3月の『北温泉旅館(那須湯本)』はリアルに到達至難でワイルド過ぎる「秘湯の宿」じゃんね

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ぐるめ

にゃー🐈 ニャロです。

なんか、やたらナミダが出たり、鼻水がぶっ壊れたように出たり、花粉症じゃないんだけど、花粉の影響がゼロってわけじゃないみたい。別に、鼻血とか血尿が出るわけじゃないからいいんだけど。

とはいえ、僕は知ってるし。お肉屋さんに並んでる豚肉が、殺された豚さんのお肉だってことや、世界中で大人気の「ドラゴンボール」とかの作者の鳥山明さんが68歳で亡くなっちゃったこと。永遠に生きる哺乳類はいないし、じゃああと何日生きてるかなんて、誰にもわかんないって事。当たり前だけど。

だから、行けるうちに行きたい温泉に行きたいじゃん。いつもは日帰りで春のお彼岸の墓参りに那須・黒磯方面に行くんだけど。今回は無理やり一泊二日にして、「あの温泉宿」を目指すわけ。我ながら、素晴らしい決断じゃんね。

栃木県北部に位置する那須湯本、の中でも奥地に建つ『北温泉旅館』。たった一泊じゃ勿体ないワンダーランドな温泉宿。なんせ、みんな大好きな温泉マンガ「テルマエ・ロマエ」の映画版の舞台になった宿だってんだから、早くも興奮してきちゃうじゃんね。ぐふふ…

「旅」をするのには、強い理由が一つあれば充分なんだけど、この「北温泉旅館」には、なんとまぁ、

・自然湧出のドバドバ掛け流し(一部「純温泉(掛け流し+無加水+無加温)、一部温度下げる加水」)

・どデカい露天温泉プール(すべり台あり)

・混浴風呂

・歴史ある建屋(江戸時代末期の安政年間〜明治時代の建築)

今は素泊まりのみなんだって。つまり宿泊料金も湯治プライス。いいじゃんね、ってかここに行かない理由がわかんない。つまり「行く」の一択。さぁ行こう!

花粉だか黄砂だか知らないけど、うっすら白く澱んだ空の横浜〜都内を抜けて、

貴族専用超高速トレイン 東北新幹線で那須塩原駅へ。なんと東京駅からたったの68分。すげーぜ、庶民の鈍行列車だったら3時間かかるのに(それでもママチャリより断然速いけど)。

お彼岸のお墓参りは家族イベントだから、特別に貴族新幹線利用予算枠が適用されるわけ。

んで、那須塩原駅で激安レンタカー「ワンズレンタカー」で24時間5500円の旧型「フィット」を借りて、

いざ那須湯本温泉へ。那須塩原駅からの乗り合いバスでも行けるみたい、最寄りのバス停からホンの2.4km歩くだけ。今回はレンタカーでスイスイ〜。

クルマでも、宿まで行けないんだって。宿の1.4km手前の「駒止の滝 駐車場」にクルマ停めて、そっから下り坂。ナイスなアプローチじゃんね。で、駒止の滝 駐車場に到着したんだけど…

… ってかさ、いくら那須岳の麓、標高1000m超えてるからってさ、今日の都内は20℃超えとかって日なのに。積雪がーーー!

うそーん、こっから400m、歩くの?流石に宿への歩道は除雪…

してへんのかーい!

しかも、かなり急勾配、そして一部はツルツルのアイスバーン。そして、すぐワキは崖。死ぬんじゃね?

普通のスニーカーでちょっとずつ、ちょっとずつ下って。途中で手すりやロープ無しじゃ絶対降りれないツルッツルの箇所も。ホンマかいな…

たった400mを30分近くかけて、ようやく… 怖かった〜。こないだの屋久島登山並みに怖かった。でも、露天風呂プールが見えてきたら、ちょっと元気になったわ。

カッコいい… この恐怖のアプローチも含めて、まさに秘湯。これぞ秘湯。『北温泉旅館』に到着じゃんね。落ちなくて、転ばなくて良かった…

流石は歴史ある(オンボロ)宿。入口からして、もう最高。薄暗いし、

でっかいネコさんが我が物顔で歩いてるし。

いきなり足湯があるし。実にワイルドじゃんね。

こじんまりして、冷え切ったお部屋、最高。追加料金払わなくてもコタツ使えるなんて、ゴージャス。テレビは100円玉入れないとつかないけど、全く問題なし。シーツもキレイだし、ちょっと部屋が傾いてるのは、むしろ味があってプラスじゃんね。

しっかり湯治宿だから、炊事室完備。鍋焼きうどん作ってるヤング3人組がいたけど、我が家は持ち込みお弁当をレンジでち~ん。

河原の湯は、

人口堰の水音がいいわね。ここは40℃くらいかしら、ゆっくり入ってられるお風呂ね。

メインの「天狗の湯」、これ最高。お部屋から25歩、24時間入湯可能。42℃くらいだけど、温まりかたがハンパないわね。流石は活火山 那須岳のマグマパワーというか、自然湧出源泉の威力というか。お部屋がヒエヒエだから、何度も何度も入れて最高!

たった一泊しただけだけど、ここはいいわね。食料とワイン抱えて、3泊くらい湯治に来たいわ。あ、雪が溶けてからがいいかも…

そうそう、露天風呂プールには早朝に入ったの。到着が18:00直前で日暮れ時だったから。

相当朝方冷えたけど、

まずは、更衣所にある熱いお風呂で温まって。ってか、沁みる〜♨

さぁ、お楽しみの温泉プールへ。

ビキニパンツ持ってきたもんね。抜かりなし。

温い、ってか冷たい… でも25℃以上はあるし、寒けりゃ熱湯であったまりゃいいし。

これは贅沢。足元の苔がヌルヌルで、またワイルドだわ。こりゃユニーク、こりゃゴージャス。

源泉掛け流し足元ヌルヌル温泉プール… これは、極めてユニークでエキサイティングな温泉じゃんね。夏に湯治に来たら1日中入ってられるじゃんね。ゴージャス!

さ、そろそろチェックアウトして、お墓参りに行かないと。しかし、あの雪とアイスバーンの登り坂、登れるかしら…

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