にゃー😺 ニャロです。
『FIRE』に向けて投資するっていっても、先立つ『原資』がないことにはキックオフできないし、100万円投資して100倍になれば1億円(源泉徴収で税金引かれると、8000万円以下になっちゃいますが・・・)だけど、100倍になる株式、そんなのわかったら『FIRE』どころか大富豪になってるもんね。だから、サラリーマンが『FIRE』するには、支出を抑えるのと稼ぎを増やすのが重要なわけ。そらそーだ。
僕はサラリーマン人生で、自動車関連メーカーの営業と購買を経験してきたんだけど、本当に会社って人間臭いっていうか、人間そのものよ。
人間の集まりなんだから当たり前だけど、就職したばっかりの頃って、「会社=仕組み」で、ルールに沿って粛々と会社経営ってなされてるって思い込みがあったのよね。映画・漫画の名作『釣りバカ日誌』の世界って、「ありえねー」って思ってたけど、かなりありえるんだなあ、って。
サラリーマンで稼ぎ(収入)を増やすには、方策は主に3つよ。
① 出世する(会社人事が設定している職務グレードをあげていくことで基本給が増えていく)、業績評価をあげる(ことでボーナスが増える)
② 残業代を稼ぐ
③ スキルアップして、自分を高く売る(より高い収入の会社に転職する)
経費精算でズルをするとか、会社のお金を横領するとか、工場の部品をメルカリで売るとか、犯罪はアウトよね。当たり前だけど、新聞でも頻繁に業務上横領ってでるし、経費精算のズルで懲戒処分ってのも何回か会社で張り出されたりしてたもん。僕じゃないかんね!
① 出世する、これは王道だけど、長期戦よ。お伝えしたいのは、「評価する上司は人間」ってこと。僕は性格的にゴマすりとか、上司と飲みにいって歴史話を拝聴するとか、絶対に嫌なんだけどね、そういうのって評価には確実に影響するのよ(断言!)。自分が課長とか評価する側になるとリアルにわかるかんね。
そもそも自分のことを嫌いな部下を高く評価できるような高潔なサラリーマンは、おそらく絶滅してるでしょ。かつ、かなりの仕事力(仕事の本質を理解した、知識・経験を合わせた実力)がないと、業績を数字以外で評価するのって不可能だもん。簡潔に言っちゃうなら、アホな上司ばっかり、ってことよ。
『飲みニケーション』って言葉、僕はゾッとしちゃってもうだめなんだけど、最近は業務の効率化・省人化が進んで、会社で仕事以外の雑談する時間って猛烈に減ったわよね(減ってない会社は、きっと良い会社でラッキーなだけ)。
そうなると、上司とのやりとりって「仕事の指示」と「進捗、結果の報告」くらいしかなくなってくんのよ。部下の仕事を評価する上司と頻繁に飲みにいったりゴルフや釣りにいく関係性があれば、「どういう基準で昇格の評価をするの?」「どうすれば係長に、課長になれるの?」なんて気軽に話ができて、めっちゃ有利じゃんね。ゲームで勝つ方策は『ルールを知る』ことだもん。
まあ、僕は本当に上司と飲みに行くとか苦手だったんだけど、業務中に面談の時間をとってもらって会話をするのでも良いとは思うけど、やっぱり一緒に飲みいってゴルフして釣りする部下が可愛いでしょ、人間ですもの。
ただ、例えば大卒23才で基本給が18万円(グレード5)だったのが、27才で昇給してグレード4になっても、基本給は+3−4万円。基本給は残業代やボーナスの計算の基本値になるので、この昇給は嬉しいけど、ちょっと長い道のりって感じよね。
それに、運悪く相性の悪い上司だったり、同じチームに同じグレードで超優秀さんがいたりすると、会社って相対評価(昇格とかボーナスの枠・総額が決まってる)だから、厳しかったりするのよ。わかるでしょ?
幸い、日本もずいぶんと人材流動性が向上(要は、転職しやすくなった)したから、僕のおすすめは「合わないと思ったら、早めに転職活動」、よね。
② 残業代で稼ぐのは、極めて即効性のある有効な手段よ。会社まで痛勤して、定時で退社しても家帰ってお笑い番組見るかネットサーフィンくらいしかやることがないなら、残業して稼ぐのはとてもお得なの。
基本給に対して残業割増の時給で換算されるから、コンビニでバイトするよりお得だし、真面目に残業すれば業務スキルもアップするんだもん、昇格昇給評価やボーナス評価にも貢献するってことよ。
課長(職制)とか、経営側になると残業代はなくなっちゃうし、課長の手前の基本給レベルだったら、残業代込みで「課長よりも月給が多い」って、ザラにあるかんね。
僕が基本給35万円(課長職の2つ手前の職位グレード時)のとき、月40時間の残業で残業代は12万円くらいあったもん。12万円って、結構強烈だったわよ。
『リーマンショック』のとき、会社が赤字見通しになって、残業規制(ゼロ残業)になったとき、収入ががっつり減って、人生で初めてワインの単価規制(だいたい、一本2500円〜3000円だったのを、Max.1000円に!)して、とても悲しい一年だったのを覚えてるから・・・。12万円x12ヶ月=144万円/年、全部投資に回せば、確実に『FIRE』は近づくわよ。
③ スキルアップして、自分を高く売る(より高い収入の会社に転職する)、は、実に有効よ。
単純に「パワハラとか、今の上司が嫌だ」であれば、規模のある会社であれば部署異動を申し出てみるなどの方策もあるけど、①の「昇給・昇格」よりも早く収入増を狙うなら、確実に有効よ。
長文で恐縮しちゃうけど、下記の僕の実例を見てもらうと、転職による収入の上がりのほうが、昇格・昇給よりも桁違いに良いことがわかるでしょ。特に、少子化影響もあって、転職市場では若い人を欲しがる会社がとても多いから、採用だった側の視点からも「ヤングはチャンスだなあ」と思うわよ。
個人的には「オジイでも、仕事力があるほうがいい」って思ってたけど、ヤング好きって管理職には多いわよ。年上に業務指示しづらいとか、日本的な要素もあるんだろね。
最初の会社(社員4人の極小商社):年俸240万円だったわ。残業代ゼロ、ボーナスゼロ。会社員スキルゼロだったから、まあ妥当よね。1年弱勤務。一応Emailの打ち方とか、取引先への挨拶の仕方とか、スキルアップしたかんね。社長が元一流商社の部長さんだった人で、超怖かったけど、実力がある人で、雰囲気だけでも学べた、のかなあ。でも2社目に転職できたので、学べたってことだわ。
二番目の会社(携帯電話向け電子部品メーカーの海外営業):英会話NOVAで少し勉強して、TOEIC 600点取れたから、雑誌『デューダ』に採用条件「大卒、TOEIC 600点以上」で掲載されてて。勤務地五反田と実家から通えるじゃんと、聞いたことの無い社名の会社に応募して、採用されちゃったの。26才で基本給26万円だったので、残業とボーナス込で年俸500万円弱まで一気に収入増。世の中って怖いな、って思ったわ。
しかも、NOVAで付け焼き刃の片言英語が重宝されちゃったもんで、入社早々毎月韓国と台湾に出張し、グルメ・マッサージ・その他もろもろ「会社のお金で旅行(&仕事)」することを習得したんだかんね。
で、入社一年しないうちに、欧州駐在の「業務命令」がでて、ドイツのフランクフルトにお引越し。ここから投資のキャリアが始まるの。
当時は海外駐在手当など手厚い待遇だったのよね、年俸で約700万円に収入増(日本に家がある場合は、その手当もあったりして更にお得なの。それまで実家生活だったので・・・)。気が付かなかったのが、家賃や車関係だけじゃなく、税金関係も会社持ちだったから、収入のかなりを投資に回せたのよね。はっきり言って、会社員の仕事なんて、なるようになるから、会社員でお金を稼ごうと思ったら海外駐在希望を上司に伝えるのも『FIRE』への近道よ。
インドとかアフリカとか、危険手当も付くし、何より「普通の日本人が知らない現地事情」を体感できるから、投資のための知識も得ることができちゃうの(ただ、人によってはストレスが半端ないと思うので、気をつけてね)。
3番目の会社(神奈川の自動車メーカーの部品購買):欧州生活も8年になって、「営業は極めた」的な思い込みもあって、営業のお客さんだった『購買』の仕事になったの。会社だけじゃなく職業も変えたわけね。
このときは、WEBで見つけた転職エージェント(リクルートエージェント)に「とにかく忙しい仕事であればお任せ」とお願いして、書類選考通った会社に一回だけ面接に帰国して、なぜか採用されたのよね。
年俸は残業ボーナス込みで900万円。「ええええ!!!」って感じだったけど、確かに当時の源泉徴収表を見ると「平成20年分 支払金額 9,082,327円」って書いてあって。
ただ、本当に忙しい会社で、毎月40時間以上残業してて、慣れない『購買』が恐ろしく『営業』と違う仕事だったのと、さすがMr. C.ゴーンさんが社長なだけあって、仕事の仕組みがガッチリしてて、勉強することが多くて痺れたわ。
といいつつ、早朝に三崎や江ノ島で釣りしてから出社したりもしてたから、同僚や上司からはちょっと冷たい目で見られていたかも…(汗)。
この会社は、さすがMr.ゴーンの会社だっただけあって、戦略とか実務とか、本当に勉強させてもらったわ。購買って仕事は、とにかくお金(コスト)を扱うから、ビジネス数字に強くなれて、これは投資にも超役立つし、世界中の部品製造現場をかなり見てきた(会社のお金で)ので、メーカーの購買としてはかなりスキルアップしたかんね。
東日本震災とかタイの洪水対応もガチガチやったので、「サラリーマンで喰っていけるスキルは身につけたなぁ」と思うわ。
最終的に課長補佐みたいな役職になったんだけど、8年働いて飽きちゃったのか、退職したの(ちょっと嫌な上司が異動してきてさ・・・)。
4番目の会社(神奈川の自動車部品メーカーの購買):転職エージェント経由で、課長職で採用されたわ。
年俸はボーナス込みで約950万円。同時に、自動車向け金型メーカーのドイツ駐在員としても採用通知があって、鵠沼海岸で海を見ながら悩んだの。ドイツに住むのは、フランスやイタリアが近くて楽しいんだけど、鵠沼海岸で海遊びするほうが好き!と気がついちゃって、神奈川の仕事にしたのよ。趣味最優先リーマンだから。
自動車部品メーカーの購買だと、自動車メーカーの購買よりも細かい部品を買う仕事なもんで、樹脂の原材料の石油精製プラントや、ネジみたいな小物の町工場、電子部品の工場など、日本だけじゃなくASEAN・中国の工場を仕事で旅できて、とてもいい仕事だったわ。ここでは、自分の課に採用予算が7人分もあったから、転職エージェントに売り込まれる側になって、採用関係の業務でかなり面白い経験もしちゃったわよ。
最後の一年は営業に異動して、最終的には営業課長として以前の同僚に売り込みなんかをして、とても面白かったわね。
コロナ影響で早期退職でかなり人員が減らされて、課長が担当業務兼任ってことになっちゃって、遊ぶ余裕がなくなったことし、コロナでお出かけ(出張)ができなくなってつまんなくなったこと、コロナ相場で株式運用収益が加速したこと、要はコロナの追い風で2021年7月に『FIRE』したの。
あなたは、どうやって収入増を達成する?