寒いと思ったらサクッと「プチ湯治」原発災害後 初の福島県旅#2 「タダほど高いモノは無い」重い重い現地住民のお話を聴けて良かったかんね

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ぐるめ

にゃー🐈 ニャロです。

重いハナシだけど、リアルに日本で起きてる現在進行形の大問題だし、

ゴーンさんも言ってたし、「現場に行かないと真実は見えない」って。だから、東海道線で上野へ。

上野で常磐線に乗り換えて、

見たことない怪しい車体色(何色?)の常磐線快速で、土浦方面へ。

もちろん、貴族専用特急列車なんて、眺めるだけ。当たり前じゃんね。途中で何度も追い抜かれていく各駅停車の常磐線。

れんこんと帆船?の町らしい、茨城県の土浦を経由して、

もう、このあたりは駅前=田んぼ。関東も広いわよね。

オシリが痛くて割れそうになった頃、納豆と偕楽園の街 水戸に到着。ここで乗り継ぎ待ち40分だから、

茨城県の勝田って町が発祥らしいコーヒー屋さん「SAZA COFFEE」へ。

ザッハトルテ…

「今日のコーヒー」とザッハトルテを注文。案外酸味もある深煎りじゃない中深煎りくらいのコーヒー、普通に美味しいんだね。流石は茨城県。ただ、ザッハトルテじゃなくザッハトルテ風だったけど。

おお、日立駅!家電重電の日立製作所の創業の地じゃんね。元々、日立村に赤沢銅山ってのがあって、それを日立鉱山って名前変えたのが日立製作所のはじまり、なんだって。へー。

おお、海、太平洋が見えてみた。ここは勿来海水浴場、つまり茨城県を抜けて福島県いわき市に入ったわね。なんとかオシリも大丈夫。

着いた〜!フラガールな駅の看板じゃんね。… おなかが空いたわ。

駅徒歩5分の「鳥料理ちゃぼ」で、

いいねー、昭和テイストの手書きメニュー。迷わず「ランチきじ重」を注文。

予期せずおいしいきじ重、そして店内のいわき弁?めっちゃ栃木県那須エリアの言語のイントネーションそっくり。女将さんに尋ねたら、「そんだよ~、福島県は3つの地方があってさ、浜通りのコトバは茨城県や栃木県北部とにてんだ」って。

ああー、たまに天気予報とかで見る「中通り」って、地方名だったんだ!知らんかったし、ってか、いわき市デカい!

そして、あの爆発が起きた南相馬市も、双葉町も、いわき市と同じ「浜通り」エリアなのね。

んで、宿のチェックイン15:00まで、まだ結構時間があったから、湯本のカフェに入ったの。そこはたまたまお客さんいなくって、お姉さんが話しかけて来たのよね。「お仕事ですか〜?」って。

もちろん、「温泉に入りに!」。そんな勤勉なビジネスマンにみえちゃうなんて、恥ずかしいじゃんね。

んで、「あの原発の爆発以来、初めて福島県にきました」「もう、この辺の方々は、アレ関係のハナシはご近所さんとかとしないですか?」ってきいてみたの。

そしたらさ、中々にヘヴィなお話がね。リアルな原発大爆発地点から100km圏内で暮らしてて、今まで暮らしてきた方のお話。

カフェ店員のAさん、出身はまさにいわき市の湯本で、都内でOLやってたんだけど、ダンスのインストラクターとしていわき市に戻ってきて、地元の方とご結婚されたんだって。んで、大地震からの原発大爆発。

原発大爆発後に、少し時間あいてから「放射能飛散予測マップ」が公開されたじゃん。あれより前に、家族から「とにかく女子供は一旦100km圏外に逃げろ」ってなって、クルマで山形まで逃げたんだって。

でも、じゃあどうすんの?いつまでどこに逃げてナニすんの?って思ったんだって。んで、2日だけ山形のホテルで過ごして、いわき市に戻ったんだって。

で、避難所のボランティアをやってたんだって。ナニが大変って、日本中から「善意の古着」とか「善意の賞味期限不明な食品」がドカドカ届くんだって。その段ボール開けて、誰も着ない古着をゴミに、賞味期限わかんない=食べれないモノをゴミに、でもまだごみ収集が始まってない避難所生活で、ゴミの処理がめっちゃ大変…

災害避難時に、ナニが必要かって「おカネ」なんだって。要らない古着や食品送り付けるんじゃなく、寄付するのが一番被災者は助かるんだって。なるほどねぇ。

あと、一息ついた頃、やたら芸能人やら著名人が「スポンサー付き」で慰問に来るんだって。でも、Aさんが遭遇した大半が、「TVカメラ止めた瞬間にクルマにお帰り」「子供たちとも誰とも握手すらしないし近寄らない(放射能汚染が怖かった?)」「スポーツ関係の、当時の現役日本代表選手やらプロスポーツ選手やら、わざわざ会津や他県から子供たちをバスで連れてきて、一緒に慰問試合とか講習会(マジか!)」。

今の能登半島地震みたく、子供たちは日本各地に放射能疎開してて子供がいない避難所に、わざわざ他県から子供たちを… ビジネスが盛んなのね、災害が起きるとビジネスチャンスなのね。なるほどなぁ。

いわき市には、かなりの数の「福島原発関係者」が住んでたし、原発のお陰でかなりの特別予算が自治体で組まれてたから、病院関係やらスポーツ施設、福利厚生が手厚かったことも含めて、原発の放射能汚染関係の問題には正直複雑な思いがあったんだって。そっかー、そんな風に思えちゃうくらい、ナニだったんだね。

⬆そだね、いわき市の住民数、平成24年=原発大爆発の翌年の2012年、ガクンとイッキに一万人減ってるけど、その前から安定的に過疎だもんね。こんな人口減ってるのに地方自治体への特別予算「よくぞ爆発リスクゼロの原発を受け入れた!福島県偉いし、南相馬市周辺自治体も、反対運動を押さえ込んだり、甘い餌(原発受け入れたら病院できるし福祉手厚くなるし、良いことしかないでー)で住民を納得させて、エラい!」がついてて、住民もそれを…

なんか例えが悪いけど、ETF投資とかIDECOの宣伝文句そっくりじゃんね。「ノーリスク=ノーリターン」「タダほど高いモノは無い」。

双葉町なんて、原発受け入れ報奨金として、「住民税ただ」「町も道路は国道より整備され」「福祉施設てんこもり」だったんだって、タクシーの運転手さん曰く。

だからさ、なんか一方的に「政府が悪い」って風潮だけど、実際の住民の方々は、「… そうゆうことね、おかしいと思った。ノーリスクで住民税ただとか、ありえないのに、迂闊にも原発受け入れちゃった…」って思いも、無くは無いのね。これも、現地に来ないとわかんないリアル。

さ、宿まで駅から2km、お天気だし歩こう!

途中の酒屋さん「橋本酒店」で、福島県のBIO日本酒買って、

ようやく宿に到着。

子供たちが歩いてるいわき市、

ちょうど梅の季節。途中の水戸の偕楽園も、ちょうど梅まつりだったし。

ここじゃんね。ようやく到着「温泉旅館 ホテル住乃江」。さぁ、純温泉に入るわよ~!

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