホームで寝ちゃうか、小田急で箱根まで寝過ごすコースだわ。
江島神社の奥津宮では、必ず帽子をとってお礼の挨拶。
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