にゃー🐈️ ニャロです。
めちゃ質素、めちゃ寒い夜を小口の「小口自然の家」で過ごして。

朝ごはんは一律06:15から。
ココに泊まるひとの100%が熊野古道歩きするひとって前提の宿。そらそーだ。
朝ごはんで前に座ったヤングはデンマークからきた10代男子。そのとなりはアルゼンチンからのおばさん、その隣はオーストラリアのおばあさん。
熊野古道、日本人率低っ。
昨日歩いた小雲取越と今日歩く大雲取越、東の紀伊勝浦〜那智の滝を出発して西に向かう人のほうが多いのかも。
僕は西の端っこの紀伊田辺から東へ東へ。
いよいよ今日が最終日、めちゃビビってるんだけど、今日歩く大雲取越は標高800m越えが数回あって、アップダウンが猛烈なコース。
ここまで来て、脚ボロボロだけど、なんとかなるっしょ… サクサクっと朝ごはん食べて宿を06:30出発。

さすがに寒いけど、どうせ上り歩いてりゃあっとゆうまにTシャツ1枚になるし。

うわー、なんか入口から、なんか過酷な上りを予感させるじゃん。

那智の滝がある熊野那智大社まで14km。
距離的には昨日歩いた小雲取越とほぼ同じなんだけどね。



容赦ない上りじゃんね。
もうテーピングも無いし、早く出発した貯金で休憩的立ち止まる回数増やして、とにかく進むしかないわけ。

28番の道標、これがゼロになるまで無心で進むのだ!


しかし、エグい。
思ってた以上にエグい上り、もう1段上るのに2歩必要。ヤバい。

見える端っこまで到達すると、また同じ距離くらいの上りが見える繰り返し。
でも、実はまだ序の口。


こんな山奥に座りにくるなんて、なんか追われてたのかしら?


もう、お地蔵さん見つける度に、休憩兼ねて二拝二拍手一拝。


こんな大っきい石を並べて道つくんの大変だっただろけど、表面があっちこっち向いてるから疲れる石段。
景色見ながら歩きたいけど、転ぶもん。



うわー、やっと1個道標進んだ…
20分かかったじゃんね、時速1.5km…





昨日の小雲取越が優しく思える古道の石段。エグい。



こんな山奥にも旅館の跡地、凄いぜ熊野古道。






旅館跡地あたりで少し緩やかだった古道が、いよいよ牙を剥いてきたじゃんね…




この急勾配上りの千本ノック、多分ココが…
「胴切坂」。

名前がヤバ過ぎる…
そして、その名に相応しい、エグさ爆発の急勾配上りの連打。



一昨日、チクっと右膝に痛みが出たから怖かったんだけど、それがけっこう断続的に出てきて。
もうふくらはぎクッションは壊滅、太腿も足首もダメージ大だから、ヒザにダメージ蓄積しちゃうんだろなー。
ってわけで、さらに歩行スピードダウン。とにかく、じわじわと前へ…



足場悪過ぎ、この日「うわー!」って悲鳴上げてたのは僕。
曲がり角まで上って、その先が見えればまた長い上り、の繰り返し。
胴切坂…




ふひゃー、もうわけわかんないけど、とりあえず上りきったのかな?
越前峠。

上りきったら下りが待ってるわけで、ヒザには下りのほうが大ダメージ。
標高800m越えまで上ってきたエネルギーが、下りでヒザを壊しにくるじゃんね。
もう、片足づつ、オジイちゃん歩きで1段づつ下るしかないじゃんね。

20番の道標で時刻は9:40。
今日のスタートが28番で7:00だったから、160分で4km。
つまり、時速1.5km。
…


下りはカラダが冷えるだけじゃなく、ノドが渇くの。
晴れ続きで空気乾燥してるし、なんせ杉花粉の大量発生地帯を歩いてんだから。
で、ここで重宝したのが⇩

大阪の老舗、昆布の土居のおやつ昆布。
これ最高。絶対オススメ。
しかしまぁ、この大雲取越は地盤が石というか岩なのね。もう猛烈に石だらけ。


うぉー、まだ那智山まで9.4km、うぉ…




もう標識以外は目にはいんないじゃんね。
ヘロヘロ…



下り、キツい…

下りきった?
小さな渓流に出たじゃんね。

凄いキレイな清流で、ちょいちょいと滝つぼにヤマメっぽい淡水魚。癒されるじゃんね。

お、番号道標が石製に変わった。


あと6.7km、半分来たじゃんね。
でも、6.7km 135分って書いてあるってことは、普通に歩いても時速3km弱の道ってこと。
ズタボロの僕だったら…


うーん、そろそろ12時。
ちょうどいい休憩所無いし、日の当たる石段で…

いい、質素なお弁当、いいじゃん。
今の天皇さんも皇太子時代、この弁当食べたんだろなー。
とにかく、サクっと食べて、ゆっくりゆっくり進むかんね。






思い起こすと、この4日目の後半の歩きが、なんつーか、無心に近かったなぁ。
アタマの中は、「なんとかヒザをこれ以上壊さないように、ゆっくりそおっと進む」ことだけだったんじゃないかなー。





見上げれば今日も快晴。
雨降ったら、足元は石滑ったり、泥濘んだり、キツさ倍増なんだろなぁ…



ん?
「亡者との出会い」???
山奥の熊野古道、大半で電波届いてないからスマホはフライトモードにして節電してたんだけど。
今ググッたら、なぜか国土交通省のホームページに⇩

おいおい、まさかお役所、しかも国の中央官庁が、亡者と出会う云々って…
なんかやだー、崖で落ちそう。
無視してよかった…


お、なんか海が見える?


おおー、紀伊半島を抜けて、紀伊勝浦側の太平洋じゃん。
なんか、ゴールが近い気がしてきた。

って、こっから下りだよなー。

8番、ってことは、残り4km。
下り4kmかぁ…




うっへー、ココからまだこんな岩岩した下りかぁ、やっべー。


あと2.6km。




残り2km切っても、那智の滝の音全く聞こえてこないのねん。


キツい。
残り4キロから、全然ゴールに近づく感じしないし、なんか永遠に古道が続くような気がしてくる。


え、ひょっとして?

トイレトイレ。

まだ続くじゃんね。
うぉー、まだ1kmあるんかーい!


実は、ここからのラスト1km、相当キツいから。
那智側からスタートしたら、この上りはけっこうインパクトあるだろなー。




「はい、オシマイ」でいいのに。
なんなの、この見える限り石段下りって。
もう、なんなの…

到着?

あー、那智の滝が見えるー。
全然音聞こえないけど、長い滝じゃんね。

とりあえず、熊野那智大社でお詣りして、スタンプゲットしないと。



熊野那智大社本殿のお賽銭箱の隣にスタンプあって。

そのすぐ隣にあるお寺、青岸渡寺(せいがんとじ)の堂内にもスタンプあるかんね。

ここまで来ちゃえば、もう気分はハイだし、当然那智の滝まで歩くっしょ。
那智の滝の目の前の神社 飛瀧神社(ひろうじんじゃ)まで下り坂歩いて10分。



ここの下り階段もナカナカだけど、手すりもあるし、余裕。

おおー。
水量かなり少なかったみたいだけど、立派な滝じゃんね。
これで今回の熊野古道 中辺路歩き、完遂じゃんね。

最後のスタンプ押して、階段上って「那智の滝」バス停へ。
那智勝浦駅前までバスで30分?かなりカーブ多いし、観光客も多いから、15分前から並んで着席。両足、負傷してるし。
で、那智勝浦駅前のホテルが日帰り温泉入湯500円で、当然入湯。


さっぱりしたし、缶ビール買って、JRの特急で名古屋へ。



バスとか電車とか、特急とか新幹線の凄さを理解できた今回の熊野古道歩きだから、当然名古屋からは新幹線。
めちゃ速。

その日のうちに鵠沼海岸の我が家へ帰宅。
新幹線、すげー。
ホントにキツかったし、もう一回は行かないと思うけど、でも行って良かった熊野古道。
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