にゃー🐈 ニャロです。
『道』を極める人生を選んだ、職人さんやアスリート、芸術家なんかは、素敵よね。
頂点を極めても、更なる頂きを目指して努力し続ける彼ら彼女らの真逆、17:00定時三分前にツボ押しサンダルからスニーカーに履き替えつつ、ウィンドウズのシャットダウンボタンをポチってたダメリーマンとは、違う星の生物なんだわ、絶対。
いろんなサラリーマンがいるけど、月給が10万円だったら、99.5%以上のサラリーマンは転職を決意するわよね。事実として、サラリーマンはお金を稼ぎに会社に通勤するのよね。
だから、転職を考えるときは、転職先企業の年俸とか福利厚生を、調べるわよね。当たり前です。
ちょっと鋭い人だったら、それだけじゃなく、転職先企業の財務状況も調べるわよね。自己資本比率、利益剰余金と有利子負債、直近5年くらいの利益率推移。転職して直ぐに倒産したり赤字決算で減俸になったら嫌よね
株式投資家が、投資先企業の財務状況を念入りに調べるのも、同じ理由よ。占いとか、投資雑誌とかオカルト信仰して株式投資してる人は、きっとこの記事読んでない、はず。
ってわけで、企業の利益率ってのは、サラリーマンにとっても、株式投資家にとっても、重要な情報なんです。さすがに自分の勤務先の利益率くらいは知ってる、かな。まさか…
ちなみに、やっぱり設計・開発や製造工場を持つメーカーは利益率が低い傾向があるわね。
更に低いのが商社。まあ、商社はでっかく借金して、モノやサービスを左から右に動かす手数料を収益にしてるから、利益率が低くても規模によっては大きな利益をだすこともあるけどね。
強烈なのは、工場がなく投資が開発だけのIT系。ゲームアプリの会社なんか、ゲームが大当たり課金されまくれば、大フィーバーよね。どっかの車製造業界みたいに、「半導体が足りないから車が作れない」「鉄・樹脂・レアアース・銅・アルミが値上がりして原価がアップして利益率ダウン」なんて無い業界。ちょっと前にウィンドウズで独占的大儲けしてたマイクロソフトもそうよね。
ってわけで、コロナで大変だった2020年度の『営業利益率』を、メジャーな各社で並べてみましょう。
ちなみに、『営業利益率』は、『売上』から『仕入原価』と『販売費と一般管理費』を引いた、本業の儲けってことね。自動車部品メーカーだったら、『売上』って、部品を自動車メーカーに納めて、対価として支払ってもらったお金のことよ。
『仕入原価』は、材料や部品費用。『販売費と一般管理費』は、会社の各部門で発生する費用。工場の費用や営業部門の費用、開発設計部門、人事・総務・購買・品質その他もろもろの費用ね。
『経常利益』ってのは、『営業利益』から、借金の返済や利息なんかを差し引いたもの。
それから「例外的な利益・損失」を反映させたのが『純利益』ね。本社の土地売ってでた「利益」とか、保有してた株式の激烈な下落による「損失」なんかが、「例外的な利益・損失」よ。
世界的に借入金利低い状況だし、本業での稼ぎ、営業利益(率)でシンプルに並べてみるね。
自分の勤務先企業の営業利益率@2020も調べてみてね。上場企業の数字は誰でもネットで見れるから、あとは見るか見ないかだけの差なのよん。
しかしこうしてザッと見ると、アメリカのIT王者たちや、ゲームアプリ大手は強いけど、ファブレスメーカーのキーエンスは強烈よね。あと、ワークマンとかコカ・コーラ(米)って、意外じゃない? 結構面白いでしょ。
じゃ、2021決算見通しはどうかって? 興味湧いた人は、週末にググってみるのかなぁ。ふふふ。
〈営業利益率比較@2020〉
◼️商社
・三菱商事 0.7%
・住友商事 ▲1.3%
◼️メーカー
・トヨタ 8.0%
・日産 ▲1.9%
・ホンダ 5.0%
・フォルクスワーゲン 4.4%
・テスラ 6.4%
・デンソー 3.0%
・日本製鉄 ▲6.7%
・三菱ケミカル 1.5%
・アップル 24.1%
・キーエンス 50.3%
・ユニクロ(ファーストリテイリング)7.4%
・ワークマン 20.8%
・小糸製作所 8.1%
・市光工業 5.0%
・村田製作所 19.2%
・マブチモーター 11.1%
◼️製薬
・武田薬品 15.9%
・ファイザー 32.1%
・アッヴィ 24.8%
◼️食品
・コカ・コーラ(米) 29.0%
・キリンホールディングス 5.6%
◼️石油
・ENEOS ▲1.1%
・エクソンモービル ▲17.2%
◼️IT
・グーグル(アルファベット)22.6%
・フェイスブック 38.0%
・コロプラ 27.0%
・スーパーセル(フィンランド)36.2%
・デジタルタービン 18.7%
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