石油メジャー企業『シェル SHELL【SHEL】』が英国企業らしい賢さで豪快なナイス決算報告 再生可能エネルギーだけじゃ欧州の冬は乗り切れないもん

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株式投資

にゃー🐈 ニャロです。

毎年思うんだけど、寒さが緩みだすと近所の梅が咲くのよね。

満開だし

先週の島根旅で、あの恐怖の三瓶山大雪やら日本海大時化だったのが噓みたい。湘南はすでに春に向けてグイグイ猛進してるのね。

無波の鵠沼ビーチ。太平洋側の海は残念な平穏なんだけど

連発するアメリカ企業の2022年決算や日本企業の第三四半期(2022年10~12月)決算報告を追いかけてるんだけど、保有銘柄企業の数値はグッドね。自動車業界関連とか大変悪い数字でアレだけど、僕はあんまり自動車関連株は保有してないし。

日本自動車メーカーの優等生 トヨタ系部品メーカーがこれじゃ、その他メーカーは大変よね…

やたら嬉しそうな報道が目立つ某日産とルノーのアレも、

なんで株主視点じゃない報道ばっかりなんだろ???

僕が某日産自動車の株主だったら、嫌だけどなぁ。そもそも、某日産自動車の株主だってことは、どんだけ保有株式企業の企業価値が明確に向上するかが重要なのに、親会社ルノーが某日産の株式28%も手放すってことは、その分株価が下がるか、

タイミングもアレだし

もし日産が借り入れ(=借金)増やして28%株式買い戻すなら、すでに巨額の有利子負債が更に爆増するんだし。株主じゃなくって良かった…

現時点で、「利益剰余金」と「有利子負債」の差額は▲3兆円だし

今日の日産自動車【7201】の株価475円✕発行済株式の28%=1181M株数=5600億円相当。これを借金して自社だけで株式をルノーから買い戻したら、「利益剰余金」と「有利子負債」の差額は▲3.5兆円超えるじゃん。日産自動車の株式時価総額が2.1兆円なのに…

虚弱な日本円が1ドル200円くらいまで円安になって、アメリカ市場に激安日本生産のクルマをジャンジャン輸出できれば大儲けできるんだろうけど、そんな円安になったら「アメリカ・ファースト」なアメリカが輸入規制しないなんてありえないし。自動車業界、大変じゃんね。

そんなカオスな21世紀、株主(=オーナー)になるなら稼げる企業の株主になりたいじゃんね。

今回、「流石は賢い英国企業!」って感心しちゃった石油企業『シェル【SHEL】』の2022決算内容をシェアするわね。

ちょうど10ヶ月前に⬇の記事をシェアしたときは、自分の再選を最優先に原油の国家備蓄放出したり、あり得ない「イランとの協調」とか噓マスコミ報道させてたバイデン爺さんが騒いでた頃だったけど。

笑えるほどシンプルに予測できたからなぁ

この10ヶ月の『シェル』の株価推移は、55ドル/株から59ドル/株に+7%。

45ドル/株まで下げたけどね

これが素晴らしいと思うのは、原油先物相場の価格は同じ直近10ヶ月で▲23%下落してる状況だってこと。

リアルなの

理由は『エクソン・モービル【XOM】』と同じ、既に保有してる油田権益・設備・インフラにかかるコストは一定だから、石油価格がそれを大きく上回ってればジャブジャブと利益が稼げるってシンプルなロジックなんだけど。

こうゆうロジック⬆

でも、まったく同じ日(2020年3月)に株式購入した『シェル』と『エクソン・モービル』で、こんだけ⬇株価上昇率に差があるのは、僕の理解は「恥も外聞も無い利益最優先のアメリカ企業」と「背広発祥紳士の国 英国の企業」の差なのかなぁ、って。

倍近く購入後の株価上昇率が違う2社。どっちも大事な企業なの

アメリカはさぁ、なりふり構わないし、世界最凶の武力と経済力を保有してるから、グレタさんが喚いても関係なく石油ジャブジャブ汲み上げて燃やしまくるわけじゃん。思いっきり石油燃料燃やすアメリカの最凶戦車エイブラハムとか、

燃費、リッター200mだかんね。10km走行するのに50リットルのガソリン燃やす戦車が大活躍するらしいじゃん

ミサイル・ロケット弾をウクライナに使わせる=温暖化ガス大爆発なのに、反対する声は微々たるものだし。弾頭発射の火薬炸裂って酸素燃やして二酸化炭素=地球温暖化ガス排出する仕組みだって、常識なのにね。

軍需産業も大儲け。アメリカって凄い国

そんな国の石油企業『エクソン・モービル』は、断固として化石燃料(石油・天然ガス)ビジネスに邁進してんだから、株価はそれを支持する投資家の意志の反映だし。

一方で英国紳士といえば『007』。イカしたスーツに腕時計、美女をメロメロにしつつ殺人しまくり。なんせ国家公認の「殺人免許」持ってる公務員だし。

世界中に植民地持ってた英国だもん、建前と本音は…

だから、EU離脱とは言っても環境意識が高い欧州の外れの英国。国家としても「環境大事だぜ」「低炭素最高!」とかいいつつ、エネルギー国家戦略としてはアレなのよね。当たり前じゃんね。

英国… したたかな国じゃんね

だから、英国に本社を持つ『シェル』、再生可能エネルギーへの転換を進めるとかって言わざるをえないんだけど、

『シェル』自社ホームページにも⬆

中長期でジワジワやるのは体面上も必要なんだろけど、実際は⬇

ナイス〜!
ワンダフル〜!
ヒヒヒ

「比較的環境に優しい」っていっても化石燃料なのに、天然ガスで大儲け。ってか、欧州の人類は極寒の冬に凍え死ぬよりガスストーブを選ぶに決まってるし。

この冬は暖かかったらしい欧州。でも、北欧は相変わらず極寒だし、こんな年も⬆数年前の話だし

欧州なんて、水力発電なんて微々たるエリアしかできないし、肝心の冬の弱々しい太陽で太陽光発電なんて…

住めばわかる、冬のドイツ・フランス・イギリス・オーストリア以北の国々の虚弱な冬の太陽

内陸部は風なんてトロトロだから風力発電もダメ。オランダやポルトガルの沿岸部くらいじゃん、それも無風になったらアウト。

だから、原発廃止のドイツはフランスの原発電力を買ってるし、ロシアからのガスパイプの激安だった天然ガスを建前上買いにくくなっちゃった欧州で、『シェル』はとっても大事なお仕事をしてるってわけ。えっへん!

今回の『シェル』の決算
このサマリーの真ん中
実に素晴らしい株主還元

まだまだ足りないけど、きちんと減配前のレベルに向けて増配だし、自社株買いも4億ドル≒5200億円相当。間違っても某日産の株式28%に使ったりしちゃダメだかんね。

天然ガスでまだまだ稼げるじゃんね
ちゃんと石油も収益を底支えしてるし
カナダ、ブラジル、インド、マレーシア、アメリカ、オランダ、ノルウェー、ナイジェリア… 実にグローバルに次への投資してるし。流石は大英帝国の企業だわ

ってわけで、人類が自分勝手に暖房やら自動車やらエネルギーを遠慮なく無駄遣いし続ける限り、この持続可能な英国企業は重要な不労所得的配当金卵を産む「007」的な雌鶏として、活躍し続けてくれそうね。少なくともあと5年は。

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