他人から奪うか我慢するか、二択しかない資本主義社会で、ついに欧州がホンネを剥き出しに?仏下院選挙

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株式投資

にゃー🐈 ニャロです。

『FIRE』して、そろそろ丸3年。今期のKPIとか、全然見通し立たない値下げ交渉とか、気が狂った上司の対応とか、全く考えなくっていい生活に慣れたから、極めて穏やかなな日々。ありがたいわ。

湘南も梅雨入りして、当面は『旅』なんてしないで、夕暮れサーフィンしたりビール飲んだり。日本の夏に旅するなんて、ちょっと無理。これから真冬の南半球の南米やオセアニアには興味無いし。

穏やかな日々は、株式市場というか、僕がオーナーやってる一流企業が穏やかに稼いでくれてるから。だから、最低限の市場動向チェックはしないといけないわけで。

ウクライナでは、相変わらずアメリカとロシアの代理戦争が続いてるし、イスラエル周辺では宗教戦争が続いてるし。電気自動車用の電池は相変わらずバカ高くって寿命短くてガソリンエンジンにコストと性能で負けてるし。つまり、世界的に大きな変化はなさそうなんだけど。

こんな馬鹿げた記事がニュースになるくらいだから⬇、

安心して金融資産をドル建てメインで保有してられるじゃんね。こないだ2ヶ月前の4月に日銀の為替介入で約10兆円もぶち込んだのに、もう160円/ドルまで戻っちゃってんじゃんね。

当たり前だけど、円安対応のドル売り介入は、外貨準備高が介入の上限だし、そもそもアメリカ国債を売却してドル売り介入なんて日銀がやったら、宗主国アメリカ様は激怒するじゃんね。アメリカ国債が暴落しちゃうから、そんなことしたら。

なんにせよ、市場は正直。貴重で素晴らしい本マグロには高値がつくし、トヨタの株価は高くて日産は安いし。年寄りばっかりで社会保障費がかさむばかりで子供は減る一方。労働力は数は減るわ質は下がるわ、総人口も減って企業競争力も下がる一方の日本円には安値がつくじゃんね。まして、その真逆のアメリカのドルとの比較なんだから。あー、安心。

日本国を運営してる政府も官僚たちも、円安大好物だしね。そもそも資源が無い日本がやっていくには輸出産業を大事にするしかないって成功体験=正義になっちゃてるから。別にテスラやアイフォンやハンバーガーや小麦が値上がりしたって、「トヨタ乗ってソニーのスマホ使って、十割蕎麦喰って米喰えば、むしろお国のため」って感じだろし。とてもいいじゃんね。

そんなわけで、極めて市場動向は穏やかで、今日は大谷翔平さんの試合も無いし、床屋行ったり買い物行ったりなんだけど。

でも、このニュースだけは、ちょっと気になるのよね、フランスの選挙⬇

ざっくり、僕の理解をまとめるとね、ヨーロッパの国々って、第2次世界大戦でめちゃくちゃ殺し合いしまくったじゃん。しかも国境が海じゃなくって川とか、小川の向こうは敵国だったり。
だから、流石に人間だし、馬鹿げた過ちを繰り返さないって理念で「EU(欧州連合)」ってのをつくってさ、通貨も同じユーロにして、国境を開放して、経済的にも一緒にやっていこー、って。農業も貿易も共通の政策でいくぜー、って。

んで、やっぱ軍事的にも一体化しておこうってんで、アメリカまで含めたNATOって軍隊を持って、共産党国家なんかに負けないようにしてるんだけど。

そのEUの中心メンバーっていったらフランスとドイツ。イギリスは脱退しちゃったじゃんね。
EU各国のGDP比較見れば一目瞭然。ドイツが一番でフランスが二番。そして、ドイツは第2次世界大戦でのナチス的な前科があるから、政治的には圧倒的にフランスが影響力大なわけじゃんね。

そのフランスがさ、極右=ガイジン嫌い、外国からの輸入もダメ、輸出はまぁ儲かるならいい、国家権力増強、フランス万歳!ってのが政権与党になったらさ、金融市場にも色々影響ありそうじゃんね。

個人的にはね、こないだまで大騒ぎしてた農民反乱とか、農業大国かつプライド高き純血フランス人としたら、「EUなんて知らねーし、そもそも野菜も育たない北欧と食料自給率117%のフランスで貿易政策が同じなんて異常だろ、めっちゃフランス損じゃんか」って思うわよね。

元々、アフリカ含め世界中に植民地いっぱい持ってたフランス。だから、黒人いっぱいいるのがフランス。スペインとか経由して、アフリカ人が不法移民としてじゃんじゃん入ってて、パリの北駅周辺なんて黒人だらけで、黒人専用の床屋さんやカツラ屋さんだらけ。港町マルセイユも黒人だらけ。

「人種差別しないこと」と、「同じアパートに不法移民系黒人がどかどか入居してきて、ずーっと大音量でアフリカンミュージックが鳴り響いて、ゴミ捨て場はハチャメチャで、やたら暴行事件が増えて…」とは別問題だろうし。右傾化、おかしな話じゃないじゃんね…

フランスは食料は豊か、かつ自動車産業もあるし軍需産業もあるし、原発もいっぱいあるし。売ってほしけりゃクルマも戦闘機も原発電力も売ってやるけど、激安な南米牛肉とかアメリカ産トウモロコシとか要らないし、チリワインとか完全500%掛けないとダメ、って思ってるフランス国民がいっぱいいても、僕の感覚では全く不思議じゃないわけで。

だからね、フランスの右傾化がリアルに進めば、経済協力体としてのEUのチカラは、当然弱くなるじゃん。そして、輸出入に関する諸外国とのルールも厳しくなるじゃん。自動車やクスリの関税とか、そうなりゃ更に経済的に弱まって、EUの法定通貨ユーロはさ、弱まるじゃんね。当たり前。

世界的にも経済が悪化するだろけど、どうだろね。そのレベルの予測は僕には立てらんないけど、僕の持ってる欧州に本社がある企業は、「SHELL【SHEL】」も「BRITISH AMERICAN TABACCO【BTI】」も「UNILEVER【UL】」本社イギリスだし、唯一「GENMAB【GMAB】」だけがデンマークに本社があるけどバイオ製薬関連はあんまユーロ弱体に引っ張られなそうだし。

ってわけで、フランスがどうなっても『FIRE』生活に致命的ダメージは無さそうなんだけど。ユーロが対円で相対的に安くなると欧州ワインが安く買えたりするくらいで。

しかしまぁ、ニンゲンって、我慢すんの苦手な生命体よね。自分がアフリカ系紛争避難民だったら、平穏で時給も高いフランスに逃げ込みたいし、できれば仕事見つけてアパート借りたいじゃん。でも、仕事がないフランス人にしたら「あいつら移民のせいでオレは無職」「移民がいなけりゃアパートは静かで平穏」➡極右政党の主張が一番良いから、投票だぜ!ってだけの話。普通な選挙じゃんね、民主主義そのもの。

電気自動車なんて乗りたくないヒトは、ガソリン自動車OKな政策の政党に投票するし、地球温暖化防止なんて関係ねぇって考えのヒトはそうゆう政党に投票するし。
欧州の、軍事力も経済力も人口も小さな国々としたら、「EU最高。EU域内ならどこにでも出稼ぎ行けるし、ロシアとか攻撃してきてもNATO加盟してるから安心だし」って感じだろけど、フランスが好き勝手に民衆の声を選挙に反映させれば、ドイツだってオランダだってイタリアだって追従するじゃんね。まさに、欧州再独立運動…

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