にゃー🐈 ニャロです。
もう北鎌倉は梅が満開。
暖冬だもんね、今年。
んで、やってきました本決算！長い長いお付き合いの日本の大田区下丸子に本社を置くグローバル企業『キヤノン』は1〜12月決算なのよ。
本社がダサいロケーションの企業は、僕にとってポイント高いからね。丸の内とか赤坂なんて最悪。コスト意識無さすぎ。「マブチモーター」は千葉県松戸市、「ニトリ」は東京都北区(東京本部。本社は北海道)。カッコつけた本社住所に高い家賃払う企業なんて、大嫌い。
さてさて、十年来のなが～いお付き合いの『キヤノン』、
88才の超高齢者社長 御手洗おじいちゃんの構造改革の成果がビシビシ出て来てるわよね。正直、期待以上。キヤノン＝カメラと複合機(コピー機)だった十年前のままだったら、とっくに倒産してるわよね。
増配ナイス！
今期2024年1〜12月期の業績予想⬆も、世界景気悪化や為替をネガティブに想定した前提でこの数値だから、予想通りに進捗すれば今期の業績はかなり期待できちゃうじゃんね。わかんないけど。
キヤノンを見続けてる株主だからわかる今のキヤノンの素晴らしさ。大企業かつ歴史あるメーカーなのに、なかなか柔軟かつ抜け目ない経営戦略を立案➡実行してきた結果が運良く良いカタチなりつつあるのよねー。
ほんの十年前は、カメラと複写機(コピー機)の会社だったんだから、スマホにカメラ需要奪われて、IT化やコロちゃんリモートワークでコピー機不要になって、どっかのフィルム会社みたく倒産するリスクもあったキヤノンだけど、
たっぷり溜め込んでた現金(利益剰余金)3兆円を上手に新ビジネスに投資したわよね。医療機器ビジネス買収したり。
買収するだけなら現金があればできるけど、買収後にキチンとビジネスを持続的に拡大するのが難しいんだけど、御手洗おじいちゃんのマネジメント力なのか運なのか、ココ最近はどのビジネスも良い感じ。
詳細の数字は決算資料明記してあるから割愛するけど、ざっくり見渡すと、
・元々の稼ぎ頭だったコピー機は、コロちゃん終わってオフィス需要が復活
・元々稼ぎ頭だったカメラは、ソニーに猛追されてはいるけど高単価高付加価値なミラーレス一眼で良い感じ
・新ビジネスがどれも稼ぎだした。メディカルは僕の想定通りだけど、思いの外にネットワークカメラビジネスと商業印刷ビジネスが稼いでる
・最近やたら報道されてる「半導体露光装置」、かなり競争力ありそう…
そして、良い数字だった前期2023年度決算結果で嬉しかったのは、「為替差益の影響はあくまで追い風ってだけで、ちゃんと実力で稼いでる」ってこと。為替なんて企業には動かせない政治要因のパラメーターだしね。
為替差益で⬆＋597億円の営業利益増だけど、これ無くてもバッチリ稼げてる。キヤノン、偉い！
一時はかなり中国に製造移管したキヤノンだけど、円安だったり中国リスク(アメリカの政策だったり、企業秘密情報リスクだったり)勘案したんだろね、日本や東南アジアへの製造移管をちゃんと進めてたから、円安は基本的にキヤノンにとって追い風。ウヒヒヒ…
んで、株価＝市場での人気投票、に効いてくるのが「今期(2024 年度)見通し」。
こりゃ、なんとも控えめだけど強い見通しだわ。
自己株取得… 1000億円を従業員労働者たちに分配するんじゃなく、オーナー(株主)のために使う。偉い、わかってるわね、流石は資本主義をリスペクトしてるキヤノンだわ。
前期2023年度が為替追い風ありとはいえ営業利益率9%。今期2024年度は為替追い風無い前提で見通し10%。実現したら、御手洗爺さんに株主総会で投げキッスしてあげないと♥
しかし老人パワー凄いわよね。バイデン爺さんが82才、トランプさんが78才。なんか元気の秘薬がありそう。
んで、『FIRE』生活者に有り難い増配。保有してる4000株は当然『波待ち継続』なんだけど。
でも、決算発表翌日、今朝の株式市場で、株価は当然⬆
購入価格から株価は＋18% 、増配が発表されて足元株価前提で配当利回り(見通し)は3.76%(税引き後3.00%)、フムフム…
まだまだ、こんなもんじゃダメダメ。コロちゃん前は配当金年間160円だったんだから。
ガシガシ稼いで、配当を毎年増配させて、たまには配当金生活者が贅沢にワインバーとか行けるようにさせてよね。頼むわよ、御手洗爺さんとリーマン労働者さんたち。
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