にゃー🐈 ニャロです。
今回2023年秋の収穫で6日間、お手伝いさせてもらっちゃった近藤さんの畑。
春にワイヤー張りやらお手伝いして、7月にチラっと様子見に来て。当然愛着も溢れ出すわけだけど。
今年は猛暑だったり8月末以降の降雨量だったり、狂気の野鳥来襲だったりで「過去最悪厳しい年かも…」らしいんだけど、
それでも葡萄は収穫されるわけで。クグヴェリ壺で醸されるゲヴェルツトラミネールだったり、
シルヴァーナーだったり、
「葡萄の熟度を考えると、あと一週間は収穫を待ちたいんだけど、野鳥が…」ってんで、収穫を急ぐわけ。
晴れれば爽やかに気持ちいいモセウシの畑。マジで気持ち良くって。この日は午後が雨予報だったから選果(病気だったり野鳥につつかれて酢酸が出ちゃってる葡萄を収穫しながらツンツンとピンセットで除去する作業)無しで収穫して、
それを午後は倉庫内で選果⬆
この日のお昼ごはんは、岡山出身自称「ビニェロンになろうか悩んでる」MOさん特製カレーライス。
お昼ごはんでお腹いっぱい、爽やかな空知の風に吹かれながら、
厳しい収量だけど、とにかく収穫終わったら計量。
この日は、モセウシの畑の混植(ゲヴェルツトラミネール、シャルドネ、ソーヴィニヨンブラン、などなど)の葡萄を除梗して、
並行して、クグヴェリ壺の洗浄。一番大きい750リットルの壺には、デカいオトナがすっぽり入れるから、なかでタワシと石灰水でお掃除。
タワシ磨きが終わったら、水をヒタヒタに入れて、デカい柄杓で汲み出し、を3回繰り返し。普段はポンプで汲み出しするけど、収穫時期は醸造側でポンプがフル稼働だから、原始人と同じ人力汲み出し。
きっちり汲み出して、底に残った水分をキレイな布で拭いて、
バーナーで、前回カビてたあたりを熱殺菌。
一方で、除梗(茎を外す作業)した葡萄の実は、
取りこぼした梗(こう)をキレイに取り除くと、
葡萄の宝石箱や〜。これを、ぐるぐる破砕機で人力破砕して、
お掃除終わったばっかりのクグヴェリ壺に投入。
外では、プレス機で中澤ヴィンヤードの中澤さんがプレス作業中。じっくりじっくり、一回3時間✕5回のプレス作業は、毎回葡萄を掻き出してほぐして再投入の繰り返し。相当の重労働だし、時間はかかるし。
一回目のプレスした葡萄をほぐしても、まだ全然果汁たっぷり⬆。よく「ワインは葡萄が全て」なんて聞くけど、ワインの造り手さんによってプレスも醸造も考え方はそれぞれだし、現場にくると色々と見えて素晴らしい経験が出来るかもしんないじゃんね。
コメント