にゃー🐈 ニャロです。
昨夜は南風ビュービュー吹いて、外に保管してるロングボードが危うく倒れそうだったわ。秋の嵐ね。
緊急事態的な宣言も解除されちゃったから、お気に入りの茅ヶ崎『ゴールデン・バブ』も15:00開店になっちゃった。今までの13:00開店かと思ってフライングしちゃったから、近くの茅ヶ崎市立図書館で時間潰し読書しちゃったわ。
『ゴールデン・バブ』に行ったら、スーパーお気に入りの苺ビール『The MARS (Strawberry Weisse)』があったから、大きいの二杯飲んじゃった。ほんと、自然派ワイン好きなら、きっと気に入るわよ。
さてさて、今日の日経新聞でも、お昼のテレビニュースでも、この仮想通貨の詐欺事件やってたわね。まじウケるわよね、
一人当たり100万円被害と仮定すると、6万人以上の被害者。申し訳ないけど、アホ過ぎるでしょ…
「元本保証と月8%などの配当を約束し、知人を勧誘すれば紹介料が入るマルチ商法」って、それがネズミ講だってわからない時点で「異常に勉強不足」だし。もしくは被害者と言いつつ、確信犯だったんじゃないかしら。「儲けて、自分だけ逃げ切ればいいや」って。だとしたら、同罪よね…
まあ、投資偏差値が低いひとでも「楽して稼ぎたい欲望偏差値」はマッドにマックスだから、この手の詐欺は永遠に無くならないわね。気をつけてね。
で、『仮想通貨』。よく聞く「ビットコイン」とか、なんなん?
『仮想通貨』とは何なのか、日本の中央銀行である「にちぎん(日本銀行)」はこう説明してくれてるわね。
フムフム、ちゃんと日本でも法整備されてるわけね。ポイントは、「仮想通貨は、法定通貨建てじゃない」って点ね。
あと、これには書いてないけど、売却利益がでたらFX(外国為替)取引と同じ仕組みで税金がかかるってのも重要ポイントだわ。
『仮想通貨』にも色々あって、6600種類以上あるんだって。フムフム。
で、日本で買える(日本の仮想通貨取引所で買える)のは20種類。
それぞれ、「決済用」「送金用」とか仮想通貨の開発目的があるらしいんだけど、投資家視点では「儲かるチャンス」「損するリスク」が理解すべきポイントよね。
『仮想通貨』でダントツナンバーワン時価総額なのが、「ビットコイン」。
今日時点の時価総額が約140兆円。比較するのは、日本株式で最大時価総額のトヨタ自動車にしましょうかね。今日時点の時価総額 約33兆円。
まず、それぞれの直近5年の価格推移はこんな感じ。
まずトヨタ。今日の株価が2030円。5年前から+70%上昇してて、ご立派。年間で単純割りすると、+14%/年だから、株主は嬉しいわよね。配当も年2 – 3%出てるから、それも加味すると、年+16%くらいのパフォーマンス。
これって、どこの五年間を見るかにもよるからね。下げもあるのが株式投資よ。
同じ自動車メーカーの日産自動車だと、直近五年間で▲35%。配当加味しても年あたり▲5%以上資産減少してるから、大株主の『ルノー』含め悲しいわね。
じゃあ、『ビットコイン』は、っていうと。
5年前の価格が8万3千円だったから、五年間で93倍、単純割りすると、年あたり18倍以上(+1700%以上)。トヨタ自動車株価の年あたり+16%と比較すると、なかなかパンチのある差よね。この辺が、『仮想通貨』に欲張り投資家が群がる理由よね。
儲ける「チャンス」って意味では、値上がりチャンスだけじゃなく、出口戦略としての「売却コスト」もチェックしないとね。
トヨタ自動車(日本株)の場合、売却利益に対してかかる税金は、20.315%(所得税15.315%、住民税5%)。だから、仮に100万円相当の値上がり利益があったとしたら、手に入る税引き後利益は79万円ちょい、ね(株式売却手数料は別途かかるけど)。
ちなみに、楽天証券だと、手数料こんな感じ(超割コース/現物取引 の場合ね)
ビットコインで100万円分相当値上がりした場合の売却コストは、まず税金がめっちゃ解りにくいんだけど、サラリーマンの場合は「雑所得」って扱いになるのよね。つまり、サラリーマンとしての給与所得に合算されて、所得税(+住民税)の累進課税を喰らっちゃうのよ。確定申告してないヤングサラリーマンには難しいわよね。不動産投資の利益にかかる税金も同じ仕組みなんだけど。
要は、例えば給与所得が控除除きで800万円だと、仮想通貨の雑所得100万円にかかる所得税は23%。それに住民税10%かかるから、計33%税金払うことになって、税引き後利益は67万円(33万円が税金)。
これが、仮想通貨売却利益(雑所得)が1000万円とかだと、所得税の累進課税が33%まで上がっちゃうから、住民税も加えると43%、2000万円以上の売却利益だと53%、悪魔のような税金よね… だから、億単位で仮想通貨で儲けたあとの売却利益にかかる税金は把握しておかないと、売却利益で大豪邸建てちゃったり、フェラーリ10台買っちゃうと、税金払えなくなって大ピンチになっちゃうかんね。
ちなみに、株式投資売却利益への税率は一定だから、トヨタ自動車の株式投資で10億円の利益上げても税率は変わらず。
さ、ここまでは、株式投資でも仮想通貨投資でも、投資するならマストで知ってないといけない「当たり前知識」。歴史と事実だけなら、誰でも公平に勉強できるわよ。
しかしまあ、本質的なリスクが段違い平行棒なのよね、『仮想通貨』。もちろん過去五年間で100倍近い価格上昇した『ビットコイン』の実績の通りチャンスが強烈な訳だから、強烈なリスクとるって人もいるわけだけど。
「トヨタ自動車(日本株式)」の株式投資のリスクって、僕が考えるのは、こんな感じ。
リスク① 地球温暖化環境対応の各国法制や、欧州・米国・中国の自国産業保護政策。中長期的にトヨタのプレゼンスが大きく下がる可能性に対して株式市場が反応するリスク(株価は人気投票だから)
リスク② 強烈な円高による収益悪化、強烈な円安によるコスト増加による収益悪化
リスク③ 日本製鉄による「無方向電磁鋼板特許訴訟」のような訴訟が世界中で急増し、懲罰的判決連発による収益悪化
まあ、②③は乗り切れる可能性が高いと思うので、①が中長期的リスクかなぁ。とはいっても、トヨタ株が紙切れになる可能性は極小で、なっても5年で株価半額、とか、かなぁ。
トヨタには、『トヨタ(+レクサス、ダイハツ、日野)』っていうブランドの価値、製造開発をやりきる人的資産、工場や設備なんかの固定資産があるから、時価総額がゼロになることは考え難いわね。
一方で『ビットコイン(仮想通貨)』。これって、「法定通貨」じゃないから、アメリカドルや日本円みたいに、ジャブジャブと国債発行しまくったり補助的ばらまきすることで通貨価値が薄まることが無いってのが、存在意義なのかなぁ、ってのが僕の理解なんだけど、やっぱリスクがゴッツいと思うのよね…
「ビットコイン(仮想通貨)」の投資のリスクって、僕が考えるのは、こんな感じ。
リスク① 量子コンピューターの開発・進化が進むことで、暗号キーが解読されるリスク(=盗まれて、おしまい)や、じゃんじゃん発掘が加速しちゃうリスク(供給過剰)
リスク② そもそも、なんの後ろ楯もない通貨(だから、仮想の通貨)だから、大昔のオランダチューリップバブルのように、「こんな価値ないじゃん」って人気が急落すれば、価格も急落よね。
株価も「株式市場における人気投票」だから、人気急落して株価急落することはあるけど、株式はそもそも企業の主の権利だから、その企業が収益を上げれば配当なり株価なりで株主には利益が来るわけ。
仮想通貨には、それが無いってのが、僕には恐怖なのよね。
リスク③ 国からの規制がかかるリスク
中国の「仮想通貨禁止令」は分かりやすいわよね。
民主主義の日本やアメリカだって、政府が「国家として邪魔」って判断すれば、売却利益への特別税率を法制化したりすることは可能よね。
リスク④ 不正やハッキング
株式市場にも、類似したリスクはあるけど、だからこそインサイダー取引や不正決算を防ぐ仕組みを継続的に構築してきたわけで、比較すると仮想通貨は、取引所の担当者の不正だったり、ハッカーに持ち逃げされちゃった、とか、理解できないレベルでの不正が段違い平行棒に多いわよね、令和三年の現代。
僕は仮想通貨持ってないからわかんないけど、いきなりスマホの画面でビットコイン保有数がゼロになってたら、誰か対処してくれるのかしら? ネット証券会社の場合、仕組みやルールは各地しないとだけど、去年9月の↓の事件では、証券会社が全額損害を補償してくれたみたいね。
ながーかったけど、自分なりにまとめてみたかったのよね、なんで僕は仮想通貨を買わないんだろう、って。
株式なら、自分なりに理解と予測をして買うから、仮に倒産したりして資産ゼロになっても納得できるし、リスク分散して対処するけど、
仮想通貨は、異なる仮想通貨でリスク分散しても一網打尽でリスクが実現しちゃうリスクもあって、僕は怖いのね。うん、この恐怖感が、買わない理由なんだわ。なるほど…
まあ、投機と割りきって、金融資産の5%位を、何か新しい材料が確認できたら、可能性ゼロじゃないけど… 僕の性格的には『コカ・コーラ【KO】』買うかなぁ…
コメント