スナフキンのように気ままなワイン旅 北イタリア2023 #21 まさかの「半日ヴェネツィア観光」で想定外の大盛り上がり

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ぐるめ

にゃー🐈 ニャロです。

前半の山場、フリウリでの四日間を無事(?)終了して、旅の一行はヴェネト州に入って。

ぐっすり熟睡だし

ヴェネト州のメインイベントは、みんな大好きなワイナリー『LA BIANCARA』訪問なんだけど、明日なのよね。今日は休養日なの。

で、どこに行こうかってハナシになって。ムーミンEさんはちょっとお熱気味ってことでムーミンママと宿でゆっくりする予定。

ビアンカーラ近くの高級宿に二泊予定だから、二人にはゆっくり休んでもらうとして。さて、どこ行こうか。

高級宿「Villa Bongiovanni」はヴェローナ郊外。クルマで50分で赤ワインの丘 ヴァルポリチェッラに行けるじゃんね。

うーん、ヴァルポリチェッラ城もあるし、ワインバーもあるし。いいかなぁ。

でも… なんとなくヴェネツィア行きたくない?

調べたら、ヴェネツィア本島に渡る橋、クルマで渡れるんだって。で、そこの大型駐車場に停めれるみたい。いいじゃん!行こうぜ!

… ってわけで、案外あっさりクルマはヴェネツィア本島に到着。十階建ての立体駐車場は一律35ユーロ。高い?安い?さっぱりわかんないけど、ヴェネツィア本島に渡る橋が無料だったから、安いってことで。

知らなかったんだけど、本土から電車が走ってる橋はクルマも通行できんだね。「ヴェネツィア島内はクルマ走行ダメ」だけど、島まではクルマで行けちゃうってわけ。

で、立体駐車場の最上階十階にクルマ停めて、いざ探検開始。

ってかさ、今回の旅の目的は、なんら揺らぐことなく毅然として「ナチュラルなワイン」「オステリア喰いまくり」なんだけど。

ヴェネツィア、僕もムーミンパパHさんも複数回来てるし、別に行かなくても… って冷めた感じだったんだけど。

でもさ、いざ上陸すると…

ヤバい〜、大興奮〜!

うわぁ、ゴンドラじゃん!生ゴンドラ。

運河、生運河。

生のヴェネツィア… くけぇ〜!こら堪らないわ。ヴェネツィア、威力ハンパないじゃん。

歩いてるだけで気分アゲアゲ。

「橋だねー!」「運河だねー!」

こりゃヤバい、血管キレそうな盛り上がり。

なんか、ムーミンパパHさん、実はヴェネツィア上陸を密かに目論んでたみたいで、ワインバーやらレストランやら事前調査ばっちりやってて。まず向かったのが、ワインバー『Cantina Arnaldi』。

小さいけど、落ち着いた雰囲気でベリーグー。

めっちゃ大勢の観光客でざわつくヴェネツィア本島とは思えない落ち着いた店内。って、お客さんたちは屋外のテーブルに座りたい6月だからなんだけど。

いいお店じゃんね。

今風だけど、ヴェネツィアといえば「チケーティ」。ちゃんとあるじゃんね。

どれにしよーかなー。

イカしたお店のお兄ちゃん、地元ヴェネト州のオススメだって3種類持ってきてくれて。

3人だから3種類。フフフ…

おひとつチケーティ。

さぁ、軽くワイン給油したし、歩こう〜!

歩くだけでサマになる街。

ムーミンパパHさんが狙ってた2軒目は、

「レストランなので、立ち呑みだけはやってない」んだって。あれま。

しかしまぁ、強烈なヴェネツィアプライス⬆

前菜が一皿20ユーロ≒3200円。

パスタは19ユーロ≒3000円。

メインは28ユーロ≒4400円。

前菜+パスタだけで、水とグラスワイン一杯だけでも、サービス料合わせて恐らくお一人サマ8000円。うーむ、ヴェネツィア価格だわ。

ヘンにセコい、ってより時間が有り余ってるわけじゃないから、「… 次行こう、次」。ムーミンパパHさん、少し哀しそう…

そんな哀愁が似合う街、ヴェネツィア。

カド曲がる度、絵になるヴェネツィア。

美味しいのかわかんないけど、ショーウインドウが絵になる街、ヴェネツィア。

運河沿いの邸宅に、駐車場ならぬ駐船場があるヴェネツィア。

仮面舞踏会な街、ヴェネツィア。

オッサン3人が、橋から運河眺めてウットリしちゃう街、ヴェネツィア。

観光客専用乗り物なのに、なぜかエレガントなゴンドラ。

日本で売ってたらSM用品なのに、なぜかアクセサリー屋さんで仮面売ってるヴェネツィア。

もう、完璧に観光客。そう、僕らは観光客。

ムーミンパパHさんが次の目標に定めたのが、古典的バーカロ老舗の『Cantina Do Mori』。

観光客なんだから、こうゆう観光地も大事なの。

ワインの味とかはアレとして、

ここでチケーティをつまんで、アレの効いたワインをクイッと。

観光客だらけだけど、地元の御爺も端っこで呑んでたり。

まったく、ヴェネツィアって、絵になるわ。

僕が行きたいのは、なんてったってサンマルコ広場。そして「嘆きの橋」。

うわー、すげー観光客の数。アジア系ツアー客はほとんどいなくてコレだもんね。

ほぼ満潮の時間。少し波がね、

まだまだヴェネツィア沈没の日は先のことみたい。

リアルト橋を越えて、

すっげー看板。「ファイナルファンタジー」の敵キャラクターとかって、こうゆうのをパクってんだろね。

そろそろ…

来た〜!

これぞ。

サンマルコ広場、サンマルコ寺院。

どんだけ稼いでたんだろ、ヴェネツィア共和国。ってか、王国じゃなくって共和国だったのに、こんなゴージャスな寺院作っちゃうのが、人類。税金じゃぶじゃぶ使いまくるあたりは現代と変わんないわね。

なんとまぁ…

ゴンドリエーレのオッサンたち。

ゴンドラ。

ハッキリ言って、カッコいい。

大昔、それこそ大学生のとき、まだイタリアリラだったときに三十分くらい乗って、確か一万円くらい。二十年前くらい、ため息の橋の下通過指定で、三万円くらい。今、いくらすんだろ。

この橋の下で、ゴンドラ上でチューすると「永遠の愛」が誓われちゃうから、要注意。

映画「リトル・ロマンス」観ればわかるし。

あー、また一組のカップルが…

いいじゃん。永遠の愛を誓いたくなる街、ヴェネツィア。

庶民だから、ゴンドラなんて乗れないって思ったけど、乗りたくなる街、ヴェネツィア。

橋がない大運河を渡るには、

「矢切の渡し」ならぬ「ヴェネツィアの渡しゴンドラ」があるじゃんね。

たった2ユーロで、

ちょいと大きめのゴンドラに、

なんと、

乗った〜!そして、モチロン、表情はアンニュイな感じ。「シブいぜ、オレ」、なのか、「息子も乗せてあげたかった…」なのか。

仕事もプライベートも「フリー」宣言中のMOさんは、盗撮しまくり。観光地ヴェネツィアならではのシーンじゃんね。

ふぅ、歩きまくりだわ。

結局、最初に入ったワインバー『Cantina Arnaldi』に戻って。

ヴェネツィアに来てもスマホ ピコ太郎もいるし、

ヴェネツィアに来ても、ワイン眺めてウットリしてるワインマンも。

僕は、チケーティ頼んで、

うーん、イタリアンなエチケットじゃん。

赤いワインを、

みんなでグルグル。

ヴェネツィア最高!やっぱ、たまには純粋な観光もいいじゃんね。だって、イタリアなんだもん。

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