スナフキンのように気ままなワイン旅 北イタリア2023 #7 『Tropfltalhof』で迎える朝。畑とワイナリー見学と試飲

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ぐるめ

にゃー🐈 ニャロです。

Tropfltalhofのお部屋はスッキリ快適で、いかにもドイツテイスト。シャワーのお湯もバッチリじゃんね。

斜面を歩き登って10分ちょいの居酒屋さんを教えてもらって、行ってきたけど。

なんちゅうか、まあ、そうゆう感じ。そりゃね、運良くヒットな場合もあるけどさ、そもそもここはドイツ語圏だし。僕は驚かないし。

なんにせよ、既に「駆け付け三杯」どころか相当量をTropfltalhofの中庭で楽しんでるから、ここでも数杯飲んで、宿では寝るだけ。グーグー…

で、翌朝。朝日が眩しくて目が覚めて、ベランダから…

もう、蕩けちゃうわよね。そりゃ、「追加3泊したい!」って願っちゃうわよね。

ダメダメ、旅は始まったばっかり。今夜はフリウリの生ハムさん名産地サンダニエーレに泊まるんだから。

時差ボケで目は覚めてるから、近所のバールで朝ごはん。この「朝はバールでカプチーノとブリオッシュ」が、イタリアじゃんね。うひょ〜!

さ、Tropfltalhofで畑と醸造所を見学よ。もちろん試飲もね。

しかしまぁ、暑い!日差しが凶暴!そして、なぜか灌漑用のチューブが畑に…

なんかね、トレンティーノ アルトアディジェ州自体は「イタリア北部」で「冬寒く…」なんだけど。でも、TropfltalhofがあるBOLZANO周辺って、イタリア屈指の「暑い場所」なんだって。

へー、へー!北イタリアのワインだなんて、つい「北イタリアの冷涼な感じが…」なんてソムリエさんが説明しちゃいそうだけど、ね。

道理で、ここTropfltalhofのワインって、赤ワインはガッツリ熟した感じだし、白ワインはトロピカルフルーツっぽいモワァっとした感じがあるもんね。納得じゃんね。

ちなみに、灌漑用のチューブについて、アンドレアスさんは「使ってないよ、でも使わないと葡萄が全滅しちゃったり葡萄の木が枯れちゃうような干ばつに直面したら、躊躇無く使うよ」、って。なるほどねぇ。農家のリアルよね。

畑では、ビオディナミについて、「天と地と云々」「調合薬の作り方と蒔き方」みたいな、僕のイタリア語力では理解不可能(ってか、日本語でもなかなか理解が難しい内容)だったから、僕はプラプラしてたんだけど、まぁ何とも元気な葡萄の木よね。葉っぱには病気なん全然見当たらなくって、濃厚緑色で。葉ダニがちょっとあるくらいで。

野ウサギがぴょんぴょん跳ねてたり、ここは、夢の国なのかも。あ、料理はドイツっぽいけどね。

で、醸造所なんだけど、なんとエレベーターで地下2階。なんか、仮面ライダーの秘密基地みたい。うは!

前橋・熊谷的に猛暑らしいボルツァーノ周辺だけど、地下2階の醸造所セラーの温度は、エアコンや電力温度調節なしで、16度以下。一番暑い時期でも20度以下なんだって。イカす!

アンフォラ壺も使ったり、アンドレアスさん、一見ゆるキャラっぽいけど、熱いオトコみたい。

で、最後に試飲させてもらって。

ここのBarleith Cabernet S.は葡萄の果梗も種も完熟って感じで、とってもバランス良いカベルネ・ソーヴィニヨンで大好きだけど、ピカ一素晴らしいなぁって唸ったのがソーヴィニヨン・ブラン。こりゃ貴族が呑むワインだね。

チェックアウトして、お土産にワイン酢を三本買って。

ペットの仔羊ちゃんともお別れ。家飼いの羊なんて、イタリアじゃ常識なの?

しかしまぁ、ドイツっぽい(=イタリアっぽさが若干薄め)だけど、なんとも気持ち良い場所。そしてアンドレアスさんもローズマリーさんも笑顔が素敵な南チロル人。

ここには、また6月に来て、あのベンチで、日が暮れるまで呑みたいなぁ。素敵なお友達たちと。

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