にゃー🐈 ニャロです。
昼からガッツリ、みんな大喜び。
そう、それがイタリア。ここには人生の喜びが… って、盛り上がる車内。昼飲み&時差ボケで熟睡する乗客もいるけど、ドライバーは緊張感を維持してブレーシャから高速道路を北へ。
そう、ドイツ・オーストリアとイタリアを結ぶブレンナー峠方面に向かうわけだけど、大型トラックが連結しまくってるんじゃねーかってくらい、右側車線はトラックだらけ。欧州物流の大動脈だもんね。
そして、追い越し車線には、ドイツへ急ぐ凶暴なポルシェやアウディたちが、制限速度の概念を理解できないみたいで、推定速度180〜210kmでぶっ飛ばしてるから、マジで怖いわけ。
それでも、ロンバルディア州からトレンティノ=アルト・アディジェ州に入って、アディジェ川沿いの高速道路を走ると、左右には山々と葡萄畑が広がって。
すんごい雄大で美しい景色なんだけど、ドライバーは写真撮れないし、後部座席のムーミンパパHさんはスヤスヤ。助手席のMOさんは「うわぁ、アルト・アディジェってこんな感じなんだぁ」って間抜けなコメント。わかるけど。
某H.I.Sバスツアーの如く、途中のサービスエリアで1回トイレ休憩して、ボルツァーノ手前のインターチェンジ降りて、今夜の宿泊地Tröpfltalhofに到着。無事到着できて、幸せ… 高速道路降りると自転車ツーリング族だらけ。ヨーロッパ人って、ほんとサイクリング大好きよね。
Tröpfltalhofは、シャルドネとかカベルネ・ソーヴィニヨンとか、南チロルらしい葡萄でナチュラルなワイン造りしてる家族経営の小さなワイナリーなんだけど、宿もやってて。
当たり前だけど、雄大な南チロルの渓谷斜面に建ったワイナリーと葡萄畑、それを中庭で眺めながらTröpfltalhofのロゼワインやら白ワインやら、開けては飲み、景色とワインが素晴らしいって悦に入って、また呑む。
お互いに見つめ合って、「イタリア、来たね〜!」「美しいね〜」「旨いワインだね〜」。傍からみたら気持ち悪い男子3名。本人たちは至って真剣に「このまま呑み続けたい…」。
現場はTröpfltalhof建屋と畑の間の中庭に置かれたテーブルとベンチ。
既にイタリア時間で夜19:00過ぎなんだけど、まだ太陽は燦燦と。暗くなるのは21:00過ぎ。ニヤニヤしながら、
「なんでこんなの旨いんだ?」
「南チロルの空気が乾いてるからじゃないですか?」
「バーカ、そうゆうことじゃねーんだよ」
「そうなんですね、へぇ〜」
「おい、ワインが空だ。ロゼがいいんだよ、ロゼ貰ってこい、俺はロゼ呑みたいんだよ」
「えええ~、オレ、イタリア語話せないっすよ、ムリっす…」
「ばーか、ロゼロゼロゼって繰り返せばいいんだよ。早く取ってこいよ、こんな気持ちいい場所ではロゼなんだよ」
白が空き、ロゼが空き、
そして赤が開いたところで、「… しょうがねえ、夕飯食いに行くか」と、まだ明るいベンチから重い腰を上げた3名。
そう、ここの宿はご飯無しなの。アグリツーリズモじゃなくって素泊まりなの。醸造所や畑見学は明日ってことで、じゃ宿で教わったお店に行くとしましょ。本当はボルツァーノの『Osterie d’italia 』掲載店に行きたいけど、もう今日は運転したくないし、アルコール血中濃度かなり高いし…
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