自動車部品業界サラリーマン 『転職先の探し方・選び方』、お得な方法ある?

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株式投資

にゃー🐈 ニャロです。

コロナ騒ぎで、自動車売れなくなるかなぁ、って思ってたら、案外売れてます。例の『半導体供給不足(ググると、山ほど説明記事ヒットするので、説明は割愛)』が起きてるほどだもん。電子部品担当の『購買』担当は、ゴルフ行けないくらい忙しいし、自動車メーカーの『購買』部品バイヤーは、毎週毎日の『供給能力調査』や『供給問題会議』で大忙し。


鵠沼海岸~江ノ島~鎌倉の海沿い国道134号は『川口』『八王子』『多摩』『富山』『富士山』、イカすナンバープレートのオンパレード。コロナで「車でドライブなら安心ね」ってことなのよね、きっと。

怖くて写真とれなかったけど、川越ナンバーBMWの『Z4』のトランク部に「医療従事者の皆様に感謝。夜露死苦」って書いてある、赤い手作り改造BMWエンブレム車が134号を走る姿は、感動的でした。

アメリカじゃ、新車が足りなくて中古車価格が高騰しちゃって、そのせいで『消費者物価指数』が上がっちゃったなんて話もあって、車って生活必需品なのね… うちはママチャリしかないけど。

ってわけで、クルマが「空を飛ぶ」とか「自動で走る」とか「水素で動く」なんて、ネアンデルタール人が見たらビックリする未来が近づきつつあるんだけど、2021年時点で『自動車部品業界』は日本では比較的「生き残ってる」ビジネスですね。トヨタ凄いだぎゃー!

『ウォークマン』『液晶テレビ亀山モデル』『折り畳み式カラー液晶携帯電話』、今や旧き想い出になっちゃったけど、当時の『ソニー』『シャープ』『NEC』は、超優良企業で大卒人気企業上位にドンドンドンって鎮座してて。『ソニー』なんて、株価復活してきたけど、今の稼ぎ頭は「ゲーム・音楽・映画・金融(これらで営業利益の80%)」だもんね。

SONYの『ウォークマン』は、猿も愛用したんだから

日本の自動車製造業界ピラミッドって壮大で、自動車本体や部分・付属品を作る製造全体では80万人程度の雇用があるって言われてます。そのうち、自動車本体の製造は20万人弱、ってことは残り60万人強の大半が『自動車部品メーカー』『自動車部品メーカーの部品サプライヤー』『そのまたサプライヤー』『素材屋さん(鉄・アルミ・樹脂・ゴムなどなど)』ってことよね。
人件費が安い海外からの自動車部品輸入が増えたり、自動車の海外現地生産が進んでいて、こういう日本国内雇用は減っている一方で、自動車の新しい機能(自動車の電動化、自動運転化、環境規制対応)に対応するための雇用が増えてることもあって、まあトヨタ・ホンダ・日産・マツダ・ダイハツ・スバル・三菱(乗用車意外にトラックメーカーもあるしね)が稼げている限りは、ある程度の『自動車製造業界ピラミッド』=国内雇用は維持されるわけで。
日本が貧乏になると、道路が陥没したり橋が落ちたり医療崩壊しても「お金(税収)が無いんだもん」ってなると困るわけで、自動車メーカー各社には頑張って欲しいなぁ、と切に願うわけです。

で、本題。何らかの『理由』で、自動車部品業界のサラリーマンが転職を考えること、あるわけです。しかも、今後増えるわけです。
『理由』は複数あって、『日本国内の人材流動性が高まってる(転職しやすくなっている)』、『情報化社会が加速し、情報を得やすくなっている(転職方法、賃金情報、働く環境格差などなど)』ってあるけど、自動車部品業界特有の変化点が『自動車の電動化、自動運転化、環境規制対応』なわけで。
20代の、あまり他社・他業界を知らなかったり、『日経新聞』読むと蕁麻疹でちゃうヤングのために、簡単にまとめると、

『自動車の電動化』: 昔は、低速運転時にハンドルを廻すのが重かったんだけど、『パワステ』ていう動力補助の部品のおかげで軽くなったの。それも、最初は『油圧式』って、油とポンプで補助してたのが、今はモーターと電子制御で。これも『電動化』。窓も自動に上下、ブレーキも衝突回避機能で自動、ヘッドランプは自動にオンオフし、サイドミラーは駐車すると自動で開閉。スライドドアやバックドアが自動開閉、ドアは自動ドアロック。書いてたらきりがないけど、電動化だらけ

『自動車の自動運転化』: 未来映画にでてくる、完璧な『自動運転化』までは、まだ時間かかるけど、簡易的な『自動運転』として、アクセル踏まなくても高速道路で一定速度維持&車線キープ、障害物に対して自動ブレーキ、自動車庫入れ、なんて既に商品化されてるのよね

『自動車の環境規制対応』: 『温暖化防止対策』として、ガソリンエンジンが悪者扱いされ、国々の法律で今後規制されちゃうのね。代替としてハイブリッドエンジン、電気自動車(EV)、水素駆動エンジンなんかがあって、まさにホットなトピックなの

こうなると、今サラリーマン勤めしている自動車部品会社が、「今後、どうなっちゃうの?」って、心配になったり、楽しみだったり、しちゃうわけです。どうかしらね。

自動車に新しく追加される部品や機能に対して『競争力(品質・コスト・開発・納期・財務力含むマネジメント)』がある企業は、ますます大きくなったり儲かる可能性があるってわけですね。
逆に、「新しく部品・機能の採用拡大によって需要が減る」企業は、『富士フィルム』がカメラフィルムメーカーから『化粧品』『医薬品』『再生医療』メーカーに転身したような『変革』無しには、なかなか厳しい時代です。『富士フィルム』は『革新』に必要な資金とコア技術があったけど、一部の自動車部品会社は運転資金がすでに厳しい会社も、決算見るとあるもんなぁ。

というわけで、そういう会社の舵取りは、たっぷり役員報酬や給料もらってるマネジメントにお願いするとして、一人の下っ端サラリーマンは、今勤めてる会社に忠義を尽くして、「最後の最後までお仕え申し上げます。ご恩は決して忘れておりませぬ…」ってのも、会社としては嬉しかったり、逆に「固定費削減したいんだから、とっとと辞めてほしいんだけど」なんて、『早期退職制度』とか提示してきたり。

明治維新前夜のキラーマシーン隊長

僕の考えは、「転ばぬ先の杖」って事で、『いざって時の転職先を、ちょいちょい勉強しておく』ってのは、自由経済・資本主義の日本人の権利として、やっておいてもいいんじゃないの? 、です。某『北』の国だと、『脱北』検討してるだけで生命の危険があるけど、日本は大丈夫、のはず。

こんな雰囲気の職場も、あるのかな、ないわよね…

よほどの「社員への愛情」や「株主、お客様より社員が大事」って企業じゃない限り、会社って「利益を追求して成長継続」するのが存在理由だから、法律やコンプライアンスに準拠する範囲で、色々考えてますよね。『派遣社員活用』とか、『早期退職制度』とか、『AI / ロボット活用』とか。『リストラ』で社員数減らして、減らされた社員は哀しいけど、収益性改善で株価上がったら株主喜ぶのが資本主義だから、経営者も大変よね

まあ、結局は「自分(達)が生き残るのが最優先」、生命のDNAに濃い目に印刷されてる本能に従って動くもんだと思います。
なんでも隣の人と同じ事したり、「会社のしきたりや伝統 (公式飲み会参加必須、役員に対して殿様的敬語、上司がアホなこと言っても“はい、わかりました”、みたいな)」遵守したりってオッチャンには厳しい時代かも。

会社勤めで、自分の会社の役員に最上級敬語使ってる『忠義者』みると、こんな景色が浮かんじゃうの…

ってことで、『転職先の探し方・選び方』。


今の会社が「売上・利益が毎年増えてる」「受注残が増える一方」「昇給が毎年実施され、困るくらいボーナスがでる」「就業環境に文句無し」ってあなたは、楽しいサラリーマンライフをエンジョイしてね。
そうじゃないあなた。まず、新しく部品・機能が採用されつつある企業は、必然的に会社規模(売上、組織・人員体制)が拡大しているため、中途採用をしている会社が多いです。ただし、かなり『募集要項』を絞り込み、即戦力を求めているため、チャッとググっても見つけるのは困難です。
なので、以前紹介した『ビズ・リーチ』なんかにお試しで「渾身の履歴書・職務経歴書」をアップしてみて、どんな会社から声が掛かるのか、どんな会社を転職エージェントが提示してくるのかを見て、それらの企業の会社WEBや決算、どんな自動車メーカーに何を売ってるのか、競争力はありそうか、今の待遇と比較してどんな待遇を提示されてるか、なんかをじっくり調べてみるのは、オススメです。


『デンソー』『アイシン精機』『ボッシュ』なんてビッグネームじゃなくても、優良企業や「今後の優良企業候補」はいっぱいあります。むしろ、知らない自動車部品・機能や企業のほうが多いはず。それを、「切羽詰まってから」じゃなく、美味しい居酒屋を探すように、継続的にやっておくと、特に『営業』や『購買』なんてサラリーマン職種だと、仕事上での知識やスキルアップにもつながって、お得ですよ。

また、仕事上で接点のある社外のひと、『営業』だったら自動車メーカーのバイヤーさん、『購買』だったら取引先の営業さんや設計さんに、「こういう会社って知ってます?」「業界でどんなポジションなんすかね」「どんなクルマに採用されてんのかなぁ」なんてお茶話で振ってみると、案外話が広がりますよ。狭い業界だし。自分の会社と関係無い話だから『コンプライアンス』とか『秘匿情報』でもないし。お茶話相手も、同じように業界情報欲してる人多いから。

自分の会社の設計さんとか、工場の生産技術のおっちゃんに知り合いいたら、「この会社のこの部品・製品は、他の会社じゃ替えが利かないんだよ、ってのあります?」って聞いてみるのも、別にインサイダー情報ってほどじゃなければ実に有効な情報収集手段だし。せっかく自動車部品業界にいるんだから、そういうメリットを活かすのも、自分を『生かす』ことにつながるんじゃないかなぁ。

あと、念のための注意点。「面接官が良い人だったから、優しい社員が多そう」「面接で訪問したら、すれ違う社員さんがみんな挨拶してくれて、雰囲気良さそう」、そんなんで会社選ぶと辛いですよ。会社って、上司も部下も入れ替わる組織だし、そこまで会社に求めるのは厳しいんじゃないかしら…

ちょびっとでも、参考になったら嬉しいわ。じゃ、次のホールに向かうわね。今度こそナイスショットだぜ!

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