にゃー🐈️ ニャロです。
高市早苗さんが首相に任命されそうな火曜日の前日の夕マズメ、江の島裏磯に出撃したんだけど。



まあ、波高・潮まわり・風予報は、穏やか過ぎる感じ。
強いて言えば、中潮の下げ潮が始まる時間で、経験的に江の島裏磯では上げ潮のほうが釣果が良いかなー、って程度。
この季節、去年だとタチウオの群れが夏から江の島裏磯に長期滞在してくれて、夕マズメでも釣れちゃうことあったりしたけど、今年は知る限りで釣果ゼロ。
横須賀には出没してるらしいんだけど、まあ、お化けフィッシュだもんね、神出鬼没なタチウオさんたち。
今回、居ても立ってもいられない感じになっちゃったのが、

平塚在住の釣りバカHさんから、「横須賀で日曜日にタチウオ乗合船乗ったら、キメジマグロ(小)が釣れちゃった」って写真送ってきて。
マグロの幼魚は、ナントカって保護規制があって、リリースがアレらしいんだけど、ハリ飲み込んで瀕死の幼魚じゃ美味しく食べて成仏させてあげるべきだしね。
僕も結構前に、アマダイ乗合船で途中で電動リールが止まっちゃって、35cmのメジマグロ幼魚釣れちゃった事あったんだけど、お刺身美味かったなぁ⋯
まあ、乗合船だから、それこそ今年の相模湾メジマグロ乗合船の釣果はソコソコ良いらしいし。

最近はどうだか知らんけど、江の島沖合2キロに設置されてる定置網にも、チョイチョイとメジマグロが入ってたから、僕も裏磯でイナダとかルアー投げるとき、「間違ってマグロさんたちが浅瀬まで来て、僕のルアーに喰っちゃったらいいなぁ、できれば50cm以下の取り込み可能なサイズがいいなぁ、いいなぁ⋯」なんて妄想するのは釣りバカの常なんだけど。

なんだけど。
江の島裏磯の釣りバカといえば、っていう某レジェンドUさんの釣果ブログに、なんと⇧の釣果がアップされてて。うぎゃー!
ってわけで、居ても立ってもいられなくなったってわけ。当たり前じゃんね。
去年のこの時期、夕マズメの裏磯にはでっぷり肥ったワラサが迷い込んでて、ガチガチのゴツいタックルでデカいルアー投げてるルアーマンが70cmくらいのワラサ上げたりしてたんだけど。
それはぞれでエキサイティングだけど、僕の標準裏磯タックルの道糸はPE0.6号だし、タモ網なんて面倒だから持って無いし、リールも消耗品だからドラグ音が安っちいシマノのソアレC2000の安いのだし。ホントはハイギアの小型リールが欲しい⋯

とにかく、地元江の島のオカッパリでマグロ族を釣るって、ロマンじゃんね。こんなチャンス無いだろ、ってんで、最優先で夕マズメ出撃したってわけ。朝マズメは雨予報で結構降ったしね。
一応、竿は最近愛用してた穂先柔らかいエギングロッド(真鯵ジグサビキ釣りに最適)から、一番軽くて柔らかいジギングロッドに換装。一応ね。
で、ワクワクしながらチャリンコ漕いで15分、夕方15:30過ぎにママチャリ号で江の島到着、日の入時刻が17:01だから1時間前には釣り座に入りたくって。
江の島裏磯って、イナダ釣果情報があがる季節の朝マズメは深夜26:30には満席御礼になったりするんだけど、夕マズメ時刻って逆にガラガラだったりするのよねー。
遅い朝から終日釣りして帰る都会からの遠征釣り師が多いのが不思議。なんで魚が口使わない昼前後に釣りして、夕マズメ前に帰るんだろ⋯

すっかりインバウンド旅行者さんたちの定番訪問先になっちゃった江の島参道、月曜日だってのにソコソコの客足。
ナニがアレなのかわかんないけど、台北旅行でも海沿いの田舎町 淡水が旅行雑誌で特集されたりするし、フランス旅行の定番はモンサンミッシェルだし、まあアレね。

で、つい先々月〜先月と複数人が死亡した場所だなんて知らない観光客さんたちが波打ち際で写真撮ったりしてる釣り座に陣取って、


イナダ情報回ってるから、みた範囲で8人くらいルアーマンさんたちがキャスティングしてる15:45に釣り座に入って、とりあえずエギ装着して数投。一応、お土産狙いで。
ちょうど潮止まりだし、朝方結構降ったのに、海水は、

めっちゃ澄んでる〜、アララー⋯
どうなんだろ、真鯵狙いだと濁りが程よく入ってるほうが嬉しいんだけど⋯
今日はなんてったってマグロ(小)1本狙い、ってかイナダやメタボワラサや、ヒラソーダでも嬉しいんだけど、とにかく今日は鯵・イワシ・カマスたちは狙わない僕的大物狙いだから、サビキ無しルアー直結。
装着するルアーは、もちろん⋯

ホント、僕も53才になって、ココロが広くなったというか、激セコからややセコにランクアップしたというか。
釣れるエースルアーなんて、基本的に秘匿情報だと思うんだけど、尊敬する江の島のレジェンドUさんも情報フルオープン派だし、やっぱ情報は分かち合わないとね。挨拶も無しで「何か釣れました?」から声掛けてくるタコな釣りタコは相手しないけど。
ところで、釣りのコツって知ってる?
すげー単純なんだけど、
・さかながいるタイミング(時期、時間)に
・さかなが食事する場所で
・さかなが食べてる餌(に似たルアー)
この3つが揃えば、釣れるじゃんね。
そもそも、さかながいない場所で釣りするヒト多いけど、お風呂場でさかなが釣れないんだから当たり前だし。
牛だって昼寝する時間あるし、さかなだって猛烈に御飯食べる時間と休憩時間があるわけで。
そして、餌。明らかに25cmのワカシしか回遊してない場所・時期に、18cmの巨大ルアー投げて海面をジャバジャバやってるクレイジーなルアーマンって江の島裏磯あるあるなんだけど。
まあ、断食してるさかななんていないから、釣りってそんな難しいもんじゃないと思うんだけど。
でも、近い釣り座でも釣果って残酷に差がでるじゃんね。それって、やっぱ観察力なんだろなー。
知らない釣り場でさかな釣りするなら、釣れてるヒトの真似すんのが最短距離。自分の釣り竿以上に周りのオッサンたちをキョロキョロ見回して、仕掛けやルアーの動かし方、投げる場所、どのタナ狙ってるか、真似すりゃいいだけ。単純じゃんね。
ただ、僕も江の島裏磯でマグロ(小)釣れてるの見たこと無いし、自分なりに経験と妄想ベースで作戦練るわけで。
今日の状況だと、
・さかながいるタイミング(時期、時間)➡情報的に、時期的にマグロいておかしくないし、夕マズメってタイミングもバッチリ
・さかなが食事する場所で➡Uさん情報的に、この磯から届く範囲に回遊してくる可能性大だし、あとはタナだなー
・さかなが食べてる餌(に似たルアー)➡乗合船で釣ったHさんからは、「タチウオテンヤ」。Uさん情報だと40gロングジグ。まあ、シラスじゃなくイワシ類喰ってるだろから、ここは僕にとってのエースルアー『コアマン VJ-16』。
ワラサもタチウオも、このルアーが僕にとっての圧倒的エース。全幅の信頼。
セコセコの僕にはお高い高額ルアー、かつ人気過ぎて常に売り切れだから、たまに行く釣具屋で「お一人様限定2個まで」とか売ってたら食費削ってでも買うエースルアー。
Uさんは40gロングジグだっていうから、飛距離的には半分以下になっちゃうけど、全然オッケー。なんせ、ジグみたくシャクリ続けなくてタダ巻きでいいんだもん。ウヒヒヒ⋯
で、エギング不発でVJ-16装着、さぁ勝負!
なんかエギングしてて振り返ったら、16:00くらいだったけど、海面にスポット的ナブラというか、デカい魚が小魚追って時折ジャンプしてて。ウッキー!
とりあえず、日没1時間前だし、マグロ狙い開始。
中層〜上層狙って、3m沈めて速巻き、2m沈めて速巻き、1m沈めて速巻き、の繰り返し。うひょー!
周りのルアーマンさんたち、ハードルアーの12cmくらいの投げ続けてるけど、見える範囲でノーヒット。ふむふむ。
で、2m沈めて、僕なりの速巻きからの普通巻きしてたら、結構磯近くで軽いヒット。で、もちろん鬼合わせなんかしないで竿はキープでリールを速めで巻き続け。乗ったー、なんだろー?
感覚的には35〜40cmのイナダ⋯ まあいいかー、ってサクサク巻いてたら、視えた⋯ うそー、ひょっとして⋯

そっからどぎついツッコミ、うへー、ドラグ締めてたのにイッキに走るー!やべー、磯際でライン切れたら泣いちゃうー!
幸い、ヤツは沖に向かって方向転換。斜めに走ってくるのをイッキに巻き上げて、その勢いでイッキに斜めに抜き上げー。Uさん的に言うと「イテマエー!」。

あははー、ウソみたいー。今日の本命、キメジマグロ(小)。43cm。よくフッキングしたなー。
美味しくいただくために、速攻でエラをハサミで切って、ルアー外したんだけど、幼魚の口周りって柔らかい部分が結構あって、案外フッキングしやすそう。
幅があってでっぷりした幼魚、こりゃたまらんねー、久々の恍惚モード。観光客ギャラリーいっぱいいて、特に嬉しい素振りみせないクールな釣り人、風な狂喜乱舞な脳内。
釣りって、いいねー、最高だねー。
ここで釣り終了で帰っていいんだけど、まだナニか表層で小魚追ってるんだよなー。まだクーラーに入るし、まだ16:10だし、もうちょっとやろっか。
で、ルアー投げたら⋯
あー
あー
あー⋯
超貴重なVJ-16が⋯ 天に召された⋯
ルアー外すとき、磯の岩に当たってたみたい、0.6号PEがダメージに激弱なのは常識なのに、ドラグきつきつのままキャストしたら、そりゃ⋯
とても哀しいしダサいけど、マグロゲットのアゲアゲなココロが折れるわけは無くて。イソイソとラインシステムを急ぎ再構築。まだ明るいから、全然問題無し。その間、周りのルアーマンさんたちは沈黙。なんでだろ。
16:30、満を持して釣り再開。
再開3投目。まだ時折ジャンプしてる魚影が見えるから、ほぼ表層の水深1mから速巻き〜普通巻きしたら、さっきより強めのヒット。おおっ!
こいつは、表層から潜らず走る走る。なんだろ、なんか大型ダツっぽいけど。もしくはシイラ?どっちも、あんま嬉しくないけど⋯
また斜めに走らせて抜き上げたら、

えー!サワラじゃん、ってか鰆の子供のサゴシ?70cmあるから、ドッチだっけ?

ドッチでもいいけど、僕の江の島裏磯人生で初じゃんね。嬉しぃ〜!
血抜きしようとしてたら、まさにルアーサイズ、8〜9cmのトウゴロウイワシ吐き出して。
いやいや、今日は何て日だろねー。観光客ギャラリーもどよめいてるじゃんね。

こんな湖みたいな穏やかな日なのに、下げ潮加速する前の16:00〜16:30にこの2連発。そして周りのルアーマンさんたちは見える範囲でノーヒット。やっぱ、コアマンVJの威力なのかしら。
流石に、僕の小さなクーラーボックスは満員御礼だから、内蔵だけハサミで出して、サワラのアタマとシッポは切り落として、まだ16:40、釣り開始から1時間経ってないのに撤収。

当然、奥津宮の神さまに感謝して。

軽やかにママチャリ号で帰宅。
かぼす絞って黒ラベルでセルフ乾杯して、仕込み開始。今日は手巻き寿司にしよう。
メジマグロ幼魚が美味しいのはわかってるんだけど、

しっとり綺麗な身質。なんかソーダガツオに似てるじゃんね。
サワラは皮目が旨いっていうから、バーナーで炙って。

量が凄いなー、鯵・イワシやカマスと違うなー。美味しいに決まってるけど、素晴らしく幸せな美味しさだなー。江の島に感謝だー!

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