にゃー🐈 ニャロです。
グルメ雑誌、グルメサイトブログ、クチコミ、山ほどある情報からナイスグルメを見つけるのって、本当に難しいですね。
大昔、海外旅行に行く日本人の実に83%(ニャロ企画調べ)が手にしていた伝説の旅行ガイド、それが『地球の歩き方』!
このガイド本、他社が扱わないレアな旅先(『フィレンツェ&トスカーナ』とか『南イタリア&シシリア』とか)をバンバン扱ってて、インターネットが脆弱でほぼ唯一の情報源だったもんで、バックパッカーに限らず重宝されたわけです。しかも『マップル』とか『るるぶ』みたいに毎年更新してたから、二回目にローマに行く人の大半は、「うーん、二年前に買ったけど、最新1998年版のほうが安心だよなぁ」と、お買い上げ。実に鋭い商売。
で、美味しいお店とかホテル情報が『読者からの投稿』がかなり掲載されてて、出版社が裏をとってない無防備な情報が満載なガイド本でした。まさに現代のネット情報の先取り本で、だから地図や住所の間違いなんてザラだし、そもそもグルメ偏差値が低めの大学生が『最高の味が安く食べられます』とか『快適な部屋で、イチオシのホテルです』ってガイド本に載っちゃうので、「嘘だろ… ドイヒーじゃん、オーマイゴッド!」という現象が世界中で勃発していた、はずです。懐かしい。
言いたいことは、グルメ情報に限らず、ライターさんだったりブロガーさんだったり、情報を精査して加工・切り取りする人(とか法人)が重要なのだ! ということ。美味しいワインを探すなら、ワイン探すよりも自分の好みに合うワイン屋さんや飲食店を見つけるべし、と同じ理論ですね。これって、投資も同じだ❗
というわけで、この『海の近く』、秀逸です。店選びのセンスも良い(僕の感覚だと、掲載されて実際に行ってみて、7割以上の飲食店がナイスグルメでした)のですが、写真が実に美味しそうだし、このカメラマンは美味しいものが好きなんだろなぁ、とヴィンヴィン伝わってくるんです。
箱根とか秦野とか小田原とか逗子とか、やけに守備範囲が広いので、「秦野って海遠くね?」と思うこともあるのですが、有料のグルメ情報より全然使えるフリーペーパーなので、もし目にとまったら手にしてみてはどうでしょう。
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