にゃー🐈 ニャロです。
青空!
ついにイジワル大寒波も消え去ったのかしら。温泉津(ゆのつ)温泉からは完全に雪が消えて。気温も朝から5℃。
もちろん、お気に入りの共同浴場「元湯」のアツい湯は朝から47℃だったし。
これは、チャンス!行きたかった三瓶山に登るチャンス!なんせ活火山=温泉津温泉の素晴らしいお湯を温めてんのが、この山。
事前調査で、石見の国の三瓶山には素晴らしい温泉や、地元で栽培してる地蕎麦の蕎麦屋さんがいくつかあって。絶対行きたかったけど、雪で怖くて昨日まではギブアップしてたの。
今回、突撃して。結果的には、温泉4か所と蕎麦屋さん1箇所。超最高!だったの。
でね、向かったの。三瓶山に向かったんだけど…
標高があがるにつれて雪は増えてって、三瓶温泉のあたりは立派な雪国。うへー、やばいって。
傾斜はスキー場に向かう山道のそれだし、全然除雪してない道だらけで恐怖だし。
半分ヤケクソで登って登って、辿り着いたのが三瓶温泉の『亀の湯』。いわゆる無人の共同浴場なんだけど、営業時間が朝8:00~ってんで最初に向かったんだけど、笑えるの。
あるのは湯船一つ。でね、お湯は最高なんだけど、ってかお湯…
… ヌルいの。
ヌルいお湯は大好物なんだけど、恐らく湯温というか水温は、33℃。掛け流されてる湯口で36.8℃で、湯船全体だと…
… 寒い。寒いわ…
… これって、夏専用の水浴び専用共同浴場なんじゃないの?個人的には寒さに震えながら笑っちゃったけど、とにかく温まらないから湯船出て体拭いて服を着るまでが地獄。
「夕方から加温」… 『純温泉(源泉かけ流しで無加水無加温無循環)』を愛する人類だったら、加温してない時間に入湯したいじゃんね。
とにかく寒いから、2軒目の温泉付カフェに向かうんだけど、ここがまた最高。
『三瓶温泉 そばカフェ湯元』って名前の場所に向かったんだけど、強烈な急勾配。積雪してたら絶対登れない道なんだけど、Facebookに⬇
ってあったから、信じて向かったの。そしたら、なぜか異常に綺麗に除雪、ってか融雪!
なんか、温泉を使った道路融雪やってるみたい。そこらじゅうにぴゅ~ぴゅ~とお湯が撒かれる管があって。うーん、完全に雪国じゃん。
しかし『三瓶温泉 そばカフェ湯元』は山にポツンと一軒家。
雪掻きしてたお兄さんに「… やってますか?」って聞いたら爽やか笑顔で「わざわざ遠いところをようこそ!やってますよ!」って。
さっぱり小洒落た店内。カフェ… っぽいじゃんね。
ここは、三瓶山エリアで栽培してる地の蕎麦を使った十割蕎麦を頂けるんだって。実に魅力的じゃんね。
なんか、5年前の大地震で大変だったみたいなんだけど、
メニューは、シンプル。さっきの『亀の湯』で凍えたボディは「暖かい蕎麦にしようよ、かけそば一択だよ~!」って泣き言言ってんだけど、十割蕎麦を美味しく戴くなら「もりそば」に決まってんじゃん。
気になるのが、セットの「生わさびご飯」。ひょっとして…
お店の方に聞いたら、「蕎麦もお米もわさびも、全部地元のモノ」なんだって。しかも蕎麦粉も自分たちで粉に… 超絶スローフードじゃん。やば過ぎ〜!
すっげー贅沢な「もりそば大盛り+唐揚げセット わさびご飯」。蕎麦喰いなんだけど、この生わさびご飯は感動しちゃった。鮮烈なわさびの香りと、すっげー美味しい三瓶山のお米のインパクト。強烈だかんね。
ひゃー、鮮烈!このわさびご飯のためだけに、飛行機乗って三瓶山登って来る価値あるわ。素晴らしい体験だわ。
そして、十割蕎麦。
旨いし。お蕎麦、すんごい美味しいわ。
十割なの?歯応えある細打ちの端麗なお蕎麦。蕎麦つゆも充分美味しくって。このお店、凄いお店じゃん。
瞬間で蕎麦もご飯も消えちゃった。
かけそば大盛り追加したわ。
蕎麦は当然柔らかくなるわ。それが十割蕎麦だから。で、自家製の七味唐辛子がまた、辛いの。
あー、暖まった。ってか、二杯目ももりそばにすれば良かったわ。かけそばも美味しいけど、ここの気合こもった十割蕎麦にはもりそばがバッチリなんだもん。
で、
メニューの裏面に「温泉」って。ここ、マジで「湯元」なの。痺れる組み合わせよね、リアルな源泉掛け流しの温泉と、リアルなローカルスローフード十割蕎麦のコンビネーション。
ここは、微妙に加温してて。ってか、加温しないとどうなるかは充分理解したし。湯温は39℃くらいでヌルいけど、寒くはないし。いいお湯。
ゆっくり一時間弱、浸かったんだけど。湯上がりに体拭いただけでタオルが…
いやいや、最高。旨い地元揃いの十割蕎麦たんまり食べて、冷えた体をワンダフルな源泉掛け流し温泉でじんわり温めて。
で、湯上がりに、
これまたお見事なスローフード。自家製の蕎麦アイスをあんこと最中で挟んで。
このアイスも、実に蕎麦の風味が効いたナイスなアイスな最中なのよ。参りました。
で、もう一軒。三瓶温泉の共同浴場『鶴の湯』。こっちは朝入った『亀の湯』と違って12:00開店から加温してて。
毎分3000リットルの湧出量なんだって。いいじゃん、いいじゃん。
お湯は、三瓶温泉=鉄湯。
はぁ、三瓶温泉はマスト・カムよ。ここはいいわねぇ、また雪が無い季節に絶対来るわよ。絶対絶対絶対〜!
で…
もう一箇所、どうしても行きたい温泉があって。
『小屋原温泉 熊谷旅館(大田市)』、泊まりたかったんだけど、予約の電話したら「お一人客はお断りしてまして」って。だから日帰り入浴したかったんだけど、
場所がヤバい場所なの。夏に行った温泉マニアの方のブログで「激ヤバ山道要注意」ってあったから。だから今回は諦めてたんだけど、
でも、三瓶山の標高高いエリアを制圧しちゃったから、「イケる、イケるぞぉ~!」って。大事故に繋がる思考回路。
結局、ヒヤヒヤしながら無事に到着したんだけど。
帰りに、雪掻きしてない駐車場に突っ込んだレンタカーがスタックしちゃって。本日二度目。
三十分近く雪掻きして、タイヤが砂利を掘っちゃったから埋めて。暖まっちゃったんだけど、ここでも宿の女将さんが雪掻き手伝ってくれて。石見の国は人情味溢れる神の国なのよ。
3箇所ある湯船の一箇所を貸し切り50分っていうシステム。実にナイスなシステムだし、体中に炭酸がまとわりつく38℃くらいのヌルいお湯、最高。温度上げたかったら加温したお湯の蛇口を自分で捻って調整するってシステムも○。
ね、島根県って凄いでしょ?
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