にゃー🐈 ニャロです。
北の大地『知床』に一緒に来てる13才釣り師の口から、「株式投資って、『投機』じゃなく『投資』として配当狙いが良いらしいね」なんて生意気過ぎる発言がでちゃう、それが令和三年秋。
「何でそんな? 」って追及したら、「トレダビで練習してるから」とのご回答。???
この『トレダビ』って、無料スマホアプリで、仮想株式投資ができるんだって。で、3カ月に1度大会が開催されていて、ほかのプレイヤーと成績を競って、上位入賞するとAmazonギフト券を景品として貰えるらしいわよ。
ちょいとググったら、「広告収入で運営してる無料アプリ」なんだって。賢い人がいるもんだわね。
笑っちゃうのが、その13才釣り師は、この無料アプリで『住友ゴム工業【5110】』を仮想購入して、配当だけ貰って放置して「長期投資」してるんだって。曰く、「投機じゃないからね」だって。
その13才釣り師はツッコミどころ満載だけど、勉強はしない人とする人の差がどんどん広がるものなので、そういう意味じゃ、素晴らしい自己啓発なのかも。
ただ、すでにサラリーマンとして、資本主義弱肉強食ワールドでご活躍のヤングサラリーマンは、もう月給もボーナスも稼いでる「現役資本主義プレイヤー」な訳で、今から13才と同じアプリで株式投資シミュレーションから勉強開始じゃ、ちとキツいわよね…
「某金(キム)将軍の“主体思想”主義」「キューバの“カストロ”主義」より「弱肉強食和風資本主義」を選択したヤングサラリーマンは、
そろそろ『楽天証券』に自分口座開いたり、何か一株購入したりしたかな? 一歩目進まなかったら、永遠に進歩しないかんね。
ここから、「じゃあ何をどうやって勉強しようか」、ってことについて、『株式投資偏差値』をギューんとアップさせる方法をコッソリ教えますね。
この方法、『株式投資偏差値』だけじゃなく、サラリーマン勤務してる職場での、上司や取引先からの評価までアップしちゃう超お得技なので、絶対にライヴァルには教えないでね。
その『方法』は、自分の勤務してる会社の『決算発表書類』を読み込むこと。
え? 「当たり前だよ」、って?
ちょいちょい、僕の知る範囲で、ヤングサラリーマンで「自社の決算結果を把握してる」のって、ほんの僅かなのよ。回りのヤングに聞いてみて。
で、『決算発表書類』。
『決算短信』は、ちょいと初心者にはアレルギーや頭痛が出るかもしれないので、できればプレゼン形式の『決算説明資料』から始めるのが良いわね。
自分の勤務先が非上場企業だったら、メイン取引先企業だったり家族や友人の勤務先上場企業で代打可能よ。
上場企業は、自社WEBに『IR情報』とか『株主・投資家情報』ってあるわよ。こんな感じ↓
この中に、過去から最新の決算関連資料や、「投資家説明会」資料なんかが綺麗に整理されてるの。
で、これをクリックすると、
『IRライブラリ』って見つかるわよ。これをクリックすると、
一番分かりやすいのは、『決算説明会資料』。直近の年度末決算のを勉強するのがオススメ。四半期決算の説明会資料より丁寧に資料作成してる会社が多いからね。ここでは前年度「2021年3月期 期末」の資料を見てみましょう。
まず表紙。なんたって、経営陣の上位たる『株主』様への「会社経営成績報告資料」だから、「全力絶対絶好調(Z-Z-Z)」最優先で作成されてるかんね。ヤングサラリーマンがパワポ資料作成する際の、「見やすさ」や「簡潔さ」の参考にも使えるわよ。
で、目次のあとに、『JTEKT』は「決算のポイント」って一枚でサマッてるわね。サマリー(Summary)= 概要とか要点って意味ね。
たった4項目しか無いし、数字は配当関連だけ。自分の会社(もしくはメイン取引先)の年間成績としての四大ニュースな訳です。
全部、知ってた? 全部理解できてた? さあ、自分の勤務先の『前年度決算説明会資料』の「サマリー」ページを見てみよう❗
会社の成績って、評価する直前の年の数字や、当年の「見通し値」との比較で○×評価されるのよね。
どうかしら、「売上」「当期利益(もしくは営業利益)」が、前年度比較や「見通し値」比較で上回ったか、下回ったか、知ってた? それを知らないでサラリーマンやってるのって、ヤバいわよね。自分のお子様の学校成績表と、自分の勤務先企業の成績表、どっちがより重要かは不明だけど、どっちも重要よね。
前年度より売上高・利益が下回ってれば、ボーナスは下がる確率高いし、上回ってれば上がる確率高いわよ。それに、自分の会社の成績知らない(興味無い)って、赤字続きで倒産寸前でも気が付かないってことよね。入社前や、転職先探しでも、こういう「成績」の情報って、「本業は何か」と同じくらい大事な情報、じゃないかしらん。
更に大事なのは、「次年度見通し」。これって、この会社が「今年はこうやって会社経営するのだ!」って宣言(コミット)だから、この『JTEKT』の場合は「原価改善や固定費抑制は継続」って書いてあるじゃない? ってことは、それに沿った仕事をアッピールしたり、チームや個人の『KPI』を設定すると、上司や会社から評価され易いのよ。
だから、そういう年度は、やたら購買部門の値下げ目標値が厳しかったり、人事・総務からの経費削減(中途採用抑制、残業時間制限、出張制限とかって、そういう背景なのよ)。サラリーマンは上司の命令に忠実なのよ。
『株主』や『株式市場』は、ヌルくないから、コミット破りしたら大変なわけよね。どっかのAHO民主党の『マニフェスト破り』ってコミットブレークした記憶で、もう誰もあの党出身政治家には投票しないって、よく聞くしね。
それに『配当』。ヤングサラリーマンが汗かいて会社が稼いだ『利益』の使い道って、気になるわよね。でも知らない(調べない)ヤングサラリーマンがやたら多くて、ウケる。
会社の利益は、役員報酬にも使われるけど、主に『税金』『配当』『内部留保(要は、会社の貯金。有価証券や設備投資に使われたり)』に振り分けられるのね。
『税金』は、節税してるとしても税法に従って算出されるから、残りを『配当』にして株主様に献上するか、『内部留保』しておくか、な訳です。
自分が『株主』だったら、『配当』増やしてほしいでしょ? サラリーマンだったら、『内部留保』してもらって、今後のボーナスとか昇給の原資にしてほしいでしょ。みんな自分主義の弱肉強食。
自分の会社の情報なんだから、わかんないことは上司だったり、同期の経理マンだったりに聞いたり、社内のツテで情報収集可能よね。少なくとも知り合いも取引先でも無い企業の内情はわからないけど、自分の会社ならやり方があるわけ。『Google先生』って頼れる情報源もあるんだし。
こうやって、自分の勤務先企業の『決算説明会資料』に書いてあることで理解出来ないこと・知らないことを潰しこんでいくの。
この「売上・利益」の推移のページなんて、めっちゃ解りやすいわよね。売上がガクンと下がった2020 1Qは、利益はドカンと赤字になってるのが一目瞭然。「これって、なんで?」って上司や先輩に聞いてみて。マネージャーで答えられない人がいたら、かなりヤバいマネージャーよ。
この「所在地別」「事業別」なんてのも、どの地域・事業が売上でかいか、利益率はどうかって、パッとわかるわよ。自分の所属する地域や事業の売上が小さすぎたり、利益が赤字だったら、それこそ「事業底入れ」とか「工場売却」なんてこともあり得るのが企業経営だからね。あなたの所属事業部は…大丈夫かしら。
ってわけで、まず自分の勤務先企業の『決算説明会資料』を100%理解すること。
これができれば、同業他社の『決算説明会資料』も簡単に読み解けるようになるし、他業種のも理解しやすくなるわ。
これって、13才の『NOT サラリーマン』には真似出来ない勉強方法でしょ。何たって『リアル』に現場でサラリーマンやってる自分自身の所属企業の勉強を、『投資家・株主』視点からアプローチするわけで。
全然『コンプライアンス違反』じゃないし、むしろ経営者の視点で会社や業務を考えられる人材こそが、経営側である課長とか職制なわけで、評価上がるわよ。
言葉悪くて“ごめんなさい”だけど、「自分の会社の決算内容知らずにサラリーマンやってる」のって、タダの会社の奴隷みたいなもんよね。将軍様にとっては、都合良すぎるナイス人材ね。
組合も弱体化する一方だし、「横並び日本」も令和日本の時代には終焉を迎える流れが加速するだけに、「弱肉強食資本主義」の世界で身を守れるのは、あなただけよ。
そう、前に進むか、変化を拒否するか、選択権はあなただけが持っとるのねん…
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