一見お得な『新NISA』 借金だらけの国なのに税金要らないだなんて、怪しいって思ったほうが良くない?

日本ブログ村バナー
日本ブログ村バナー
PVアクセスランキング にほんブログ村
PVアクセスランキング にほんブログ村
株式投資

にゃー🐈 ニャロです。

台風7号も、お盆観光客も去った鎌倉の七里ヶ浜。

波高0.2m、次の台風早く来て欲しいなー。

そんな平和な8月の朝、テレビ東京の経済ニュース番組「日経モーニングプラスFT」で、来年2024年から始まる『新NISA』について特集してて。知ってる?

なんか、拡大するってのは知ってたけど、来年2024年からかなり枠を拡げるのね。ちょっとビックリしちゃったんだけどさ、運用期間が5年間から「無期限」になるんだって。ヤバいじゃんね、ホンマかいな?

それに、年間の投資額上限も120万円から240万円に倍増だし。ただし、総額投資額上限は240万円✕5=1200万円。さすがに無制限じゃないじゃんね。セコい…

ってさ、大丈夫じゃないんじゃないの?ニッポンの国家財政は借金国債まみれ。人間だったら「ダメなヤツ」じゃんね。クレジットカードのリボ払いにハマった残念なヒトみたいな借金の膨れっぷりじゃんね。

そもそも、「投資」なんて「ゼロになっても大丈夫な余った(余らせた)現金」を使うものじゃんね。絶対負けない、減らないのは「投資」じゃないんだし。

たかが「投資上限240万円/年」「総投資上限1200万円」とは言っても、なかなかの破壊力あるわよ。

だってさ、例えば僕がコロちゃん下落した2020年3月にNISAで『SHELL【SHEL】』って石油企業株を400株(✕25.1550ドル=10062ドル。当時のドル円レートが108円/ドルだったから、約109万円相当)を買ったんだけどさ。

元々は年間上限投資額が100万円だったのが2016年から120万円になってて、上限ギリギリだったのが400株 ≒ 109万円だったんだけど。

今年2023年の営業利益額見通しは417億ドル(約6兆円)、営業利益率見通し12.4%って、原油じゃぶじゃぶ汲み上げて精製して売るだけで大儲けしてくれてんだけど、

今期の配当見通しが2.50ドル/株。

400株✕2.50ドル=税引き前配当 :1000.00ドル

➡税引き後配当 :796.85ドル(配当税20.315%)

で、一般的庶民は、消費税の倍以上の配当税を毟り取られて、切ないわけだけど。

でも、NISAだから、日本では無税。アメリカで徴税される10%を除いた90%が手に入るってわけ。NISA口座取引だからね。

NISAだと、税引き後配当 :900.00ドル(≒ 13万円)

ハハハ、たった100ドル(≒ 14500円)しか得じゃないね。これじゃ、某ツアコンの日帰りバスツアー1日分の給料じゃんね(派遣アルバイトの最安賃金前提)。

でもさ、これって僕視点では強烈で。

だって、数年前にたった109万円しか投資してないのよ。一般的な上場企業サラリーマンだったら、40代なら夏ボーナス手取り額以下の金額でしょ?

それを、『シェル』の株式購入=オーナー資本家になるのに使っただけで、手取りで13万円って、13万円÷109万円=配当利回り11.9%だかんね。ゴツいじゃんね。税引き後だかんね。

NISAすげー…

そして、最大5年間だったから、来年2024年までに売却するか、特別口座に移管かってルールだったのが、今回の「運用期間 :無制限」になったわけだから、愛する『シェル』が配当維持してくれる限り毎年11.9%の配当をもらえちゃうじゃんね。株主、最高じゃんね。

ちなみに、NISA枠外で同じタイミングで買った『シェル』株を4000株持ってるんだけど、こっちはNISA優遇無いから、税引き後の配当利回りは10.60%/年。配当2.50ドル✕4000株✕配当税20.315%=2032ドル ≒ 約30万円も納税だかんね。これは逃げらんないわ、庶民だし。

コロちゃん株式相場下落みたいなウケるイベントはそうそう無いけど、NISAって、お得じゃんね。

それに、原油じゃぶじゃぶ汲み上げて売る権益ビジネスで、モノづくり一流企業のトヨタ自動車より営業利益率高いんだから、当面は『シェル』株式を売る気は無いんだけど。

でも、もし今日、400株売ったら、

買値 約109万円

売値 約356万円

 (400株✕61.42ドル/株✕145円/ドル)

売却差益 :+約247万円

これが、NISA使ってない株式だと、

247万円✕株式売却益課税20.315%=約50万円、税金でぶっこ抜かれるわけよね。涙よね。

NISA口座だと、無税。株式売却益に対してアメリカでは無税だから(良い国ね…)、日本でも無税。無税✕無税=無税。無税万歳。

これって、世界中のコロちゃん恐怖にビビったチキン投資家たちが株式市場から逃げ出した暴落タイミングで株式買ったことも、赤字国債増やしまくりでラクラク円安を日本政府が加速させてくれてることも要因だから、毎年こんな美味しい投資案件は僕には見つけらんないけどさ。

世界中の庶民はエアコンも自動車もプラスチックも接着剤も使い続けるんだから、石油企業『シェル』の株価はコロちゃん暴落前のレベルに戻っただけだし。当たり前じゃんね。

じゃぶじゃぶ赤字国債増やしまくって、税収も人口も減ってるのに国家予算は増やす一方。借金を借金で返済してるリボ払いタコなヒトの信用度が下がっていくのと同じで、赤字国債借金で国家予算立てて、国債償還の支払も利払いも赤字国債で支払ってる日本の法定通貨「日本円」がアメリカドルに対して安くなり続ける、少なくとも中長期的には円安って僕の予測、ヘンかしら?どうでもいいけどさ。

だから、ソコソコ決算書の読み方とか、株式投資についてお勉強して、「買い時」に「良い企業」の株主になれれば、NISAは「使える」仕組みじゃんね。投資信託(ETF)しか使えない「積み立てNISA」はノーサンキューだけど。

ってわけで… って、賢いヒトは気がついてるわよね。新NISAの上限1200万円で、仮に⬆の『シェル』のNISA税引き後利回り11.9%で運用しても、NISAじゃない税引き後利回り10.60%で運用しても、実は対して変わんないのよね。

1200万円✕11.9%=143万円/年

1200万円✕10.6%=127万円/年

配当手取り差額 年間16万円

そりゃ、年間16万円は小さくないけどさ。でも、そもそも「適切な投資先企業を精査・選定」して「適切なタイミング」で投資することが何より重要に決まってるわけ。僕も含め、投資は損する可能性があるから得するチャンスもある、フェアな「チャレンジ」なんだから。

「確実儲かる投資は無い」んだから。マジで。なのに、それを充分に理解せず勉強せず経験値も足りずに「よーし、新NISAだぜ!」ってのは… やっぱ、罠じゃんね。気をつけてね〜…

コメント

タイトルとURLをコピーしました