にゃー🐈 ニャロです。
藤沢駅にほど近いナチュラルワインのワインバー『混醸(根性?)』。最近オープンしたお店なんだけど、なかなか鋭いワインが出てくるもんで、ちょっぴりお気に入り。
僕にとっての世界一のワインバーは鎌倉の「SO SAN」だけど、スーパー「オーケーストア(藤沢店)」に買い物に行く帰りについ寄っちゃうデンジャラスなワインバーが『混醸』で。
そこに置いてあった本「食べるためだけにイタリアに行く(小倉知巳)」
に載ってたのが、今回行った『Osteria del maiale nero(Raccuja)』なんだけど。まぁ、凄い山奥な場所にあるオステリアで。自分とこで、黒豚とか羊とか飼ってて、自家製ハムサラミやチーズも販売してるってんで、そりゃ美味しそうじゃんね。
夜の予約をしたんだけどね。当日夕方、コーネリッセンさんのワイナリー訪問の時、ジャコモさんに聞かれて。
「夕飯どうすんの?」
「こっから北にクルマで1時間のオステリア予約してて」
「え?なんて店?」
「Osteria del maiale neroって、知ってる?」
「… マジで?ホントに今からアソコに行くの?」
…ナニナニ、ダメなオステリアなの?なんでそんな笑っちゃってんの?
「いやいや、いい店だけど、すげー山道だから運転気を付けてね」
「…そーなの?」
「うん。一車線のボコボコの山道が延々と続くから。小型車じゃないとキツいけど大丈夫?」
… なかなかビビるじゃん。そーすか、マジすか。行くけど、まだ明るいしんで、今18:00過ぎ。予約した19:30までちょうどいいから、やや飲酒運転気味にいざ出発。
したんだけど。やばかったじゃんね。何なんだ〜、ってくらい、不安なる雑草ぼうぼうにせり出した細道を、とにかく北へ。登って登って曲がって登って。サファリじゃん。ってか、切り返さないと曲がれないカーブもいくつもあるし、デッカい穴凹だらけだし。パンクしたらどうすりゃいいの?
ああ、だから時速30kmね。マジか…ここでタイヤがパンクしたり、エンストしたら、はっきり言ってジ・エンド。恐怖心がこみ上げてきたころ、巨大な黒豚のオブジェ発見。
ここか…放し飼いされてる黒豚たちの脇道を進むと、
急に開けて。到着、じゃんね…ハムサラミ・チーズ屋さんもあったけど、とにかく無事到着できた嬉しさと安堵で、グダーとなって。
そりゃそうだって、ここはエグいわよ。
開店時間の19:30までお店の前の野外ベンチでグダってたら、徐々にお客さんが増えてきて。ってか、どうやってココに来れた?スゲーな、皆さん。
で、お店に入って。
あんまりナチュラル系ワイン無くって、
久しぶりのBenanti。珍しいネレッロ・カップッチョ100%の赤ワイン、2021。
前菜は、カメリエーレのお兄さんイチオシの「ヤギ肉のタタキ」。
初めてヤギ生肉食べたけど、優しいお味で美味しいじゃんね。ふむふむ。
で、お腹爆発する予感がしたから、パスタはスキップして、「グリルミスト子羊と黒豚肉、黒豚ソーセージ」。付け合わせに芋フリット。
肉、旨いなぁ。パスタをスキップして良かったじゃんね。脂身まで美味しく食べれるじゃんね。そして、揚げたてジャガイモフリットがまた、お肉と合うねぇ。
こりゃいいお店じゃんね。パスタも食べてみたいけど、まだエトナ激闘編は始まったばっかだし、若干コンサバにドルチェに行こうかしら。ティラミス…
去年の北イタリア旅でも、アブルッツォ〜ラツィオ〜カンパーニャ州の旅でも思ったんだけど、イタリア中でティラミスが大ブームじゃんね。なんでだろ?ブーム再燃?美味しいからいいんだけど。
ってわけで、帰りはカメリエーレのお兄さんに
教えてもらった「少し遠回りだけど、道幅が広いルート」
… のはずが、やたら最短距離ルートに変更したがるGoogleマップのナビに負けて、気がついたら行きと同じ激ヤバな山道に… 怖かったぁ。
しかし、またまた無事故無違反無すり傷で宿に帰還成功。あれ、なんか運転スキルがドンドン向上してるじゃん…
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