にゃー🐈 ニャロです。
「勤労に感謝しますの日」の前日の鵠沼ビーチは、結構 波が上がって来て、ロングボード楽しめちゃった。注文したセミドライのウェットスーツがまだ届かないから、半袖のウェットスーツ「シーガル」で海入ったんだけど、まだ海水は暖かいわね。
江ノ島 裏磯のルアー釣りも、まだまだシーズンは終わらないんだけど、平塚在住の凄腕タコさん、じゃなくてタコ釣り師さんから、悪魔の誘い。
甘鯛釣りって、面白いんだから。特に錘50号以下の「ライトアマダイ」釣りだと、微かなアタリを捉えやすいし、ずーっと竿を手持ちにしても疲れないし。潜水艦みたいな50cm オーバーをゲットできれば、入賞どころか平塚チャンピオンの座も… ウシシシ🐄
ってわけで、日本は平和そのもの。欧州はコロナ再ロックダウンが始まったり、それに反対するヤング勢力がデモとか火をつけたりとか。
そんな中、こんなニュース。
ドル/円の為替相場って、海外旅行だったり、輸出入のお仕事してたり、ドル建ての金融資産持ってたりしないと、あんまり関心無いのかもね。「へー、115円/ドルって、円安なの?」なーんて人もいるんじゃないかしら。
僕は、ちっさい頃に、うっすら1ドル=200円以上だった記憶があるのよね。調べてみたら、その通り。
1971年から2021年の50年間推移をみると、こんな感じ。これを落ち着いてると見るか、暴れてるって見るかは、人によりけりかしらね。
こんな長期的な為替相場推移を見てから、「1ドル=115円、円安が加速してます」って言われても、「ふ~ん…」、って感じでしょ。
今年の1月からの推移をみると、「ああ、円安方向にグイグイ行ってるねー」、ってのはわかるでしょ。
さてさて、流石に自動車関連業界でサラリーマンやってるヤングサラリーマンは、「円安になると、自動車メーカーは収益が良くなる」、って知ってるもんね。偉い偉い。
いまだに日本は自動車をメインとした製造輸出業で稼いでるから、円安になると価格競争力が強まるし、海外工場での稼ぎを円換算すると円安で稼ぎが大きく見えるしね。
だから、円高になると、日本政府が「為替介入」とか言って、2011年の円高騒ぎのときには9兆円も財務大臣指示で日銀がドルを買ったんだって。
じゃあ、円安って、なればなるほど日本の企業や生活に得なのか、って、これは微妙というか、自国通貨が「安い」ってのは、その国が貧乏ってことだから。20世紀に韓国とかタイとかイタリアにお出かけした日本人は覚えてるでしょ? 「安い~!」って、タイマッサージしたりアカスリしたり、フェラガモで革靴買ったり。
だから、所得横ばいの日本サラリーマンは気付き難いんだけど、コロナ騒ぎ前に、やたら世界中の外国人が日本に遊びに来てたのって、「日本が貧乏なのに、治安良いし飯旨いし」ってのが大きな理由。
日本での生活に不可欠な「ユニクロ」「ワークマン」「無印良品」「ニトリ」だったり、大好きなパンや麺類の材料の小麦、「吉野家」の牛丼や「マクドナルド」ハンバーガーの牛肉、大豆、そして石油に天然ガス。輸入品は円安でコスト上がるから、当然値上げよね、それ以上に収入増えれば問題無いけどね。
僕がキーポイントだと思ってるのは、日本の輸出競争力。これ↓ちょっと古い2018年の外務省データなんだけど、圧倒的に「自動車関連」なのよね、アメリカに輸出してるの。
昔は、ウォークマンだったり、テレビだったり、日本が人件費含め「安い国」だったんだけど、今じゃ中国・ASEANなんかに製造拠点移しちゃったから、マクロで見ると自動車だけが対米輸出の最後の砦。だから、もし日本からアメリカへの自動車輸出が激減したら、日本の貿易収支は大赤字になっちゃうなぁ、って。
例えばトヨタ。流石の国内販売力で、日本生産台数が一番多いんだけど、北米・中国・ASEAN・欧州とグローバルで自動車作ってるのよね。だから、仮にアメリカが自動車の輸入関税を200%とか保護貿易を開始しても、日本生産をアメリカ生産にシフトすれば、企業としては生き残りが可能なんだけど。もちろん日本国内の製造拠点や、国内部品メーカー、関連企業の労働者は仕事や収益が大幅に減っちゃうけどね。
ありえるんじゃないかなあ、って。トランプさんが次の大統領選挙で勝てば、また露骨に「アメリカ、ファースト」やるんだし。
バイデンさんでもトランプさんでも、同じよね。インチキ環境シフトで世界中の自動車メーカーと政府が「次の覇権を」大競争して、欧州は「2035年以降はEVしか販売しちゃダメ」なんて明言しちゃうくらい露骨なんだから。
軍事国家アメリカが知恵を絞って、「マジで、日本からの自動車輸入は受け入れられない」って、自国保護政策を露骨にやってきたら、日本は交渉の道具になる材料が枯渇しちゃってるんだもん。米とか小麦とか牛肉とか、世界的に食料不足で、お金持ってる中国に既に買い負け始めてる日本としては、マジでキツいわよ。
ちなみに、日本がアメリカから買ってるものって、↓こんな感じ。どれも代替調達先を見つけるのが難しそうね。
だから、今、円安が空前絶後に進行して、かつアメリカが日本からの自動車輸入対して「環境対応のため、EV以外の自動車輸入には200%の関税を明日から掛ける」ってやられちゃうと、マジで日本沈没。
自動車メーカーは北米生産への緊急製造移管で生き残りの可能性あるけど、そもそもトヨタ含めEV化出遅れてるから、僕がトランプさんだったら「外資系自動車メーカーのアメリカ国内生産は、EVしか許可しない」とか、恐ろしいパワープレーもありえるんじゃないかしら。
ちょっと過激過ぎるけど、可能性ゼロじゃないかんね。アメリカ発祥の自動車産業が、欧州と日本覇権握られて、アメリカ様の「GM」「フォード」「クライスラー」はボロ負け。この「環境シフト」「EVシフト」はアメリカにとって絶好のチャンス、だって、思わない? 「自由競争」「平等主義」の結果が、こうなっちゃったんだから、アメリカの賢い官僚や、「アメリカファースト」な大統領だったら、どうするかなぁって。
しかも、アメリカは利上げに向けたロードマップを開示してて、着々と進めてる一方で、日本は「ばらまき」「再分配」「ゼロ金利維持」以降の利上げなんてまったく見えてこないんだから、円安進んじゃうよなぁ、って思うわけ。だって、今の日本の経済攻撃力だったら、いくら円安になっても「あんまり困んないし」って感じじゃんね。
そんなわけで、僕も予測は、中長期的に「円安方向にズルズルと推移」「円高に切り替わる理由がアメリカにも日本にも無い」、なので金融資産の77%がアメリカドル建て(全部、アメリカ株)。平均して105円/ドルでアメリカ株購入してるから、ドル/円の含み益だけで+9.5%って換算だけど、FXやってるわけじゃないから、為替で儲けようとは思ってないわよ。
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