にゃー🐈 ニャロです。
なんかさぁ、こないだ月例の『秋月会(北鎌倉)』に行ったとき、
藩主の秋月侯が、珍しく「いい店が都内、門前仲町にあんだよ、いいんだよ」って。隠密同心としては、殿の心情を忖度して、出撃するじゃんね。忙しいんだけど、時間は作るもんらしいしね。
いやさぁ、最近習い始めた「整体」を、年老いた両親@品川区大崎に少しやってこよっかな、的な、親孝行ついでに、行ってきたかんね、門前仲町の『そこそこ』。
普段乗らない都営浅草線から乗り換えの都営大江戸線で、謎タウン門前仲町駅に上陸。
はぁー、小さなビルばっかり。藤沢駅前が延々と続くような街なのね。
シャレオツなお店と昔ながらのお店が混在する不思議タウン「門前仲町」。門前仲町駅から徒歩6分、目標地点『ほどほど』に到着よ。
15:00開店… あれ、15:00になっても、暖簾が… 暖簾くぐって「やってますかぁ?」ってお尋ねしたら、「15:00過ぎに開店しますよ」、って。ムムム、既に「ヤル・オーラ」が出てる店主さん、タダ者じゃないわね。
15:15くらいに暖簾がでて、さあ開店よ。
入ると、なんだかイカした佇まいのお店。
天井高いし、やたらスペース広いし。メニューも多いし、一人でオペレーション大変そうじゃんね。
なんか、少し緊張するじゃんね。都内のナウいお店なんてね。壁のメニュー見て、「グラスの白ワイン下さい」。うん、ここまではナウい振る舞いよね、ウンウン。
えーと、小腹空いてるし、えーと、あ、「うど浅利きんぴら」いいじゃん。浅利の旬だし、山菜の春だし。
さあ、ドキドキで白ワインが来たわよ。おお、いいじゃん。いいねー。コップもいいじゃんね、ナウいわ。
そして「うど浅利きんぴら」。盛りが凄いのね。都内でも下町の心意気なのね。
こりゃいいわ。天井の古い梁や、シャレオツなシェードランプ、入り口のレトロな引き戸。湘南にはあまり無いテイストだし、やたら庶民的なお値段だし。いいのかしら…
15:15くらいに入店して、お客さんは僕ともう一人のお一人様。マスターに伺ったら、「だいたい、夕方まではスッと入れますよー」、だって。
なんか、進むなぁ、カウンターもナイスな一枚板だし、なんか静かで。同じ白ワインをもう一杯。
少し落ち着いて、お話したら、ここのマスター、20代で腰越にあった『LOASI』なるイタリアンに通ってたらしく、昔話で盛り上がっちゃったじゃん。
気になったメニュー「サメ蓮根ニンニクしょうが焼」と、お燗の日本酒を注文。
ほぉ、しっかり酸が効いた飲み飽きないお酒。いいじゃんね。
「サメ蓮根ニンニクしょうが焼」は、ふうわりした鮫の身が優しく軽やかで美味しいじゃんね。アンモニア臭はゼロ。蓮根が縦切りで、歯触りが面白いし、たっぷり玉ねぎで、これ一皿で1合呑んじゃうじゃん。おかわりよ。
次は、山形県の鯉川酒造の「あたためますよ」。
そして、もう一皿注文。「鯖味噌煮」、お隣さんが美味しそうに食べてんだもん。
なんだっけな、熊本だか佐賀の味噌蔵の味噌なんだって。某北鎌倉『秋月』で使ってる魚醤も、そこの蔵のだって。ふーむ、フムフム。
うーん、プロい鯖味噌。こりゃ、近所の一人者や、家族サービスに疲れたリーマンのオアシスじゃんね。
ここは、実家の大崎から遠くないし、ちょっと通っちゃいそうだわ。ヤバいわ。
案の定というべきかしら。帰りは、門前仲町→新宿→藤沢なんだけど… 軽く寝落ちちゃって、起きたら幡ヶ谷。京王線… なんで? なんで都営地下鉄乗ったはずなのに、京王線なの? まったく理解できないじゃん…
新宿に戻って、小田急ロマンスカーで藤沢に戻ったわ。燗酒は、美味しく眠くなるわね…
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