Apple【AAPL】10万円以上する iPhone13が買われる理由『コスト』『プライス』の違い 

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株式投資

にゃー🐈 ニャロです。

いろんなご意見あるでしょうが、令和ヤングの生活に不可欠なインフラになっちゃったスマホで、世界で最もブランド価値が大きいのは、アップル Apple 【AAPL】よね。持ってる?僕は勿論、2万円以下で買ったハーウェイ HUAWEIよ。

アメリカのビルに大型旅客機が突っ込んだころ、『スマホ』はまだ無かったのよね、正確に言うと「インターネットを自由に使えて、アプリをダウンロードできて、Wi-Fi機能もある携帯小型通信情報端末」=『スマホ』、ね。

歴史の本によると、初の『スマホ』は2007年6月発売のiPhone(初代)なんだって。じぇじぇじぇ、ほぼ僕が携帯電話用電子部品の会社を退職した頃じゃん…

歴史的、革命的なイノベーションよね。未来が手のひらに

じゃあ、その前って、人類はどういう道具を使って『コミュニケーション』してたのか、忘れちゃったんじゃない?

さすがにモールス信号までは遡らないわよ。電電公社の黒電話
ポケベル! 革命的なイノベーション。この登場前は、デートの日に寝坊すると、連絡する方法は無かったのだ…
約束の時間になってもデート相手が来ない場合は、駅の改札近くにある『伝言板』に、切ない気持ちを残して… 個人情報保護とか関係無い時代
「しもしも~?」ってやつね。高くて、バブルの社長さん専用だったんじゃないかなぁ
技術革新って、怖いわぁ。最初はモノクロ画面だったのがカラーになったり、折り畳み式になったり。日本王者は『NEC』だったわよね
世界王者だったフィンランド🇫🇮の『NOKIA』が全叡智を結集して発売した「コミュニケーター」。メールとスケジュール管理くらいにしか使えなかったけど

この直後に、『アップル』がiPhone(初代)を発売したんだから、そりゃ世界は震えたでしょうし、『Nokia』も『NEC』も、茫然自失だったでしょうね。まさに世代交代のイノベーション爆弾。

鉄砲でいきなり攻められたら、インディアン勝ち目無し

ってわけで、当時のiPhone(初代)は、まさに「プライスレス」の価値があったのよね。弓と鉄砲くらい製品に差があって、ダッサいNOKIAの10万円以上するスマホもどきより、2007年時点で500 ~ 600ドルのiPhoneが欲しいに決まってるわよね。しかも指でナゾルとサクサク動く。たまげただろうなぁ。

『アップル』の革新で、人類は禁断の炎を手にいれたのだ

その初代発売開始から14年、いまだに『アップル』のポジションはイノベーションというよりブランドに固く守られてるわけで、初代iPhone発売した2007年12月の株価6.51ドル/株から直近の146.06ドル/株まで企業価値が上昇してきたのは、妥当よね。

スマホは自動車と同じで、部品の集合体だから、ある程度の時間が立てば『独占技術』って無いのよね。

例えば、トヨタの『ハイブリッド』システムだったり、iPhoneの『タッチディスプレィ』だったり、もう競合他社も追随してるじゃない。

なのに、2000万円するフェラーリの新車が納車一年以上待ちだったり、競合他社と類似スペックのiPhoneが常に競合他社よりも遥かに高い価格で売れまくるのは何でかって、それこそ『ブランド』よね。某ゴーンさんがめちゃくちゃ欲しがった企業価値。

iPhoneのブランド価値、27兆円以上なんだって…

自動車会社や、自動車部品会社のバイヤーは、サプライヤーに対して「コストの積み上げ」で、「プライス(価格)の妥当性」説明を求めるのよね。新しい部品のサプライヤー選定の競合見積り価格や、設計変更の発生費用の妥当性を確認する、って名目で。これって、究極的には「サプライヤーの社内経理上の原価明細+利益管理費を見せなさい」って仕事のやり方なんだけど、これってトリックで、「正しいコスト(発生費用)に対して、決まった利益率しか認めないよ」っていうロジックを押し付けてるだけ。

子会社だったら受け入れるんだろうけど、『フェアなビジネス関係』であれば、利益率を決めるのは売る側。だから、子会社じゃない営業マンは、お客さんであるバイヤーに対して「コスト情報は秘匿なので開示できないし、利益率は弊社内で決めた妥当な率です、以上おしまい」って説明すれば良いわけ。それこそ「もっと品質が良くて価格が安いサプライヤーがいないから、弊社に発注したんでしょ?」ってロジック。

だから、本当に「全く同じ品質レベルで、価格安い競合他社」が攻めてくると、苦しいわけよね。まったく同じ釣竿が、『楽天市場』では3万円で、『Amazon』で2万円だったら、アマゾンで買うもん。

でも『ブランド』って違うんだよね。ほぼ同じスペックの釣竿が、『ダイワ』のが2万円でも『シマノ』の3万円のが欲しかったりするわけで、土俵が違うってやつ。実際、『ビックカメラ』行くと、アップル製品だけ別格扱いの展示スペースだもん。「スマホが欲しい」じゃなく「iPhoneが欲しい」お客様が多くいるわけよね。

アップルの製品『コスト』は、競合他社の半分だったりしないけど、ブランド力のおかげで『プライス』を自由に設定できるから、利益率が半端ないのよ。凄いわよ。

世界のスマホ端末メーカーの全営業利益の60%以上が…

このグラフ、世界のメジャーなスマホメーカーの全営業利益のシェア推移なのね。アップル、サムスン、ハーウェイ、Oppo、Vivo、Xiaomi。この圧倒的な利益シェアが、アップルのブランド力そのものってわけ。しかも世界中のお客さんたちはiPhone買えてハッピーなんだもん。

行列して、高額で購入して、スマイル。幸せなビジネスモデルだわ。もちろん値引きもインセンティブも無し

しかも、アップルは自社工場を持たないで設計・開発に専念。これで財務的には、より身軽に、より新技術や「より高く売れる」プレミアムをつけられるような設計に予算を投入できるわけよね。凄いわアップル。今期の「税引き前当期利益率」は30%以上、ギャフン。

ってわけで、できることなら、こういう「高いブランド価値を持つ企業」もしくは「今後、圧倒的なブランド価値を確立できそうな企業」の株主になりたいものよね。バイヤー様に値引き要請すらされないような。

『GAFA』が上位独占なのねん

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