にゃー🐈️ ニャロです。
何故か不明だけど、パリにいるじゃんね。
これってパリジャン、じゃん。

たった2泊のパリ滞在だけど、色々と飲み歩いたわけで、そしたらも面白い事に気がついたの。
パリのワインバーで、飲んべえたちのフランス語会話を聞いてると、ワインが心地よく感じるのよね。
一方で、イタリアのワインバーで、イタリア語の会話を聞いてると、何が何でも仲間に入れて欲しくなるのと違うわけ。なんでだろ。
なんとなく、それがイタリアワインとフランスワインの根源的な違いなのかなぁ、って思ったのよねー。

イタリアのワインバーでは、とにかくエキサイティング。だけどパリのワインバーでは詩的なマインドになる気はするのは、何でだろ。
やっぱ、フランス語の響きが、判読不能だからかなー。
なんせ、簡単なようなフランス語の赤ワイン=Vin rouge、カタカナだとヴァン ルージュ、すら伝わらないんだもん。
ルージュのRがね、鼻から空気が抜けてく感じなのはわかるけど、全然ダメ。伝わんない。Rの発音の厳しさたるや、英語の比じゃない。
やっぱイタリア語、大好きだーーーーー!
で、パリ到着した3月上旬の夜、パリ近郊Montreuilのホテルから徒歩10分の「RAISIN」掲載店、居酒屋「LES PIANO」に夕飯食いにいったわけ。

一昨年のジュラ旅で、何件かパリ市内のワインバーホッピングしたんだけど、やっぱノスタルジーに頼った店はアレなのよね。時間の流れってお店やヒトを変えるからなぁ…
それこそ20年以上前のパリワインバーのハシリだった「Le Verre Volé(パリ十区)」とかね。
まあとにかく、最近の僕のヨーロッパ旅は、「RAISIN」無しには考えられないのよー。美味しいワインと美味しい食事、素敵なヒトたちに出会うための必須アプリなわけ。
今回パリ近郊で2泊する宿IBISホテルが、パリ環状線の東側のちょい外側のMontreuilって街で、めっちゃ中東系人類タウンで。
なんかコテコテの中東系料理屋さんがズラーっと並んでるんだけど。





でも、Montreuilにはメトロ9号線の駅があるから、パリ中心部のナウなワインバー「BAMBINO」とか「DELICATESSEN PLACE」とかにも、デパートエリアとか乗り継ぎ無しで20分ちょいで行けちゃうから、ソコソコ便利な場所かも。ホテル安いし、治安はソコソコ悪そうだけど。
で、ちょいMontreuilの奥に入って、Rue Robespierreって通りまで行くと、狭いエリア内に「RAISIN」掲載店が4軒も連なってて。最高じゃんね。

「LES PIANOS」➡小売もしてるワイン居酒屋
「L’Alimentation Géniale」➡ナチュラル系スーパーで、ランチでテイクアウトの弁当とかワインとかチーズ、ハム・サラミとか
「Sauvageon」➡酒屋
「ARSENE Montreuil」➡定食屋
今回、全部立ち寄ったり飲み食いしたんだけど、かなり良かったじゃんね。
パリの超イケてるワインバーとかって、立ち飲み含め超満員だったりするんだけど、ここMontreuilはほどよく寂れてるっていうか、中東人類がウジャウジャいる雰囲気がアレだからか、予約しなくても入れるけどお客さんもそこそこ入ってて、値段も料理もなかなか良くて。
で、「LES PIANOS」。


小売もしてるワイン棚を眺めると、10〜20€台が8割以上で、店内でボトル飲みは+15€のチャージが掛かるっていう仕組みで。

はっきりいって知らないワインばっかりなんだけど、唯一知ってるワインがブルゴーニュ マコン村のジュリアン・ギヨのピノ・ノワール。小売価格53€は僕にとっては高級ワインだから悩んだけど、今回2泊しかないパリで失敗できないし、美味しいのは間違いないし。

で、つまみ盛り合わせとタルタルステーキを注文、したつもりだったんだけど。
来たのが、タコのカリカリ蒸し焼きみたいな…
フランス、難しいんだよなー、何かと。

ただ、野菜5種のつまみ盛り合わせは、シンプルな調理も塩加減もバッチリで、

タコも、特にカリカリの部分がめちゃウマ。アフリカっぽい香辛料使った一皿で、タルタルステーキ愛がかなり強めの僕が「これならタコでも良かったー」って。
きっとタルタルステーキも美味しいんだろなぁ…

この「LES PIANOS」が良いのは、無休で通し営業10:00〜24:00だから、使い勝手がいいのよ。
パリのワインバーは、早くて16:00、遅いと19:00開店(で深夜26:00までとか)が多いから、早い時間のワインバー利用できる「RAISIN」掲載店はそんな多くないわけで。
それに席数多いし、カフェ兼ワイン居酒屋って感じ。コーヒー利用もオッケーだって。

パリ3日目、昼ごはん後に1時間空き時間ができたんだけど、ここでグラスワイン一杯とレモンタルトで過ごして。超気楽。
パリ中心部のシャレオツなカフェのオープンテラスなんて、スリや置き引きだらけだし、落ち着かないじゃん。ここは便利だわ。
で、3日目のランチに行ったのが、まさに大衆食堂的な「ARSENE Montreuil」。

前菜、メイン、デザートを一品ずつ選ぶ定食屋さんで、事情でボトル飲みは控えたんだけど、グラスで飲んだ南仏アルデッシュのシラー100%のがバカウマだったなー。








ステーキとの相性もバッチグーで。
この店も、定休日無しの9:00〜24:00営業。カフェ兼定食屋、使い勝手いいし味もいいし。
ここも席数多いから、昼飯時でもサクッと入れるっぽいし。
カチカチのステーキ、肉喰ってるって感じで、フランスっぽいじゃんねー。でも火入れバッチグーだし。タルタルステーキじゃないんだから、生焼けにすりゃ良いってもんじゃないしねー。
あと、お土産と帰りの機内食テイクアウトしたのが、「L’Alimentation Géniale」。

ナチュラル系の小さなスーパーだけど、お昼どきにテイクアウトでサンドイッチやサラダボウルとかやってて、長蛇の列。

15:00過ぎに行ったら、もうサラダボウルしか残ってなくて、紫キャベツとリンゴとベリーのサラダをお買い上げ。帰りの機内でシャクシャク食べて、美味しかったー。

あと、お土産ワイン会用に、チーズとバターをデカいタッパーいっぱいお買い上げ。
サヴォワのトマとか、ヤギチーとか、スゲー旨そう。





パリは悩むのよねー。
素晴らしいチーズ熟成庫持った老舗のチーズ屋さんもコンテとかミモレット狙いならナイスなんだけど。小規模農家チーズ置いてる店もあるし。
でも、せっかくBIOスーパーにBIOナチュラル農家製チーズがあるなら、そっちのほうが楽しいかなー。特に小さなヤギチー系はねー。
あと、種類多くなうけど、いいワイン置いてて。

こんな店、近所にあったら、そりゃハッピーじゃんね。うーん、Montreuilやるなぁ。
最後にワイン屋さん「Sauvageon」。
もう9本買って、トランク重量が預け荷物制限の23kgで買えなかったけど、「うちは、主にふらのナチュラルなワインだけを」、って。
小さい酒屋だけど、アルザスのChristophe Lindenlaub揃ってたり、気になるじゃんね。次回のお楽しみだねー。
ってわけで、今回も「RAISIN」上品のおかげで、楽しかったなー、Montreuil。ありがとうー!

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