にゃー🐈 ニャロです。
外国為替(FX)は面白いわね。どう考えてもドル/円の方向性は日米の中央銀行の動きかたや国の借金の比較をすると、中期的にはシンプルに「円安」なんだと思うんだけど、1月頭に116円/ドルを超えてから下げ続けて、今の為替レートが113.8円。
僕的には、1ドル100円以上なら どうでもいいんだけど、見かけ上の金融時価総額が円高に動くと下がって見えるから悲しいわ。ドル建て金融資産を円換するつもりは当面無いんだけどね。
一方で、資源関連の米国株価は元気モリモリ、元気無い日本株時価総額は低調なままで、ついに時価換算での米国株価は金融資産全体の78%、8割近くなっちゃった。日本株は僅か22%…
二年半前、イエメンからのドローン10機による攻撃でサウジアラビアの油田が火災、なんて事態があったけど、
戦闘ドローンの性能はどんどん向上してるし、コストは下がる一方だし、サウジアラビアのパトリオットミサイル残数が不足し始めてるなんて報道もあるし、
今、世界二位の原油生産量のサウジアラビアの油田が再度破壊されたら、原油価格や石油企業の株価は…
ってな世界情勢の中、日本では日銀が久々に「日銀ETFバズーカ砲」を発射したみたい。米国は金融緩和終了どころか再来月には利上げなんて状況なのにね。
それって、総論で日本の上場企業の儲けが米国の上場企業の儲けに対して大きく負けてるからで、やっぱり投資家にしてみたら、儲け上手な国の企業に投資するわよね。
そんな中、僅かに保有して『波待ち』してる日本の小型企業、『キャリアリンク』の第三四半期決算発表があったの。
まぁ、買った直後から、元気よく下げたわよ。笑っちゃうくらい下げたから。悪いインサイダー情報が駆け抜けてるんじゃないかって疑ったもん。だって何も表の情報には悪い材料ないんだもん。
なのに、買値1681円から下がる下がる、1180円(▲30%)まで来て、それでも下がるって動きだったもんね。
だって、この会社、全然 「高PER」銘柄じゃないし(8倍ちょいって、むしろ低すぎだし)、売上も利益も伸びてるし、
利益剰余金もしっかり持ってるし、借金少なめだし、
利益率は、業界的に低いっていっても、9%は立派だし。
で、今週の第三四半期決算で、今期決算見通しを上方修正、で、ストップ高。金曜日は1420円で終わったけど、
金曜日の終値 1420円は、買値1681円から、まだマイナスの▲15%。
はいはい、目標売却株価の2720円/株まで先は長いけど、『波待ち』継続。怪しいインサイダー情報説は払拭されたってことで。
この会社、やっぱり派遣ビジネスで、お役所への派遣に入り込んだのがナイスよね。高い固定費の公務員の身代わりで、お買い得な派遣会社に業務まるごと任せちゃうなんて、みんなハッピーだもん。
マイナンバー処理とか、新型コロナ関連対応とか、年度の予算が決まってるお役所としては一番困る対応なのよね。仮に国から特別予算が措置されても、急に公務員増やせないもんね。
もし公務員を緊急採用で増やしたとしても、高い給料に手厚い待遇、そして退職金。そして仕事を教える期間は戦力外。だったらキリもいい派遣スタッフを、派遣会社が仕事を教えて、結果にコミットしちゃうって、この『BPO』って仕組み、そしてこれをお役所から受注して上手にこなしてるってのは、株主としては堪らないわ。
しかし、面白いのが、派遣会社の利益の出し方。言い方は古いけど、要は「ピンはね」よね。悪い意味じゃなくって、みんながハッピーな「ピンはね」。
↓これって、『キャリアリンク』のホームページなんだけど、
これって、要は、「派遣会社はピンはねしてないですよ」「派遣先から貰う代金のほとんどは派遣社員の給料とか社会保険、有給休暇費用とか、派遣会社の経費に充ててるんですよー」「ピンはね率は、たったの1.2%(営業利益)なんですよー」って、一般論として、「日本人材派遣協会」は申しております、って。
でもさぁ、この『キャリアリンク』の営業利益率は9%以上だし、他の大手の人材派遣会社(リクルート系列とかPASONA系列とか)だって「営業利益率1.2%」なんて、ありえないわよね。お役所相手だから、民間企業向け派遣より高値で契約できてるのか、秘密のやりかたで経費を圧縮できてんのか。
まー、株主としては、しっかり売上も利益も継続的に成長してくれればオッケー。『BPO』案件の政令指定都市や中央官庁での実績をぶら下げて地方自治体なんかに売り込みすれば、お役所なんだもん、「そんな実績があるなら、発注しちゃう」って成功のドミノ連鎖が期待大よね。
ちょっとは日本株も持っておかないとね。時価総額200億円の小型株だから、色んなミドルクラスのリスクはあると思うけど、面白い投資先だと思うのよね。
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