にゃー🐈️ ニャロです。
今回のフランス滞在中に、アメリカ大統領のトランプさんとウクライナの俳優大統領ゼレンスキーくんが膝詰め会談して、物別れに終わったってニュース見て気になってたんだけど。

NHKが「会談全文」ってのをアップしてたからサラーっと読んだんだけど。実に面白いじゃんね。業務で交渉する機会があるサラリーマンに役立つ感じー。
これは、どう贔屓目に見ても、トランプさんがロジカルだし優勢だし、マトモな事言ってるじゃんね。ビジネスマンにとっても参考になる理論構成と交渉だわね。
トランプさんのロジックのポイントは、
・ヒトが死にまくる戦争は停めるべき
・現実として負けてるウクライナは妥協すべき
・アメリカ国民の血税から多額の援助金をウクライナに渡してんだから、ウクライナに埋まってるレアアース資源権益を寄越せ
全くロジカル。
大統領は死なない庶民だけが死に続ける戦争は停めるべきだし、負けてる側が妥協すべきだし、民主主義選挙の多数決で選ばれたアメリカ大統領がアメリカの払ったおカネの代償を求めるのはフェアだし。世の中タダのものなんて無いんだし。
それに対して、もう選挙やったら絶対負けるゼレンスキー君の主張は感情に訴えるだけ。
・子供たちが殺されてるんだから、アメリカはウクライナを助けるべき
・一方的に侵略してきたロシアが一方的に悪いんだから、侵略前の国境に戻さないとダメ
・停戦するなら、世界最強のアメリカが停戦確約、平和維持確約しないとダメ
ホント、ウクライナのイヤイヤ徴兵されてるヤング兵隊さんとか、ミサイルバカバカ落ちてくる国民とか、可哀想。
どっかの一昔の軍事国家が、
「国民最後の1人まで徹底抗戦」
「本土決戦で決着を」
「神風が吹いて…」
ってクレイジーかつ非論理的、非人道的な妄想を叫んでた一方で、
「勘弁してよ…」
「でも、反対意見なんて口にしたら非国民だってボコボコにされるから言えないし」
ってなってたのと全く同じじゃんね。
トランプさん、後半に何度も繰り返し「ウクライナには(トランプの)カードが無い」って言ってたけど、まさにその通り。
国として、ウクライナがロシアの同盟になるってカードがあるなら西側諸国のリーダーのアメリカに対する切り札になるけど、少なくともゼレンスキー君にはそんな切り札無いし。
「ここまで国土減る譲歩する」って決断するしか無いって、サルでもわかるじゃん。
交渉って、強いカードで押して譲歩で引く、この組み合わせで決着に向けてやりとりをするんだけど、強いカード持ってないウクライナに出来るのは譲歩だけなのに非論理的な論法でゴネるゼレンスキー君と「交渉になんないぜ。レアアースで譲歩しないなら、好きにしな」って切り捨てたトランプさん、流石じゃんね。
そんな戦火が鎮まらない欧州、の西側の大都市パリは、治安は悪いけどソコソコ平和。
オペラ座があるパリ9区のギャラリー・ラファイエットとか、盛況だし、ルイ・ヴィトンには中国人観光客が列つくってるし。

そのすぐ近くのパリ2区の裏通りにはラーメン通りがあって、主に地元パリっ子たちが行列作ってラーメン啜ってるわけで。
二十年前には、ヨーロッパ人がスープヌードルをズルズル啜るなんて時代が来るとは想像出来なかったけど、実際はね…
その通りにひっそりと佇んでるのが、「RAISIN」掲載店「bottles.」。

ワイン屋さんで、テーブルもいくつかあって、ハム・サラミやチーズ、簡単な前菜的なオツマミやサンドイッチも食べれるお店なんだけど、ガラガラ。
パリ中心部で、お買い物やら観光やらで疲れたときに1杯飲みで気軽に使える雰囲気じゃんね。
ってわけで、ハム・サラミ&チーズ盛り合わせとアンティチョークのローマ風を頼んで、「薄旨い赤、できればSO2ゼロ添加の、オススメは?」って頼んだんだけど。


「オレとめっちゃ仲いい、ボジョレーの南端あたりでブドウ栽培してる造り手で、ガメイに少しシャルドネ加えたのとガメイだけの、どっちもホレ、ボトル透かしてみればわかる、薄い感じだろ?」

で、ガメイだけのほうをボトルで飲んだんだけど。これがスゲー好みど真ん中で。
ほんのりウ●コというか、還元臭がするんだけど、全然イヤな香りじゃなくて、むしろ興奮しちゃう香り。これは美味しい、まさに「薄旨ど真ん中」。
あんまり美味しいから、同じ造り手の白と赤をお土産お買い上げ。





で、飲み友達に頼まれてた南仏ジュランソンのJean-Baptiste Semmartinって造り手のワインあるか聞いてみたら、
「うーん、個人的に3本だけ持ってんだけど、ヤツとはケンカしたからこれ以上入荷しないんだよなぁ… まあいっか、1本譲るわ」って。
思わず感謝のハグしちゃった。ナチュラルハグじゃんね。

全く、「RAISIN」が無かったら、どうやって欧州を旅すりゃよいのやら。
今回も大正解なお店だったわー。


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