にゃー🐈 ニャロです。
島根旅 最後の夜は、『多田温泉 白龍館(益田市)』。ネットで一泊3800円(税金ジャブジャブ無駄遣い割引適用無し)ってんで、ポチっと予約したんだけど。
益田駅からタクシーで1000円ちょい。それを入れても駅前のビジネスホテルより安いし、一応温泉だし。
やたら綺麗で部屋広いし
自分でお布団ひけるし、
小ぶりだけどマンガコーナーもあるし
ナイスな宿選択だったわ。なんせ、益田に泊まる理由=『田吾作』に行く、それだけだかんね。
そして、チェックアウト10:00、『田吾作』開店12:00だから、歩くの。快晴の益田の道を。
セコいから。タクシーなんて論外。道の駅で買ったお米5キロとかジャムとか満載の大型ゴロゴロを引き摺って、『田吾作』に徒歩向かうわけ。これぞ旅じゃんね。
理由は謎だけど、主祭神が「国常立尊(くにとこたちのみこと)」さんって、シブいチョイスじゃんね。
大昔、スペイン北端のバスクエリアから徒歩でフランス国境を渡ったの思い出しちゃった。あんときは2時間以上歩いて、確かフランス人の老夫婦にクルマに乗せてもらって、フランス国鉄の駅まで送ってもらったのよね。まだユーロ導入前でスペインのお金は500円相当のスペインペソしかなくって。
とかボケーっと考えてたら、『田吾作』に到着。汗だくだわ。
ほんの四日前に酒抜きお昼ごはん食べて目ん玉飛び出る旨さで、「四日後にまた来るので、6500円お任せでお願いします」って予約してたんだけど、
朝、9時すぎに電話があって、「あのー、田吾作なんですけど、不漁続きで魚が無くって… 今日のご予約、どうされます?」って。アワワ〜…
返事はもちろん、即レスで「行きます行きます、お豆腐だけでも行きます!」って。当たり前じゃんね。
今日もカウンター特等席。シェフが「でかいマグロの群れが漁場に入っちゃって、めっちゃ不漁。唯一上がったのが本マグロで、いい本マグロなんてうちじゃ一本丸々なんて買えないし、スンマセン…」って。ハハハ、ノープロブレムじゃんね。実際、素晴らしいお昼呑みになったんだもん。
すでに突き出し的な小皿数皿と、
自家製豆腐の冷や奴。
で、赤海鼠の酢の物。
そして、『田吾作』名物の剣先イカ活き造り。これこれ〜、期待してたの。
ここ『田吾作』さん、ど田舎の益田駅から徒歩10分のロケーションなのに、このろ立派な生け簀を装備。
だから、あると思ったの、活き剣先イカ。
佐賀県名物 呼子のイカも美味しいけど、ここは2枚上手ね。結構なボリュームだけど、何切れ食べても止まらない箸。
アハハ〜!このお酒、めっちゃお刺身と合うお燗じゃん。酸味が柔らかく効いてて、こりゃ4合いっちゃうかも…
さらに、軟体シリーズ〜!
海鼠、剣先烏賊、真蛸、栄螺… 軟体四銃士の勢ぞろいじゃん。素晴らしい〜!
駄目押しで栄螺つぼ焼きも。
軟体って、ただでさえ食べ飽きないのに、『田吾作』の鋭い地物の仕入れ目利きにシェフの斬れ味。そして地酒お燗のサポート縦断射撃。
戦場は… 屍すら残らない…
むしろ、お魚不漁で楽しめちゃったかも。四日前にお魚はお刺身盛り合わせで楽しんだし。ってか、次回予約するとき「軟体メインでお任せお願いしまーす」ってお願いしないとね。
さらに、カサゴ系の揚げ物。根魚もマグロには追われないもんね。この揚げ物がまた、
素晴らしいの。見てよ!
火の加減がプロ、微かに骨周りの白身は透明。なのに、廻りのヒレとかガリガリ食べれちゃうって、すっげー!
ひゃー、まったく。実にゴージャスな昼呑みじゃんね。お酒も美味しすぎて、同じの3合飲んじゃった。
はぁ〜、やっぱ『田吾作』は「ここに行くために旅すべき」、実に名居酒屋だわ。
お店を飾るお花とかもお上品だし、
ココロも胃袋も肝臓も大満足。益田駅へ。
〆のスイーツは、再び益田駅前の『Fruits moritani』。ここで17:15発の石見空港行きバスを3時間待つ手はずなの。
3時間、今回の旅の記録まとめたり、
島根県の西の端っこ、益田町。すぐ西の隣は山口県。気になるじゃんね…
17:00閉店のお店を出て、JR益田駅構内で暇つぶし。
一時間に、じゃなくって3時間に一本の電車って… 島根県西部は電車旅はハードコアみたいね。
バス停に「広島行き」って看板見つけて。更なるセコセコ旅ができるかも。横浜から広島まで夜行バス、そこから益田まで路線バス。ってか、そこまでセコセコするならママチャリで…
益田市を流れる高津川を渡って、
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