にゃー🐈 ニャロです。
温暖な湘南海沿いエリアでも、早朝の外気温がゼロ度とか、本気の冬が到来じゃんね。
同じ神奈川県内でも零下の山間部 伊勢原市とか秦野市とかで通勤する際は心臓発作とか霜焼けに要注意よ。
そこまでして過酷な冷気をなんのその通勤する、会社に行く理由は、サラリーマンがサラリーを稼ぐためよね。どうせ稼ぐなら、いっぱい稼ぎたいじゃんね。
同じサラリーマンでも、エンジニアや開発者で、特許なんかで付加価値をアッピールできる一部のエリートは別として、
文系で、営業とか購買とか、庶民的専門を担当するサラリーマンが給料を増やすには、昇給・昇格するのがお得で、管理職にならないと年俸1000万円超えは一般的な企業では至難なのよね。
ゆったり、70歳定年まで爺リーマン全うするプランなら、平リーマンで定年まで、ってのも選択肢よね。
弱肉強食資本主義の世の中、公務員じゃない民間企業リーマンの雇用が今後40年間保証されるわけは無いんだけどね。ライヴァルの「ITによる業務効率化」「AI」「ロボット」「転職してくるヤング人材」「単純業務の外注化」に、パフォーマンスとコストで競合していくことになるかんね。
じゃあ、管理職になったら安心か、っていうと、残念ながらそうでも無いんだけど。ま、ボーナス含めた年俸は、平リーマンよりは格段に増えるんだから、しょうがないわよね。株主様にパフォーマンスを献上するのが経営者のタスクなんだから。
「中間管理職」って、真面目にやると、大変だし、業績が良ければボーナスドッカン出るし、人員予算もそれなりに手当てされるけど、誰にも教わってない「部下のマネジメント」って至難なタスクが何よりキツいのよね。
しかも、部下は選べないケースが大半。特に新人課長さんって、前任からの引き継ぎで仕事も部下も丸々受け継ぐじゃんね。これが、なかなかなのよね。
理想のパターンは、前任課長が次長や部長に出世して、空いた課長の席に滑り込み。ややこしい面もあるけど、前任課長が上司なわけで、可愛い部下を演じれば強烈な上司のサポートが期待できるもんね。社内外での人脈とか、細かい懸念事項なんか、なかなか数週間じゃ引き継ぎ苦しいもんね。
たださぁ、何がエグいって、中間管理職だけが苦しむ「平社員(組合員)のマネジメント」じゃんね。管理職なんて、病んじゃったりパフォーマンス悪かったら非組合員だから即ギロチン可能だけどさ。
組合員の部下は、そう簡単にはサヨナラできないわけよね。敬語偏差値35の新入社員やら、お客さんに電話出てもらえない30代、自分より歳上だけど「Google sheet」使えない40代、今後は定年無くなって「ワシャ、まだ働けるんじゃ…」って意地でも辞表出さない70代痴ほう症お爺。こんなキッツい仕事って、そうそう無いわよ。
最近の流行り、「ハラ」系統もキツいわよね。使えねえ部下に「使えねえ」って真実を発表すれば「パワハラ」。一週間シャワー浴びない部下に「臭え」って真実を発表すれば「スメハラ」。そして、「セクハラ」。
『FIRE』して寒くてコタツ亀になってたり、暑くてハンモック蓑虫やってると、NHK視る機会が多くって。さすが税金まがいに予算徴収してるだけあって、民放とかYouTubeじゃフォーカスできない案件を深掘りしてくれることがあってさ。
で、観ちゃったのが、このNHKスペシャル『ジェンダーサイエンス』。
この番組、サラリーマンの中間管理職が視たら卒倒するわよ。そこらのホラー映画なんか比べ物になんない恐怖。
ほら、「男女雇用機会均等法」って法律もあるし、女性活用社会だってんで管理職や役員に女性を増やそうとか、妊娠・出産なんかへのハラスメント防止なんとかとか、管理職って勉強すべきことが山のようにあるだけじゃなくって、訴訟されるリスクも増大してんのよね。
いやさぁ、僕は知ってるの。例えば「購買」って仕事は、女性のほうが圧倒的に適性があって、有能かつパワフルな実行力を持ってる女性購買管理職は株主視点でも応援したいもんね。
このNHKスペシャル『ジェンダーサイエンス』の(1)性差の真実、では、女性の生理を取り上げてて。そりゃ、まったく知らないわけじゃないけど、「気分がノリノリの期間」「気分最悪、終日眠かったりお腹痛かったりする期間」があるってのを、ある程度科学的に説明してくれたわけ。「へー、ふーん」って。
でさあ、事例で出て来たのが、ある女性社員が育ててきた仕事の、ビッグイベントがあって、どうしてもその女性社員は自分でプレゼンの準備と発表をしたくて、でもちょうど生理のタイミングで、気分最悪体調最悪、って設定。
ここで、「上司は、どう対処すれば良いでしょうか?」、だって。うっへー…
そもそもさぁ、「私、今、生理がキツくて」なんて、部下に相談されたら、どうする? 僕は経験無かったけどさぁ、まず恐怖よね。だって、そんな話をするだけでセクハラになるんじゃないか、とか。
まださぁ、「頭痛が酷くて」とか「ぎっくり腰で」とか、「目眩がしてパソコン視てられないの」、なーんて相談されれば、対処はシンプルだしセクハラも関係無いし。
この番組の模範解答は、「相談された上司は、チーム全員に彼女をサポートするよう呼び掛けましょう。以上」、だって。マジか❗
サラリーマンのヤングも、役員も、この問題はセンシティブ過ぎて、会社では無言を貫くのが正解っぽいけどさ。でもさ、どの職場もギリギリの人員でやりくりしてて、人員不足は管理職の支払いレス残業で対処して、ってのが令和三年のサラリーマン業界のリアルなのよね、マジで。
「生理」とか関係なく、「サポート? ギャグですか? もう法定残業時間マックスだし、無理でしゅ」ってのがデキる部下からの反応。デキない部下に、そんな大事なイベントのサポートなんてさせたら、余計な仕事増やすか、イベント失敗するだけ。
賢い部下は、絶対に聞いてくるわよ。「なんでB子さんの仕事をサポートしないといけないんすか。僕のKPI評価に関係無いし、しかも急ぎ案件だなんてありえない。何でなんです???」って。
「それは、B子さんが生理だからだぜ」、なんて説明したら、有罪確定なんだもんね。それこそ「バナナ」級の大失態。
結局、非組合員で残業規制が無くって、業務処理力がある上司が土日深夜早朝に涙しながら対処するしかないわけ。個人的には、ありえないわ。
女性が一律同じ度合いで、生理によるフィジカル&メンタルの好調不調があるなら仕組みで対処できる可能性あるけど、バラツキが極端だってのも問題の解決難易度をアップさせるし。中間管理職ごときがマネージできる課題じゃないわよ。
真剣に役員とか人事部が本件に取り組むなら、それこそ該当する女性に手を上げてもらって、緊急性のある業務は担当させない、もしくは余剰人員を同部署に配置する、くらいのことをしないと、逆差別になっちゃうじゃん、って思うの。
自動車部品業界なんて、お客様が朝令暮改緊急スクランブルの連続に対応するのが仕事だから、営業も購買も設計も製造もリスク大。計画的にスケジュール組んで対応できる部署なんて、人事部とか経理部とか総務部とか。でも、トップダウンで「女性活用を促進だ、結果出せ!」ってんで、結局負荷は中間管理職に乗ってくるのよね。あららー。
なんかさぁ、「人類みな平等」とかに似てるトピックで、実現には大きい課題が山積みだったり、そもそも現実的でないのに、会社として反対すると株価下がりそうだし、みたいなノリで「女性活用を。生理がキツい場合は上司は最優先でサポートすること」って、言うだけ役員や人事部はノーリスク、命令された中間管理職は激リスク、だなぁ、って。
だからね、もし管理職になることがあったら、これからはそういうリスクもある、って認識しておくべきよ。間違ってもポケットに痛み止め薬常備して、「あっそ、じゃ、これ飲んでガンバ」なんてやらないようにね。
企業って、儲けて生き延び、赤字続いたら倒産。軍隊に近い闘う集団だからさぁ、いくら能力やパワーがあっても、敵襲の緊急時に「生理がキツいんで、誰か替えを寄越して」ってのは男女関係無くアウト。だから、元々は戦闘機パイロットとか潜水艦とか、最前線で常に緊急状況の職場には女性軍人は配属されなかったのよね。
で、最近、自衛隊でも戦闘機や潜水艦に女性自衛官を一部配属初めたけど、アピール目的だし、本人からの志願で「そういう場合はそういうことでそうなんです」みたいな握りを自衛隊幹部としてるはずよ。F15戦闘機でスクランブル発進して、「すいませーん、生理が酷いんで、帰投します」って、無いわよね。女性が優れてるとか駄目ってことじゃない、普通の生物学的な話。
なんか、あんまりにもビックリしたから、センシティブなトピックだけど正直な意見をシェアしちゃうわ。中間管理職の給料、増えてないのに、責任とリスクばっかり増えてて、大変ね…
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