にゃー🐈 ニャロです。
僕は、池袋の焼き鳥大学卒業後、飲食業界で楽しい飲食店ライフを送っていたから、サラリーマンになったのは25才のとき、遅めのデビュー。
イタリア人が支配人含め4人働いてる広尾のイタリアンレストランに昼に出勤して、お掃除、ワイン毎日12本開けてイタリアン賄いランチ、昼寝、夜だけ営業、最高のヤング時間。
そこから、転職で計4社でサラリーマンをやって、今年7月に48才で『FIRE』したんだかんね。
サラリーマンも、仕事はそこそこ真面目にやったけど、早朝 釣りしてからフレックス10時出社したり、サラリーマンなりに趣味最優先。ドイツ駐在してたときは、最高で年間150ラウンド達成。ゴルフラウンドしながら携帯でお客様対応… テレワークの草分けだったかも。
リスペクトできない残念上司にお世辞やおべっか使えない性格だったもんで、お金的にはちょっと損したサラリーマンだったかなぁ。ま、いいんだけど。
23年間もサラリーマンを勤め上げるなんて、我ながら凄いとびっくりしちゃうけど、楽しいことも嫌なこともありつつ、自分の時間の大半をサラリーのための使ってきたなあ(だからサラリーマンなのか?)って、改めて振り返っちゃうわね。
記録をみてみたんだけど、2008年から楽天証券に口座を作って、現在2021年までの13年で+4898万円の実現損益合計(税引後。利益合計+5475万円、損失合計▲577万円)になってるじゃんね。これとは別で、配当金+795万円を税引き後で受け取りしているのと、現時点保有している株式の評価損益(まだ売ってないので確定していない実勢損益)が税引き後換算で+1704万円あって、損益トータルで+7397万円=株式投資で稼いだ金額、があるのよね。
今の金融資産がざっくり1.2億円ちょいだから、単純計算すると13年で260%増えたってことだわ。素人サラリーマンが超自己流で投資してきたわりには、増えてくれてよかったわ、ラッキー。
株式投資収益以外の4600万円には、海外駐在時代に当時のドイツ銀行口座で運用してもらってた投資信託の損益(利益)が約+1000万円含まれるから、実際のサラリーマン給料&ボーナス(&転職時の退職金)から株式投資に回した原資の積み上げ総額は3600万円だから、サラリーマン人生23年間で単純割して年間平均156万円(25才~48才)を貯蓄というか投資にまわしてきた、ということね。サラリーマンも色々だけど、まあ不可能な額じゃない、でしょ?
これから日本のサラリーマンはますます「非年功序列」になって厳しいと思うけど、きちんとサラリーマンスキルアップしてけば、給料&ボーナスは増えていくはずだから、年間平均156万円の『貯金→株式投資』は、サラリーマン的に不可能な数字じゃないと思うけど、どうかしら。
最近は『非年功序列』のおかげで、30代半ばで課長職になる某自動車メーカー社員もでてきたわよね。課長になればボーナスだけでざっくり100万円x2(税引き前)/年、はよほどの厳しい年(リーマンショックとかコロナショックとか)でなければ確保できるわよ。課長職でなくても残業で稼げば、残業代+ボーナスで年間100万円程度の株式投資資金は給料から捻出可能だと思うわ。
最近、『FIRE(経済的に仕事しなくても大丈夫な状態で、早期リタイアすること)』の本とか情報を目にすることが増えて、いくらあればとか、どうやったら実現できるのか、なんていろんな意見があるみたい。ただ、「今のデフレな日本であれば、1億円あれば足りるよね」、ってのは概ね皆さん同意見っぽいわよね。
2021年の現代、『吉野家』の牛丼並盛りが10%の消費税込みで387円で食べれるなんて、そりゃデフレよね。2006年で380円、その後280円に下げたり無茶してたけど、今2021年だから、15年間ほぼ同じ価格・・・ちなみに1990年〜2000年は400円だったから、焼き鳥大学麻雀学部で、池袋の雀荘『グリーン』に吉野家牛丼を持ち込んでた頃のほうが今より高かったわけじゃん。ゾッとするわね。
デフレがいつまで続くのかは別の話として、僕は通勤して会社で仕事するより、海で波に乗ったり釣りしたりするほうが圧倒的に好きだから、『FIREいいじゃん』って思ってたのよね。フィジカルにヤングなうちに『FIRE』しちゃえば、平日のすいてる鵠沼海岸でサーフィンできたり、『今日はいい潮回りだから、大物釣れるぜ』って平日に江ノ島裏磯に釣りに行けるじゃない。それって、会社で役員になって年収2000万円稼いで(でも所得税たっぷり取られて)、夏休みとか正月の長期休暇でハワイ行ってサーフィンしたりトローリングするよりも贅沢だなあ、って思う性分なんだもん。人それぞれね。
自動車業界って、年に3回長期の休みがあって、ゴールデンウィーク・お盆休み・正月休みと、有給くっつけると10日以上の連休になるの(その代わりに、その他の祝日は勤務日よ)。だから、連休時期は飛行機もホテルも超額レートで、かつ満席満席でせっかく貯めたマイレージも「無料航空券適用期間外」だったり、空席無かったり。かつ、ハワイなんて時差があるから、移動だけで2.5日間は潰れちゃうから、10日間ハワイ旅行っていっても、実際にハワイを楽しめるのは7.5日だけ(で、律儀な性格の人だと、お土産買うのに半日、日本でも買えるブランドショッピングで半日、日本でも食べれる鉄板焼のお店で夕食、とかとか)。
このあたりは人によってお好みが違うんだけど、僕はママチャリで5分の鵠沼海岸ビーチで海遊びしてると本当に幸せだわ。砂が黒いけど、水が綺麗な日は本当に美しくて、ハワイや宮古島のビーチに負けてかんね(個人的見解)。
話を戻すと、1億円の資産があれば、株式やリートに投資して、配当金(=不労所得)だけで生活するってことが、理論的には可能になるのよね。車は金食い虫なので持ってないし、ファッションは半袖短パン(おしゃれする日は古着屋で買うアロハ=湘南の正装)だし、ちょっとお金使うのは自然派ワインとかクラフトビールくらい。だから、よほど豪華な海外旅行とか桐箪笥買ったりしなけりゃ、特に節制しなくても税金年金健康保険などコミコミで年間250万円あれば諸々生活できちゃうもん(住宅ローンは別カウントね)。
単純計算で、年間250万円の株式配当を得るには、(250万円x1.20315)÷1億円 = 3.008%/年の配当があれば良い、って計算よね。*個人の配当金の税金が、20.315%だから、1.20315を掛けてるの。
3%/年(税引き前)の配当って、株式でもリートでも結構あるわよ。「株 配当 3%以上」でググってみてね。僕の場合は、株式投資(日本株、アメリカ株)で今年の配当見通しが税引き後で計300万円超の見通しだから、『FIRE』できるなあ、と決断して、今年7月でサラリーマンをリタイアした次第なの。
1億円って資産が、自分の代わりに働いてくれる、という資本主義社会の仕組みを活用するの。
サラリーマンが1億円を『稼ぐ』のは可能だけど、『貯める』のは、かなり難易度高そう、でしょ? 月収30万円=ボーナス抜きで年俸360万円でも、360万円x28年間=1億80万円の『稼ぎ』だから、一億円稼ぐのは、時間かければ可能なのよね。
でも、給料明細見ると、税金とか健康保険とかムチャクチャ引かれて、かつ家賃とか住宅ローンとか、水道光熱費・スマホ・食費を引くと、「どうやって貯金せいっちゅうねん!」って、僕も思うわ。某一流自動車メーカーの課長さんくらいだと、年俸は1000万円を越すけど、税金とか健康保険って年俸に比例してあがるから、単純に「1000万円x10年=1億円じゃん」とはならないのよね。残念!
自動車部品サプライヤーの某課長さんの今年4月の給料明細をみると、月給53万円に対して社会保険料(年金とか健康保険とかモロモロ)が約75000円、所得税と住民税合わせて約65000円、合わせると14万円。うへー・・・
まあ、それでも差し引き40万円弱が手元に残るわけだから、仮に住宅費12万円/月・その他生活費を20万円/月とすると、なんとか月8万円を貯金なり投資に回せる、と試算はできるわ。
でも難しいわよね、うちは教育費がかからないんだけど、にしても飲み会に行ったり、ちょっと遊びに行くと、だいたいお金がかかるもん。
ましてや仕事でイカしたスーツ着たり、10万円するイギリス製の靴履いたり、車洗車したりしたら、あっという間に8万円は蒸発確実。しかも、この試算は某自動車部品メーカーの課長さんの給料前提だから、「30才一人暮らしさん」なんかだと、月給25万円+残業代でやりくりするだけで目一杯、ってことよね。しかも車持ってたりすると、維持費がまたきつい。
でも、『ゼロ』と『イチ』の違いって、まったく別次元。ゼロには何をかけてもゼロだから、『FIREしたい』方は、まず1万円でも1000円でも投資の原資を積み上げていくことをおすすめするわ。原資がないと投資できないんだもん・・・
《2022年 4/15追記》
9か月前、この記事書いた2021年7月には金融資産時価総額1.2億円だったんだけど。
増えたり減ったりするのが「投資」。リアルよね…
《2022年 10/24追記》
なんか、増えてる… 半年で…